命きらめいて☆馬、犬、猫など動物に関する理不尽な事件や心温まる出来事の記録

円山動物園マレーグマ虐待死亡事件/脱走シマウマ水死事件/動物虐殺事件/宮古馬放置死事件/上げ馬神事

行政監査で大改革したはずが

2015年11月17日 15時34分54秒 | 事件
2006年円山動物園では大改革がスタートした。

・徐々に入場者数が減少し、職員の不祥事も発覚などした札幌市円山動物園は2006年1月から3月にかけて受けた行政監査でも「組織不全」などと厳しい指摘を受けた

・その年を境に地域の大学と連携し、大改革がスタートする

・2006年3月札幌市立大学と「外部から、市役所の枠にとらわれない発想、アカデミックな視点で、再生に向けてのご提言を願いたい」と動物園再生への協力を依頼した

・市民から「私の動物を預かってくれている」と思ってもらえる動物園にするために「アニマルファミリー制度」という仕組みをつくった

・ゾーニングによる施設整備計画を進めることにした

・2008年5月酪農学園大学と「包括的な連携と協力に関する協定」を締結し、「調査研究や情報交換、また相互の人材育成を共同で進めること」と「同学には、動物園という集客施設を研究に最大限活用していただく」ことになった

参照元URL
https://sangakukan.jp/journal/journal_contents/2011/05/articles/1105-03-4/1105-03-4_article.html

行政監査の結果に関する報告書
https://www.city.sapporo.jp/zoo/topics/restart2006/documents/05kansa.pdf#search='%E5%86%86%E5%B1%B1%E5%8B%95%E7%89%A9%E5%9C%92+%E8%A1%8C%E6%94%BF%E7%9B%A3%E6%9F%BB'

呆れることに、この時も他力本願なのだった。このころから、酪農学園大学とも身内のような関係だということがよく分かった。再生していくとか創造していくとかは自分たちで真剣に考えてしない限り、足が地に着いた仕事はできないのではないだろうか。なぜそんなに自信がないのだろう?希望して来るわけではない職員たちが多いので、たぶん動物を好きでないとアイデアもやる気も湧いてこないのではないかと思う。他人任せにできる有り余る資金力(国民と市民の税金)がどんどん使えてしまうというところにも元凶が有りそうだ。

道外からのお客が多い旭山動物園の成功はプロパガンダの成功によるものだという話もチラホラ聞くので、小菅氏を迎えたから必ずしもうまく行くとは限らないのではないかと、円山動物園の経歴を知って思った。こんなことだったならば、二度あることは三度あるとも言うので期待はできないとも思っている。年老いた動物はないがしろにして、集客力のある赤ちゃんを重きに置くような集客第一の考え方は第二の虐待死亡事件を起こしかねず、うわべだけではない根本からの改革が必要ではないだろうか。なのに、円山は形だけの改善に時間を割いているばかりだ。

つい最近、来年初めにミャンマーにアジアゾウとの交換用動物を送ることが決定し、2017年末には4頭アジアゾウが来る予定だという。リスタートは根本からの大改革が必要で、今のままでは本当に恐ろしい。4年前飼育していたアジアゾウ花子は老衰で死んだとニュースでは発表されているがナナコと同じく蹄のケアが十分できないために立てなくなってしまったゆえの死亡らしい。

アジアゾウは専門的な調教ができる飼育員を外国から雇うくらいでないと新たに迎えてはてはいけない動物だと思う。一気に4頭、繁殖を視野に入れた頭数である。準備期間が短かすぎやしないか。延期を提言できるはずの市民動物園会議も何も知らない人やイエスマンばかりの可能性出てきたし、本当に恐ろしい。



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