栃木SC 2-3 ザスパ草津
・得点 川上、稲葉(栃木)、都倉、山崎、有薗(草津)
長いようで短かかったJ2初年度のシーズンも、とうとう最終戦をむかえてしまいました。
また昨日は北関東ダービーのタイトルがかかった試合でもありました。
正田醤油スタジアムに入ると、いつものように一人で試合前の挨拶にくる栗原の姿が。
同い年で10数年前の桐蔭高校でエースだったイメージが強い人ですが、栃木SCで見るのも最後となってしまいました。
同世代の小倉、前園などの攻撃型のスター選手は早々と引退してしまいましたが、まだまだ現役でがんばってもらいたいです。
アップではサブの小針の姿もありました。
リーグ前半の守護神であった俊敏な動きをしっかりと目に焼付けました。
ゲームはやはり最後となる若林がキャプテンマークを巻き、川上、田村、向、石舘もスタメンで出場。
前半はほとんどバイタルエリアに入ることもなくPKで1点を失い終了。
後半は石舘に代わってレオナルドが入りました。
その立ち上がりになんだかよくわからないまま立て続けに2失点。
大粒の雨も降ってきてピッチ状態も悪くなり、栃木SCにとってはかなり難しいゲームになると思われました。
栃木SCは若林に代わって佐藤、田村に代わって稲葉とすべてカード使いました。
やっとエンジンがかかって前に出るようになり、FKから川上が押し込み反撃開始。
さらにハーフライン付近で相手がボールの処理にもたついてところを、レオナルドが奪いゴール前の稲葉へ。
稲葉が確実に決めて0-3から2-3と追い上げました。
流れは一気に栃木SCに傾き、草津を相手に誰もがかつてのあの同点劇を疑わない展開になりました。
最後まで雨の中必死に攻めていました。
今シーズン最後のメンバーで勝つために・・・。
でも、反撃が遅かったのと最後相手に時間をうまく使われてタイムアップ。
J2参戦初年度の最後を勝利で飾ることはできませんでした。
勝てなかったのは本当に残念ですが、0-3のまま終わるのではなく終盤2ゴールで意地を見せた所に少し救われた気がしました。
思えば開幕直後のゲームでは、内容が良くても勝てないゲームがあり「監督やメンバーが大きく代わったから、はじめは結果がついてこないだけだ。」ととらえていました。
しかし、栃木SCにとって初のJ2シーズンは終始厳しい形となってしまいました。
この悔しい思いは絶対次のシーズンへ。
今シーズン戦った選手の皆さんお疲れ様でした。