"Hipgnosis"
サイケデリック・アートの集大成とも言われるアルバム『Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band』をリリースしたビートルズが、ロックの分散化を予感させる、あらゆる音楽を詰め込んだような2枚組アルバム『ホワイト・アルバム The Beatles』を発表した年が1968年のこと・・・
同じ年にストーム・ソーガソン、オーブリー・パウエル、ピーター・クリストファーソンの3名によって結成された英国のデザイン・グループが“ヒプノシス”です。
この“ヒプノシス”、ロックの成熟期に大きな貢献をしました!
フラワー・ムーブメント、ヒッピー文化といった若者文化が爆発した1960年代後半に、ロックもドラッグの影響を受けたサイケデリック・ミュージックなるものが大流行・・・
これらの音楽を色濃く打ち出していたバンドが、更なる進化を見せ“プログレッシブ・ロック”や“ハード・ロック”などに枝分かれし、それが一気に花開いたのが“1970年代”だったという声をよく耳にします。
サイケデリック⇒プログレッシブ
こういった変化を見せたバンドの典型的な例が、シド・バレットを中心にサイケデリック・バンドとしてデビューしたピンク・フロイドでした。
『狂気 The Dark Side Of The Moon』
数々のギネス記録を今なお更新している・・・
ロック界に燦然と輝くモンスター・アルバム!
Billboard 200に15年間(741週連続)にわたってランクインし続け、さらにカタログチャートでは30年以上(1,630週以上)に渡ってランクインするというロングセラーのギネス記録を打ち立てた歴史的なアルバムである。キャッシュボックスでは233週、全英オフィシャルチャートでも354週にわたってランクインしている。(Wipedia より)
ヒプノシスと友人関係だった!
このシド・バレットという人、フロイドでは、作詞、作曲、ギター、ヴォーカルを担当して、1967年のデビュー直後のバンドを牽引していたものの、ドラッグによる影響で次第に精神を病み、翌1968年に早くもバンドを脱退しています。
彼は、高校時代からの仲間のリック・ライト(Key)とピンク・フロイドを結成わけですが、そのライトとバレットの共通の友人の一人が、“ヒプノシス”のメンバーとなるストーム・ソーガソンでした。
そんな縁からかピンク・フロイドのジャケットは、“ヒプノシス”のものが多くみられます。
“誕生から死までを声だけで歌い上げろ!”
このアルバムの“光のプリズム”を表したジャケットも、勿論、“ヒプノシス”の作品で、その音楽を「音」だけでなく、「視覚」からもイメージさせました。
これら諸々の事を考え合わせると、“ヒプノシス”がロックのアルバム・ジャケットをアートワークにまで高めた功績は大きかったですね。
この時代、次々と生まれていった“芸術的なジャケット”達・・・
その為、いわゆる“ジャケ買い”というのが多かった!(笑)
The Great Gig in the Sky - Pink Floyd
今日ご紹介するのは、このアルバムでも圧倒的な存在感を示している「虚空のスキャット The Great Gig in the Sky」です。
ピンク・フロイドから、“誕生から死までを声だけで歌い上げろ”という酷な注文に見事なスキャットで応えたのがクレア・トリーという女性シンガーでした。
それにしても、言葉に出来ないほど圧倒されるスキャットですね!
この曲が名曲といわれる由縁は、ひとえに彼女の感情移入の産物だと思ってます♪
3人の個性的な女性ヴォーカリストを擁したLIVE
ロック好きにとって、ロック好きを自称する為には、このアルバムは意地でも絶対に外せない、買うことが義務みたいな感じなんでしょうかね?、
ピンクフロイドに関しては音だけでなく、ジャケットにも拘りがあり、
更に日本盤に関しては、日本語タイトルにも関係者の強い拘りを感じます。
常々不思議に思っているのですが、長い間チャートに入っていたわけですが、
購買層はどんな感じなんでしょうね?
若い人が好き好んで聴く様な音楽ではないと思いますし。