長男が予備校に入学?させてもらうにあたり、コースを選択する必要があり、書類に目を通しながら夫が、
「私大◯◯コースでいいんやろ?」
と軽く聞いたところ、予想だにしない答えが返って来て我々夫婦はのけぞりそうになった。
「実はそのことやねんけどな…。俺、浪人したらまた国公立目指したいって思っててん。」
しーん。
私立=3教科
国公立=5教科+二次試験対策
単純に、科目が増える。
しかも、増えるのは、奴が超苦手な理数科目。
いや、あかんやろ。
3教科すら仕上がってないのに、苦手増やしてどうするねん。
昔国公立目指して塾で1年間数学ばっかりやったのに全く成績あがらんかったから、だから私大コースに変えたこと、あんた忘れたんか!
心の中で叫んだが、しかし、親とは情けないもの…。
彼の人生なのだから、私達が彼の選択する進路をとやかく言うべきではないのではないか。
とか、
結果が散々になろうと、彼が選んだ道なのだから、納得して次に進めるのではないか…。←失敗する前提
といった考えもよぎった。
それは夫も同じだったようで、
「そうか、頑張るというんなら、とことん頑張ったらいい。でも、かなり厳しい戦いになるぞ!!」
と、むしろ背中押す言葉。
いや待て待て待て待て。
このままではアンタの息子、マジでそっち目指してまうぞ?
スタート間違えたら取り返しつかんぞ?
動揺しながら私が息子に、一体なんでまた急に国公立言い出したん?と聞くと、
友達と、中国地方のとある国立大学の経済学部を一緒に目指そう!って約束したとか言う…。
母だから知ってる。あんたのそういうとこ。人は、あんたの人生の責任おってくれへん。
私のモヤモヤそっちのけで、息子は夫に見守られながら入学申込書を書き上げた。国公立コースに丸をして…。
私はその夜、明け方まで眠れなかった。
男って、バカなん?
リスクマネジメントも出来ん奴が経済学部目指すなっちゅうねん。
それより何より、夫に腹立つ。
私が塾の先生なら、よし、夢に向かって頑張れ!ってとりあえず頑張らせる方向で言う。
しかし、私らは親。
我が子の得意不得意わかってる。
こんなモヤモヤした気持ちのまま、1年間応援なんか無理!
長くなったので、つづく!