生粉打ちそば
行雲流水 ズル玉
厳寒の時節 手打ちそばが美味しい
暖房の効いたあったかい部屋で食べる「もりそば」 これが美味しい
茹でたそばを手が凍えるような冷たい水で瞬時に締めると ひと味違う至福の味になります
寒い冬に「冷たいそば」 私の好物なんです
若い頃 体で覚えるためには「ズル玉」練習をたくさんしなさい という指南もありました
でも 「そば粉の代金」 「出来上がり即廃棄」 などなど考えると・・・・私にはできなかった
「もったいない」を考えなければ そば打ちの上達は早かったと思う
水加減を多めにすると そば打ちは楽です
早く上達しようという時 「ズル玉」練習は効果がありそう
ズルするという言葉が 「ズルして覚えた」という心に引っかかる
私は 「ズル玉」という言葉が ズルを外した素敵な言葉に変更されることを期待している一人です
過去記事 蕎麦酔夢そばすいむ「ズル玉」
水加減を多目にし 生地をやわらかくすると そばは打ちやすい
延しは 面白いようにうまくいきます
これを「ズル玉」と言うのだそうです
ズル玉で打つと 上手く切れなかったりする
ズル玉を警戒して水加減を少なくすると 固くなる
そば打ちは 練習を多くして体で覚えるのが一番
過去記事 名人の言葉
昭和の蕎麦打ち名人・片倉康雄さんの言葉
「修行中はズル玉・固打ち(少加水)の両方をこなす必要がある 加水量の数値は幅をもったものであるのだから 多めでも少なめでも打てるようにならないと 仕事を幅広くこなしていけない」
過去記事 高価で効果?そば打ち
わが家の本棚に入っている一番高価な本は、
「一茶庵 片倉康雄 手打そばの技術」です。
札幌の書店で、12,360円を払って買ったのは10年程前。
今の定価は12,600円というから、
値上がりなしと同じですね。
高価な本を読んで効果ありを信じて買ったのだが ・・・。
二番手もそばの本です。
柴田書店発行「そばの基本技術」で、当時4,120円。
そば打ちは、高価な本でも効果はムリ、ということがわかりました。
皮肉にも一番安い本もそばの本です。
去年、北海道洞爺湖サミット(仮称)の主会場となる
ホテルのそば屋で買った「そば屋 翁」。
定価は570円也。著者は高橋邦弘さん。
現代の名人と呼ばれ、広島県豊平町で週末営業の
そば屋を開業し、弟子育成などの活動も行っています。
この名人が以前、山梨県・長坂町の山の中で
営業していました。
当時、手打ちそばに凝っていた私は、
休日を利用して店を訪ねたことがあります。
たしか、「もりそば」と「田舎そば」の二種類しか
メニューになかった。
それなのに、ワンサカのお客。
そして、メニューが少ないための効率作業は、
自治体の行政改革のお手本にも感じた。
いろんな本を読んだが、私の得た教訓は、
そばは「心で打つ自己満足の趣味」、ですね。
興味のある方は ご覧下さい
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