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インド楽器のシタール
“ロックバンドが初めてシタールを使用した”という事で有名な曲が、ビートルズの「ノルウェーの森Norwegian Wood (This Bird Has Flown)」です。 1965年10月に録音されました。
しかし、それより半年前の1965年4月にシタールを使って、新曲を録音したバンドがありました。 そのバンドというのが今日ご紹介するヤードバーズ、その新曲というのが「ハートせつなく Heart Full Of Soul」です。
シタール・バージョンはボツに
シタールを使ってみたものの、独特の雰囲気はあってもパワー不足、どうも曲のイメージにしっくり来ない。 そこで、エリック・クラプトンの後釜として新加入したジェフ・ベックがシタールの音色をギターで再現してみせました。 全英1位全米6位を記録した前作の「For Your Love」に続くヒット曲の完成です。
ブリティッシュ・インヴェイジョンの波に乗って
1965年といえば、前年にビートルズがアメリカで「抱きしめたい」を大ヒットさせて、それ以降、いわゆるブリティッシュ・インヴェイジョンと呼ばれたイギリスのバンドが続々とアメリカ進出して成功していた時代に当たります。 「ハートせつなく」は全英2位全米9位と前作に僅かに及ばなかったものの、インド音楽へのアプローチを試みたベックの奏法は後のバンドに大きな影響を与えました。
この曲の事はリアルタイムで知っているわけではありません。 シタールの経緯をある程度知った上で初めて聴いたわけですが、イントロ部分はシタールの上にジェフ・ベックのギターを被せてレコード化されたものとずっと思ってました。 それだけ見事だということなんですね!
Heart Full Of Soul - The Yardbirds
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