田舎都会からの便り

北海道新幹線・新函館北斗駅のある北斗市から発信してます

箱館ハイカラ號&青柳町電停

2017年03月01日 02時49分30秒 | 山登り・散策の話

  上の写真は去年の今頃の光景です

 

 行雲流水  箱館ハイカラ號&青柳町電停

函館の風景で大好きなのが「青柳町電停」

小高い場所にあるというのも 好い

終点の谷地頭側から眺めると 谷から這い上がるようにして電車はやってきます


スピードが鈍く 廃線となった路線もあります

しかし最近は客離れが止まり 将来は廃路線の復活も期待できそう

高齢化時代に突入した今 電車は頼りになる乗り物としての地位を確立しそう


冬期間休業の箱館ハイカラ號の運行再開は まもなく

函館の好き風景 時間をたっぷりとり 頭をカラッポにして眺めてみましょうよ

そして のんびり感を味わえる電車に乗り 車窓からの眺めも楽しんでみましょうよ


函館市ホームページから転載

箱館ハイカラ號の運行について

2016年8月15日

1910年(明治43年)12月千葉県成田市で初めて運行された車両が1918年(大正7年)函館へ移り、1936年(昭和11年)まで客車として運行しておりました。
1937年(昭和12年)からは、ササラ式除雪車に車体改造し、冬期間の除雪作業車両として活躍していました。
1992年(平成4年)函館市制70周年記念事業のひとつとして、当時の姿に復元することとなり、台車は、ササラ電車時代の米国ブリル社製をそのまま使用し,車体は当時の図面を基に製造され1993年(平成5年)8月より「箱館ハイカラ號」の愛称で、再び函館の街を走っています。2010年(平成22年)12月に箱館ハイカラ號は,生誕100周年を迎えました。

過去記事 奥村茂樹さんのイラスト

奥村さんは昭和時代の市電と街の様子をたくさん描いています

タイトル 「谷地頭電停から青柳町を望む

      

               今の谷地頭電停前

      

過去記事

冬場は休業の箱館号 運転再開

 

参考

箱館ハイカラ号 2013

箱館ハイカラ号 昨日から営業開始

「お先にどうぞどうぞ」の安心走行

ゆるやかな坂を

復元チンチン電車・箱館ハイカラ号が

の~んびりとした雰囲気で近づいてくる

ここは北海道函館市 市電・青柳町停留所

「別れて逢うて また別れ やすらぐ土地はどこにある

明日は小樽へ 旅立つあなた 秋が泣かせる 節子草

ここは ここは函館 青柳町」

詩人・石川啄木をモデルにした三笠優子の「函館青柳町」の一節です

当地に縁の深い詩人を浮かべながら 

市電を楽しむのも良さそう

青柳町の次の停留所は終点谷地頭

そこから歩いて10分ほどに石川啄木一族のお墓があります

薄幸の詩人は26才 節子も26才で他界 病名も同じ 肺結核

歴史に名を残した詩人ですが 生前は暗い日々のように映る

写真下は 谷地頭停留所

青柳町停留所は 右上ビルの前

石川啄木が函館にいた頃は 馬車鉄道の時代でした

箱館ハイカラ号は 1918~1936年に客車として運行したという

現在の車両は 当時の台車を利用して復元されたものだそう

次は 終点・谷地頭

市電に乗って高校通学したので 

運転席を見ると なつかしさが湧いてくる

木枠の窓から飛び込んでくる光景は

額縁に入った絵画を眺めている気分にさせてくれる

吊り手 豪華そうな照明器具 ・・・・・

どれも生活の歴史が詰まっているよう

どっしりとした威厳を感じさせる風格ある座席

座り心地は 満点

「次は 谷地頭 やちがしら お降りの方は・・・・・」

昭和の時代は車掌さん乗務は 当たり前のことだった

疲れているような集金カバンが 

なつかしさをプレゼントしてくれる

車体は ピッカピカ

スプリング なつかしいなあ

4月15日から10月31日までの期間限定運行

料金は 2kmまで200円  4km 220円  

7km 240円 7km以上 250円

現在 生誕103年 頑丈でまだまだ走れそう

函館観光の時は 乗車して古の至福を味わうのも良さそう

  思い出の一枚     山と共生 

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