今日の一貫

岩松君が出版したという

確か、バブルの年の卒業生だったように思う。岩松君が税理士になっているという。「社長脳を鍛える」という本を送ってくれた。
以下は礼状である。

私信である。

ご無沙汰しております。このたびは御著書御恵存賜り、ありがとうございます。ご出版おめでとうございます。

常々、貴書のような本が社会の潤滑油になるのだと思っています。

岩松君が税理士のお仕事をなさっており、このようなお仕事をしているとはついぞ知らずにおりました。本に書いてあるURLを頼りにホームページを拝見し、メールします。ただ、このメール、アドレスがないので果たしてつくのかどうか不安ですので、同内容を私のブログに掲載しておきます。

内容は、1時間もあれば読了できるものですが、忙しいサラリーマンにはうってつけかと思います。また、ほぼスタンダード(とはいっても、多くの人にはそうではないのかもしれませんが、私は全面的にアグリーです)かと存じます。ヒット作は、運もありますが、時の常識よりも、少々過激、ぐらいがいいのかと思いますので、次はそのへんをねらうのもいいのではないかと思います。
何より、税理士をしながら出版をしたという、その目的意識的な行動に敬意を表します。よく頑張りました。

お客は正しいし、社会は正しいものです。変わらなければならないのは自分なのでしょう。そのプロセスを、経験を積む、勉強する、成長する、などと人はいうのだと思います。

社会は個人が生き生きと生きられる個の時代になりました。誰でも社長になれる時代です。社長とそうではない人のリスクや機能は当然に違うものでなければなりません。社会の有り様からして、最も責任が重くのしかかってくるのが社長です。責任をとらなければならない人が自分の思いどおりに組織運営を全うする、というのが当然という社会です。

(これまでは責任の取り方を社会は教えてきませんでした。もっとも責任から遠い存在として育ててきたのがエリートです。エリートには傷を付けないようにという配慮もあったのだと思います。東大法学部は、言い逃れのロジックを教える天才でありました。事実、今の官僚機構では、逆に、思い通りにやらしてもらえず、責任だけとらされて辞めた官僚も多くいます。どうせやめさせられるなら、責任のとれるような意思決定の場においてやることこそ、フェアーなシステムと思います。)

ですから、社長の言うことをきかない社員はくびが原則です。社長の言うことが聞けなければ自分で起業し、自分が社長になればいいだけのことですから。
そうした点は岩松君の本に全面的に同意するものがあります。

とはいえ最も重要なのは、そうしたことを執行するコミュニケーション能力です。それによって、原理原則も生きたり生きなかったりでしょう。
ロマンや情感や歴史観や品格のない社長は魅力のないものです。
成功している社長達は、激しさと同時にこのようなもののどれかを持っています。
今度はそんなことを書いてみてください。

ご活躍を祈念します。
まずは御礼まで。
  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「地域・地方 経営・起業」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
2023年
2022年
人気記事