飼い猫の遠吠え

とにかく気持ちは前向きに寝る間を惜しんでほふく前進・・・

平成24年度相馬野馬追(その3:おまけ)

2012-08-06 00:11:55 | 旅行のたしなみ

2012年7月29日(日) お上がり終了後 夜

< おまけ >

「帰りは、混んでるかもしれないし、温泉でも入って帰ったらいいんじゃない?」

というアドバイスを思い出し、帰りは、飯坂温泉に立ち寄ることにしました。
お上がりまで見てしまったため、この時点で20時前でしたので、当日帰宅は、早々に諦めて、ここまで来たらゆっくりしていってやろうじゃないかと覚悟を決めたのでした。

飯坂温泉といえば、鯖湖湯(さばこゆ)という有名な立ち寄り湯があります。

 鯖湖湯は、元禄2年(1689年) 奥の細道の途中、飯坂に立ち寄った松尾芭蕉が湯につかったと伝えられる名湯です。日本最古の木造建築共同浴場で、明治を偲ぶ共同浴場として、長い間飯坂温泉のシンボルとして親しまれてきました(平成5年12月改築)。

いうことで、以前も行きましたが、再びやって来ました。






そうそうこの体育館みたいな外観。
確か、石鹸やシャンプーが常設されていないので、持っていかないといけないんですよね、など過去の記憶が思い出されてきます。そうそう、脱衣場とお風呂が隣り合わせで、洗い場も無いので、湯船から汲んで身体を洗うんでしたね。


・・・そして、そんな記憶がよみがえる中、大事なことを今更思い出しました。


激熱風呂であったことを。



「普通の観光客の方も入れるように温度は42度~43度にしましょう」

と注意書きされてしまう位に、ベース温度が高いことで有名な温泉だったのです。

いつもでしたら、その程度の温度では、怯まない位の温泉経験と浴槽で溺れ死なないために身につけた江戸じいさんスキル(お風呂で寝るために開発された能力。追い炊きをして寝ることで長時間寝入ることを防止するという画期的アイディア・・・だったはずが、熱湯耐性が身について困ったことに。良い子は真似しないように)を遺憾なく発揮しますが、本日は、炎天下でカリカリベーコンのようになっている手負いの状態。普通に入ったら、火傷のレベルになってしまうことでしょう。

先着の地元民らしき方は、普通に入っていますが、水温計を見るとさすがの46度越え。

左右にかけ湯があるので、もしかして冷水かぬるま湯かと駆け寄ってみるものの、

「熱っ!!」

湯船よりも熱いという親切設計。
おじさん曰く、入る前と上がる前に気合いを入れてかけるもの・・・だそうです。てか、何だ、気合いって。

普通の温泉であれば、洗い場で冷水調整をして対策を練ることも有り得ますが、困ったことに、ここには、それすらありません。しかも、身体を洗うのもこの熱湯を使わなければならない、となると、覚悟を決めるしかありません。
ただ、有り難いことに全身が日焼けしたわけではないので、腕を頭に乗せるという、何処の捕虜だよ的な入り方になりますが、まぁ入ることは出来そうです。ただ、頭を洗ったりする時には、顔や首や両腕に激痛が走ることを覚悟しないとなりませんが。

ただ、不思議なもので、熱湯風呂に入ってから、その浴槽脇で湯冷ましをしていると、外から入る熱波ですら涼しく感じてきます。 うん、マゾだな。 そんな出たり入ったりを繰り返して温泉を楽しんでいる間に、若者が二人(別々の組です)やって来ました。何処かの宿に泊まりの様で(ちぇ、カポーか)、今回初めてここに来たようですが、残念なことに、その熱さに入ることすらできないようで、身体を洗うのも苦労している様子。

見かねた地元民のおじさんが、そこのホースで水をいれればいいよと、理解を示すアドバイス。
さっき「昨日の風呂は、温くてたまらんかった」と言っていたとは思えないような大人な発言。てっきり「水なんて入れるたぁ、分かってねぇなぁ。ひよっ子は、別の風呂へ行きな」とでも言ってくるのかと思いましたが、いい人なんですね。

それを聞いて、一人の方がホースで水を注入開始したのですが・・・数分たっても水面の温度に変化が見られません。
入っている自分は、足元が幾分マイルドになったかなという変化は感じましたが、別の蛇口から熱湯がドバドバかけ流しですから、いつ温度が下がるのか分かりません。「ホース二本でどうだろう?」と再びおじさんがアドバイスしたものの、さすがに諦めた様子で退散していったのでした。もう一人も結局入らずに帰っていきましたが、試さないものなんですね。若い人のようだったので、無茶を承知でチャレンジして撃沈するなりして、いい思い出になる気がするのですが・・・。

そして、一番ショックだったのは、この記事を書いているときに「最近の若い人は」と書こうとしていたこと。
自分ももうこちら側のカテゴリーになってしまったのですね。あらら・・・。


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泉質:アルカリ性単純温泉
泉温:51.0度
営業時間:午前6時~午後10時 (休業日:月曜日)
料金:大人 200円/小人 100円
施設:蛇口なし、シャワーなし、石鹸・シャンプー等 常設なし、ロッカー簡易鍵あり
ポイント:明治時代の共同湯「鯖湖湯」を再現。温泉の熱さと雰囲気を存分に堪能しましょう。



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4 コメント

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北の温泉わぁ~♪ (河童)
2012-08-06 06:52:21
 安くて熱くて良いと思いますw

土佐のぬるくて1,000円のものより
ずっと良いと思います(きっぱりっ!
返信する
高知の温泉 (かいねこ)
2012-08-06 13:06:21
>河童さん

そういえば、知らないだけかもしれませんが、高知県で有名な温泉といってもイメージありませんね。

温泉のある地域の価格は、安くていいですよね。
こちらも温泉がついただけで、800円以上になってしまうので、気軽にとはいきません…。
返信する
Unknown (ろび)
2012-08-08 12:45:06
ふ~む 雰囲気ある温泉やねぇ
夜の灯でますます いい感じ♪

なんかね、42度の温泉がシワをつくらないって
今日のネット情報にあったんだよね 驚き。
熱過ぎても ヌル過ぎても いかんのよ きっぱり!
返信する
42℃ (かいねこ@サッカー観戦後)
2012-08-10 05:52:39
>ろび姐さん

飯坂温泉、よく宣伝もされていますが、寂れてもいませんし、
落ち着いた感じで、なかなかいい温泉街でしたよ。
餃子のお店が目立ちましたが、何かあるのですかね。

源泉が51℃ですから、加温なしで入れるのは、いいのですが、
やはり熱いですね。他の公衆浴場は、駅前以外は、昔ながらの感じでしたから、
恐らく激熱なのでしょう。
42℃がやはり最適なのですね。お肌にまで影響があるとは…お風呂はやはり健康にいいのですね。
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