Johnny’s Dazed And Confused Days

〜ジョニーのぼんやりと混乱した日々〜

♪ ウーマン / ジョン・レノン:1980年作

2022年12月08日 19時00分00秒 | John Lennon

誰もが大きな衝撃を受けました
ジョン・レノン暗殺のニュースは、あっという間に世界中を駆け抜け、各界の有名人達が追悼の意を示しました。
気の毒だったのはポール・マッカートニーで、インタビューを受けた時、冷たい雰囲気だったとか色々批判が出ましたが、インタビューの様子を見る限り、明らかに動揺しているのが判ります。 


キースが吠えた!
反応が強烈だったのが、何といっても、ローリング・ストーンズキース・リチャーズでした。 当時、ニューヨークに住んでいたキースは、その時間、現場からさほど離れていない場所にいて、ジョンの訃報を知ると「俺のジョニーを殺ったのは誰だ! 俺がそいつを撃ち殺してやる!」と叫び、自宅にピストルを取りに戻ろうとしたらしく、周りの仲間が必死に取り押さえたそうです。 本人が後にインタビューでもそれらしき事を話していたそうですから、怒り狂ったのは間違いないようです。

複数の曲がヒット・チャートに
ジョンの死後、生前、最後のシングル「スターティング・オーヴァー」だけでなく、「イマジン」「ハッピー・クリスマス〜戦争は終わった」等、複数の旧譜もチャートインしました。
そして、年明けの1981年1月にアルバム『ダブル・ファンタジー』からシングルカットされたのが、今日ご紹介する「ウーマン」でした。

イントロの中に微かな囁きが・・・
ハーモニーはポールを、ギターはジョージのプレイを、そしてドラムはリンゴをイメージして、一人で80年代のビートルズを演じてみせたこの曲、イントロの優しいギターが奏でられると、“For The Other Half Of The Sky (空のもう半分のために)”と微かな囁きが聴こえて来ます。
これは毛沢東空の半分を支えているのは女性であるという名言を引用しているそうです。 

Woman - John Lennon


女性に母性を求めたジョン
ジョンは幼少期から父母からの愛情を受けておらず、母親の姉のミミ叔母さん夫婦に育てられました。 その影響か、ジョンは女性に対して、可愛さより母性を求める傾向があったようです。
「ウーマン」は、1965年にリリースされたアルバム『Rubber Soul』に収録されていた「ガール」の1980年版だ”とジョンは言いました。
因みにジョンは、「ガール」は、”まだ見ぬ理想の女性像を歌った曲である”と言
い、”それは結果としてヨーコだった”ということをインタビューで答えています。

 

 



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