Johnny’s Dazed And Confused Days

〜ジョニーのぼんやりと混乱した日々〜

♪ すべての若き野郎ども / モット・ザ・フープル:1972年作

2023年08月06日 07時00分00秒 | 1970年代の洋楽
泣けるねぇ~このイントロのギター
今日ご紹介するのは、その邦題を聞いただけで、何となく期待感がいっぱいになる曲、モット・ザ・フープル「すべての若き野郎ども All The Young Dudes」です。

僕らの世代より下の人には、あまり知られてないだろうけど、こうゆう名曲を聴くと70年代がいかにロックの成熟期だったか分かりますね!
「すべての若き野郎ども」という邦題も最高!

因みに"Mott The Hoople" というユニークなバンド名は、自分自身を見つける旅に出た主人公のノーマン・モットという人物が、最後には風船に乗って空の彼方に消えていったというウィラード・メイナスという作家が書き上げた小説の同名のタイトルから取ったものです。

 【 Album Data 】
リリース:1972年9月
チャート:英国21位、Billboard 89位


デヴィッド・ボウイも魅せられた!
1969年、レコード・デビューしたモット・ザ・フープルでしたが、ライヴで評判を得るもセールスに恵まれずに、1972年、ついに解散を決意します。
ところがこれを聞きつけて、楽曲の提供とプロデュースを申し出たのが、フープルを非常に気に入っていたデヴィッド・ボウイでした。
そういった紆余曲折を経て生まれたのが、この名曲「すべての若き野郎ども All The Young Dudes」だったわけです。


【 Single Data 】
リリース:1972年7月28日
チャート:英国3位、Billboard 37位

1972年7月にリリースされたこの曲、当時、人気絶頂だったT.レックスを“観るのにTVがいるんだ!”とし、60年代を代表するビートルズストーンズ“兄貴が聴いてる”とすることによって、英国のポップ・カルチャーも、新しい時代に突入し、変化している~こんなことを歌っているのではないでしょうか?
60年代の若者が青臭い理想ながらも、熱い思いで夢に向かって行動したのに対し、70年代の若者の多くは、考え方がより現実的になり、目標を見失った・・・???
僕自身、ピタッと70年代が思春期や青春期にあたりますが、特に燃えるものがなかった当時は、60年代の人達のことをやたら羨ましく思っていました。

“60年代から70年代にかけての回想録”といってもいいのでは?

動画はクイーンフレディ・マーキュリーの追悼コンサートでのパフォーマンスです。
1974年の彼らの全米ツアーで前座をクイーン努めた関係もあって、その後もメンバー間の交流があったようです。追悼コンサートには、イアン・ハンター(voc)とミック・ロンソン(g)が駆けつけております。 サックスはご存知デヴィッド・ボウイですね!

すべての若き野郎ども / モット・ザ・フープル
ビリーは一晩中、自殺したいとわめいてた
奴は25才でおかしくなっちまった
スピードさ
25にもなりゃ生きていたくもないもんさ

ウェンディはMarks&Sparksから服を盗むし
フレディの野郎は顔から星を引き剥がした時に
シミを作っちまった
おかしな金色のレース模様だったよ

TVの修理屋には頭にくるぜ
俺達を不良だのクズだのと言いやがって
畜生、T.レックスを観るのにTVがいるんだ!
なあ兄弟察してくれよ、俺も仲間だぜ

*すべての若き野郎ども
ヘイ、デューズ
ニュースを伝えろ
どこにいるんだ?
ブーガルー・デューズ
立ち上がれ!止まれ!
ニュースを伝えろ

若い奴等はみんな
お前の話が聞きたいんだ
新しいことを知ってる
お前に会いたいぜ
ブーガルー・デューズ
お前と話したいんだ
ニュースを伝えろ
みんなとな

女王様みたいに決め込んだルーシーは可愛い奴さ
だが蹴りを入れりゃあ誰も敵わない、最高の仲間だぜ
だが俺達は愛することを知ってるんだ
そうさ、愛し合うことが出来るんだ

兄貴は家でビートルズやストーンズばかり聴いてるが
俺達ゃ革命だとかにゃ興味ないね
あんなの退屈で
苦労が多いだけ

俺はワインをかっくらっていい気分になって
女をベッドに連れ込むのさ
ああ、コンクリートで頭の中まで固まっちまうぜ
俺は男だぜ!

*繰り返し

若いダテ男達は
お前の話が聞きたいんだ
新しい物を知ってる
お前に会いたいぜ
ブーガルー・デューズ
遅れたくはないんだ
ニュースを伝えろよ

若くてカッコイイ奴らは
どんなニュースだ?
新しいことを知っている
ニュースを聞こうじゃないか、さあ
ブーガルー・デューズ
お前の話を聞きたいんだ
ニュースを伝えろよ
若い野郎ども

おい、そこのメガネの奴!
ニュースを伝えろよ
お前、来いよ

ブーガルー・デューズ
前に出て来いよ
ニュースを伝えろよ
そのメガネだよ
そいつを外しな
それが欲しいんだ
ここに持って来いよ
ほら、持って来いったら、渡しな
もう行ってもいいぜ
何年も前からこうしてみたかったんだ
ハハハ・・・
もう行っていいぜ!
どんな気分だい?
ムカつくかい
ハハハ・・・




2 コメント

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Unknown (サイコ…chicken)
2023-08-06 10:33:05
🐾…🐾…🐾…ジョニーさん。こんにちは😸。私事になっちいゃいますが…モットザフープルプル(ハデハデ衣裳のレコードジャケットに購買意慾が失せたクチっした-w-w)…は、17歳の時に、二個上ハーフのガールフレンド宅でフリーとバトカンとの三つ巴-w-w…で毎日聴かされて覚えました🎶。ホンマに毎日でした。最初はね、ミック・ラルフスとミック・ロンソンの区別がつかなかった-w-w。←(端正な顔ダチがロンソンでオバさん顔なのがラルフス)。この中でもフリー特別スキになり現在に至っっております。…ジョニーさん…あれですね…独聴では限界アリ…人生で触れ合った人の数だけ、音楽の幅も拡がる。…豊かになるってこってすね…👯🎶
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Unknown (ikenaijoni)
2023-08-07 06:45:52
サイコ…chicken さんへ
おはようございます😃
このモット・ザ・フープルはグラム・ロックに分類されていた事からも、音楽で色分けされたわけでなく、見た目だけで色分けされていたジャンルなのかよく分かりますね。
当時の個性的なファッションをしていたバンドは、皆、グラム・ロックと言われてました。
皮のツナギのスージー・クワトロもグラム・ロックといわれてました!
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