今日の一貫

農業化する日本経済

サントリーとキリンの合併が白紙に戻った。
合併の目的はグローバル対応。
食品メーカーはグローバル化が著しい。
ニュージーランドのフォンテラ、スウエーデンのアーラフーズ、それにネスレやペプシコ等々。
日本の乳業メーカー、森永、明治、雪印にグローバル競争力があるとは思えない。
やはり、オーストラリアでビールメーカーをM&Aしてるキリンと中国に強いサントリーだろう。
その意味で合併には期待大なるものがあった。

国内でサッポロ、アサヒ、と競争してる時ではないはずだが、、。
アジア市場をどのように取り込むかが日本の経済の成長にとっては重要。

民主党政権、内需・内需と言うが、・アジアの成長を取り込むことが最も重要。
これを内需と呼べばいい。
それこそ東アジア共同体ではないか。
供給側の経済から需要側の経済などと、マクロ経済学の常識も知らないようでは困ってしまう。

内需、
確かに日本の市場は立派なもの。
しかし、デフレ、少子化、で縮小している。
国内市場だけを頼りにする産業の成長が鈍化するのは農業で経験済み。

飲料、
百貨店などの流通産業、
ドコモなどの通信産業、

いずれも国内市場だけを対象にしたビジネス。

国内だけを対象にしているとやがて外国産が入ってくる。
それは農業がたどった道。

産業が発展するには、アジア市場を展望した戦略が必要。
誰が担うのか?
そうした意味で、サントリーとキリンの合併が破綻したのは残念。
日本経済はますます農業がたどった、縮小の道を歩もうとしている。

農業化する日本経済。
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