【 Album Data 】
リリース:1970年6月26日
チャート:英国2位、米国17位
正統派
教義や学説などを最も正しく継承していると称している流派の呼び名。
"FREE"
若い人にはピンっと来ないバンド名でしょうね!
正統派ブリティッシュ・ロックという表現がぴたっと当てはまるのが、今日ご紹介するフリーというバンドです!
このフリーを簡単に紹介しますと・・・
フレディ・マーキュリー亡き後のQUEEN、その残りのメンバーとバンド活動をしたことでお馴染みのポール・ロジャースが、若かりし頃に在籍し、世に出る切っ掛けだったバンドというのが"FREE"、我々の世代の人間にとって忘れられないのが、この有名外国バンドに日本人のベーシストの山内テツが加入したというニュースでした。
このポール・ロジャース、
親日家としても知られております!
もう別れてしまいましたが奥さんが日本人でした・・・
これで、ぐっと親しみを感じるようになったはず!(笑)
今日ご紹介する曲は、「これぞブリティッシュ・ロックの王道」と思わせるアルバム『Fire and Water』の発売に先立ち、先行シングルとしてリリースされ、全英第2位に輝いた「All Right Now」です。
サウンド的には、本当にシンプルな骨太ロックといえるでしょう!
当時、全て20歳そこそこという若いメンバーが、これ程シンプルなロックをやっていたなんて驚きですね。
彼らが第2のローリング・ストーンズと呼ばれたのも頷けます。
オール・ライト・ナウ / フリー
彼女、街角に立ってたんだ
満面の笑みを浮かべて
「どうしたの?」と話しかけたよ
もしかして
キスでも欲しいのかと思って
「カノジョ、名前は?
ひょっとして俺たち、同じこと考えてる?
それだったら早くしようよ
躊躇なんかいらない
駐車代が上がっちゃう前に行こうよ!」
大丈夫さ、Baby、大丈夫だよ
大丈夫さ、Baby、大丈夫だよ
大丈夫さ、Baby、大丈夫だよ
そのまま部屋に連れこんだ
細かな顔の動きまで観察しながらね
「ねえあんた、何企んでるの?
あたしに恥をかかせるつもり?」
「焦んなよ、ゆっくりやろうぜ
愛は長く楽しむもんだぜ!」
「愛ですって?なんてことかしら!
このあたしを愛で騙すつもり?」
大丈夫さ、Baby、大丈夫だよ
大丈夫さ、Baby、大丈夫だよ
大丈夫さ、Baby、大丈夫だよ
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【 Single Data 】
リリース:1970年5月
チャート:英国2位、米国4位
【 Billboard Hot 100 】1970年10月17日付
01.I'll Be There / Jackson 5
02.Cracklin' Rosie / Neil Diamond
03.Green Eyed Lady / Sugarloaf
04.All Right Now / Free
05.We've Only Just Begun 愛のプレリュード / Carpenters
06.Candida 恋するキャンディダ / Dawn featuring Tony Orlando
07.Ain't No Mountain High Enough / Diana Ross
08.Lookin' Out My Back Door c/w Long As I Can See The Light 光ある限り / CCR
09.Julie. Do Ya Love Me いとしのジュリー / Bobby Sherman
10.Fire And Rain / James Taylor
この曲がヒットした直後くらいから本格的に洋楽を聴き始めたので、フリーに関しては然程の思いれもなく、山内テツが正式加入して、EL&Pと共にフリーが来日した際、かなり話題になった事を記憶してる程度で、間もなく自然消滅という感じで解散、むしろ、その後に結成されたバッド・カンパニーの方が思い出深いです。
更に言うと、バッド・カンパニーよりもマウンテンの方が思い出があります。当時、何というTV番組かは忘れましたが、マウンテンの「ベートーヴェンをぶっ飛ばせ」とかフーの「サマータイム・ブルース」のライヴの様子が毎週のように映し出され事が懐かしい。何と言って、YouTube なんぞなかった時代ですから、そりゃあもうインパクトがありました。