Johnny’s Dazed And Confused Days

〜ジョニーのぼんやりと混乱した日々〜

♪ カム・アラウンド・アンド・シー・ミー / ラズベリーズ:1972年作

2023年04月02日 11時58分12秒 | 1970年代の洋楽

いぶし銀
見た目の華やかさはないが実力や魅力があるもの。


ラズベリーズというバンド、エリック・カルメンのワンマンバンドと思われがちですが、決してそうとも言えないんです!

勿論、他のメンバーが、ビートルズのジョンとポールの関係のように、エリック・カルメンと互角に張り合ってるとは言えませんが、高水準の曲を何曲も書いております。
シングルとして脚光を浴び、華やかなエリック・カルメンの曲の陰に隠れてはいるものの、その他のメンバーの曲はアルバムの中でその存在感を示します。

寧ろ、“ジョンとポールが同じバンドにいたことが奇跡”といわれ、更に後期では、ジョージ・ハリスンまでもが加わったビートルズが稀有の存在であるということなんでしょうね!

今日はエリック・カルメン以外のラズベリーズのメンバーが、その実力の程を示した曲の紹介です。

 【 Album Data 】
リリース:1972年4月10日
チャート:米国51位

1972年、ローカル・ヒット曲があるものの絶対的なヴォーカリストのいなかった "The Choir" というバンドと、絶対的なヴォーカリストがいるもののヒット曲のなかった "Cyrus Erie" というバンドが合体して出来たのが "Raspberries" でした。

デビュー当時のメンバーは
Eric Carmen (Bass Guitar)
Wally Bryson (
Lead Guitar)
David Smalley (Side Guitar)
Jim Bonfanti (Drums)

注:その後、Eric と David の担当楽器がチェンジします

今日ご紹介する曲は、彼らのデビュー・アルバムに収録されているリードギタリストのウォーリー・ブライソンが妹の家で灰皿を叩きながら作った軽快なアコースティック・ナンバー「Come Around And See Me」です。
彼の声質が、何となくジョージ・ハリスンと似ている上、ポール・マッカートニー張りの高い声のエリック・カルメンのハモが重なると、そこには、ビートルズの世界が・・・
ウォーリーは、この後も、アルバムを出す度に、同じような系統のアコースティックな曲を提供しますが、どれも秀作といえる中々の出来栄えです。

カム・アラウンド・アンド・シー・ミー
/ ラズベリーズ

*君が僕に永遠に待てと言うのなら
僕は待つよ
君は僕を絶対に愛せないと言うけれど
きっと愛するようになる

これほど強い僕の愛を
君は否定することは出来ない、愛する人よ

本当は君だって僕の味方のはず
待っていれば分かる、僕を見て

*繰り返し

君が努力したことは僕も知っている
でもどこにも隠れる場所などないのだよ
愛する人よ
本当は君だって僕の味方のはず
こっちへ来て、僕を見てごらん

僕が君に冷たくなるなんて思わないで
僕は君の虜なんだから
こっちへ来て、僕を見てごらん

こっちへ来て、僕を見てごらん

僕が君に冷たくなるなんて思わないで
僕は君の虜なんだから
こっちへ来て、僕を見てごらん

*繰り返し

君が努力したことは僕も知っている
でもどこにも隠れる場所などないのだよ
愛する人よ
本当は君だって僕の味方のはず
こっちへ来て、僕を見てごらん

僕が嘘をついたことなどないこと、君は知ってるだろう
君への愛は終わることなどない
愛する人よ
本当は君だって僕の味方のはず
こっちへ来て、僕を見てごらん
こっちへ来て、僕を見てごらん
こっちへ来て、僕を見てごらん
こっちへ来て、僕を見てごらん






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