西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

国内林業の振興と地産地消住宅を

2009-11-26 | 地域居住学
昨日、全国森林組合大会があったようだ。160万人の組合員がいるようだ。

私は、「遠い昔」、大学院生の時1965年頃(23歳頃)に奈良県十津川村の上湯川林道の効果について現地調査したことを思い出す。

その後、日本の林業は輸入材に押されて「衰退」の一途、多くの「限界集落」も生み出してきた。ここで、反転攻勢をかけないと、本当に没落してしまう。

昨日の大会には、七政党全部が招待されたようだ。正に国民運動で林業復活させるべきだろう。国土の七割を占める山林は木材を供給すると共に国土保全、現在、焦眉の問題の地球環境保全でも大きな役割を果たす。正に「第一義的産業」の一つと言ってよい。

昨日の大会で、共産党の志位委員長は、挨拶の中で「ドイツは、森林面積が日本の四割にすぎないにもかかわらず、木材自給率は100%を超え、林業が130万人の雇用を生み出しています。これは、自動車産業の75万人をしのぐものです」と紹介している。(『しんぶん赤旗』による)ドイツに出来ることは、日本で出来ない訳がない。

民主党の菅副総理も「公共事業ー建設業ーから農業、林業への転換を」と言っている。都会の若者で「(愛をもって)Iターン」を実践している人も出てきた。

住宅関係者も、もっと地産地消の木造住宅を追求したいものだ。そういえば「東京の木材で東京の住宅を!」という運動もあったっけ。

東京の森の木で家を:http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/juutaku_seisaku/131-03.pdf