2021年1月気になる舞台と俳句の予定

　明けましておめでとうございます。毎年楽しみにしている新春浅草歌舞伎中止の報に気落ちしましたが、感染拡大が一向に収まる気配のない状況では納得せざるを得ません。どの劇場、どの公演でも大変な努力を重ねて感染予防対策をしておられ、自分もいっそう気を引き締めて劇場に向かいたく思います。

＊二兎社公演44　永井愛作演出（1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11）　
　『ザ・空気 ver.3 そして彼は去った… 』
　「メディアをめぐる空気」（ver1,２）シリーズ完結編は、再びテレビ局を舞台に佐藤B作、神野三鈴、和田正人、金子大地、韓英恵が顔を揃える。
＊劇団文化座公演157　（1,2,3,4,5,6,7,8）
　カレン・レヴィン原作　エミール・シャー脚色　吉原豊司翻訳　西川信廣演出　音楽劇『ハンナのかばん』
　ホロコースト教育資料センターに展示された小さなかばんから始まる孤児ハンナと大人たち、現代の子どもたちの物語。早くもチケット完売の回がある由。小金井市の宮地楽器ホールで開催される「アウシュビッツに消えた子どもたち　テレジン収容所の幼い画家たち展」にもぜひ足を運びたい。
＊劇団唐組 第66回公演　唐十郎作　久保井研＋唐十郎演出
　『少女都市からの呼び声』
　昨年の秋公演予定だった演目が冬の下北沢駅前劇場にお目見得する。新宿梁山泊、流山児事務所とも違うであろう「呼び声」を聴きたい。（1,2,3,4,5,6,7,8,9,10）
＊演劇集団Ring-Bong第9回公演（1,2,3）　
　山谷典子作　藤井ごう演出『みえないランドセル』　→公演中止

　緊急事態宣言によってステイホーム、在宅勤務を余儀なくされた結果、家庭内暴力や児童虐待が増加したことは現在進行形の問題である。小さな子どもを公園で遊ばせることすら躊躇われる状況で苦しむ親と子、周囲の人々。劇作家はどのように切り込み、演出と俳優はいかに受け止めるのか。

　俳句関連は以下の通り。リアル開催もありますが、自分はリモート参加の予定です。
＊かさゝぎ俳句勉強会…枕詞「おきつなみ」「いわばしる」、季語「初詣」
　枕詞の学びが始まってから、取り上げた枕詞を使った句を詠むという課題があり、私は毎回四苦八苦なのだが、皆さまの句が大変素晴らしい。指南役曰く、「兼題の俳句より格調高い句が並んでいるように思えます。枕詞が句に命を与えているような感じですか？」。
＊十六夜句会…「人日」、「冬菜」
＊金星句会…「松過ぎ」、「寒菊」