誰もが大きな衝撃を受けました
ジョン・レノン暗殺のニュースは、あっという間に世界中を駆け抜け、各界の有名人達が追悼の意を示しました。
気の毒だったのはポール・マッカートニーで、インタビューを受けた時、冷たい雰囲気だったとか色々批判が出ましたが、インタビューの様子を見る限り、明らかに動揺しているのが判ります。
キースが吠えた!
反応が強烈だったのが、何といっても、ローリング・ストーンズのキース・リチャーズでした。 当時、ニューヨークに住んでいたキースは、その時間、現場からさほど離れていない場所にいて、ジョンの訃報を知ると「俺のジョニーを殺ったのは誰だ! 俺がそいつを撃ち殺してやる!」と叫び、自宅にピストルを取りに戻ろうとしたらしく、周りの仲間が必死に取り押さえたそうです。 本人が後にインタビューでもそれらしき事を話していたそうですから、怒り狂ったのは間違いないようです。
複数の曲がヒット・チャートに
ジョンの死後、生前、最後のシングル「スターティング・オーヴァー」だけでなく、「イマジン」や「ハッピー・クリスマス〜戦争は終わった」等、複数の旧譜もチャートインしました。
そして、年明けの1981年1月にアルバム『ダブル・ファンタジー』からシングルカットされたのが、今日ご紹介する「ウーマン」でした。
イントロの中に微かな囁きが・・・
ハーモニーはポールを、ギターはジョージのプレイを、そしてドラムはリンゴをイメージして、一人で80年代のビートルズを演じてみせたこの曲、イントロの優しいギターが奏でられると、“For The Other Half Of The Sky (空のもう半分のために)”と微かな囁きが聴こえて来ます。
これは毛沢東の“空の半分を支えているのは女性である”という名言を引用しているそうです。
女性に母性を求めたジョン
ジョンは幼少期から父母からの愛情を受けておらず、母親の姉のミミ叔母さん夫婦に育てられました。 その影響か、ジョンは女性に対して、“可愛さ”より“母性”を求める傾向があったようです。
”「ウーマン」は、1965年にリリースされたアルバム『Rubber Soul』に収録されていた「ガール」の1980年版だ”とジョンは言いました。
因みにジョンは、「ガール」は、”まだ見ぬ理想の女性像を歌った曲である”と言い、”それは結果としてヨーコだった”ということをインタビューで答えています。
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