頑張れ私！

本当に、東日本大震災…。
凄い事になっています。

阪神淡路大震災の時の事を思い出す。
私は、息子の出産で、大阪の病院に入院中でした。
怖かった。病室のロッカーが倒れて、
『キャー』っと、声にならない声が聞こえる。
お布団をギュッと握って、じっとする事しかできなかった私。
すぐに、産まれたばかりの息子が
無事か確認に走る。
悠々と眠っている息子。
ほっと、胸を撫でる。
が、退院を控えた私と産まれたばかりの息子にとって、
退院後の生活が不安だった。
退院後は、実家に帰る予定だったので、
実家にすべての子育て用品を準備していた。
交通が麻痺している中での、産まれたばかりの息子を
無理に連れて、実家に帰る事が出来ない。

退院して、家に帰って、1から、おむつやミルク
肌着、何かと買い物をする。
地震の後ともあって、商品がかなり品薄…。
水道、ガス、電気。
ライフラインはバッチリでしたが、
本当に、大変だった思い出があります。

今回の地震で、家も流されたり、
家族の消息すらも分からなかったり、
私が味わったより数百倍もの困難を乗り越えられる方。
何てお声をかけたらいいのかも分からずですが、
強く生きて頂きたい。
私も、もっと頑張るから…。

息子、なぜか、電話が多い。
何も内容は無いんだけど、
『おかんっ。今、帰ってきたよ。
　今日の晩飯は、チキンライスにした。』
と、電話の後で携帯で写真が送られてくる。
何かを言いたいのか…？
息子の母親としてのアンテナを立てる。
息子よ。何を発信したいのぉ～？
でも、キャッチできる言葉は
『あぁ～あ。お疲れ様ですっ(笑)』
と言う事だけです。
電話で、毎回
『好きやでぇ～！大好きやでぇ～！ちゅう～(笑)』
と毎回、最後に叫んでいる私です。
そんな私に、息子は『はいはい。有難う(呆笑)』
そんな私に、娘は苦笑い。
だから、娘にも抱きつくんだけど、
こしょばがって、押し返される私。
毎日のちょっとした出来事に感謝です。