ベルト・バックル修理 革漉き・裁断 伊東金属製作所

革ベルトやバックルの修理、革漉き、革の型抜きその他、幅広く紹介して行きます。

バーバリー トレンチコート 革バックル修理

2017-10-22 09:19:22 | トレンチバックル

冬が近づいて来て、依頼が増えてきました。
例年、12月には対応数増加で修理しきれなくなり、受注をストップする年もありますので、修理をお考えでしたら早めにお願いいたします。
秋口になると、北海道、東北、甲信越など、雪の多い地域のお客様から依頼が来はじめます。
関東地方が寒くなってくる12月頃には、もうすでに手いっぱいという状況になっている事が多いのです。
さて、今回のバックルですが、アンティークのバーバリーのトレンチコートを手に入れたそうですが、袖のバックルが交換されているようで、色が合っていないのが気になると言うご依頼でした。
確かに形もバーバリーのものではないですし、これは痛んで交換されたのでしょう。
色も似たものを用意したのだと思いますが、市販のものでは茶系といっても色合いが合うことは稀ですから、こうなりますよね。
気にされない方もいらっしゃいますが、私もこういうのは気になる方なのです。


3点まとめて、ウエストの色合いに合わせて修理します。
せめてこのくらいの色のバックルだったら、袖だけ交換しても気にならないレベルなんですがね。
折角のバーバリーでも、こういったちょっとした事で残念なものに見えてしまいます。


3点作り替え終了です。
簡単そうですが、作業開始から数日掛かるんです。
乾燥させたりの工程がありますから、どうやっても一日ではできないのです。


ばっちりお揃いです。
革の色もそうですが、糸の色やミシンのピッチ、これが違っても台無しです。
ですので、同じものは2度と作れないのです。

時々、ウエストバックルだけの修理依頼の方や、袖バックルだけの修理依頼のお客様もいらっしゃいます。
もちろん、そういった修理依頼でも大歓迎です。
喜んでお引き受けしています。
ですが、例えばウエストバックルだけ直したら、やっぱりちょっと袖バックルがくたびれて見えてしまうので、後から袖バックルも同じように追加修理・・・というご依頼はお引き受けできないのです。
それでしたら、もう一度、ウエストバックルも含めた3点同時修理しないと、同じバックルは2度出来ません。
もちろん、そのことはあらかじめお断りしてお引き受けしています。

3つ揃っていないと気になる方、そうでもない方、いろいろいらっしゃいますので、それぞれのご要望に合わせて修理依頼承っております。

修理受付は、メールかLINEで、画像送付の上、お申込みいただくようお願いしています。
修理依頼のお電話での問い合わせは、状態が確認できないので見積もり出来ません。
画像送付の無いまま実物を送って来られたもので修理できないものは、そのまま着払いで返品となります。
また、突然、持込でいらっしゃっられても、直せない、作れないものもありますので、必ず事前に画像を送ってからいらしてください。

おかげ様で毎月かなりの数の修理依頼をいただいております。
連日多忙のため、持込の場合は完全予約制とさせていただいております。
他のお客様の修理を途中で中断したくないのです。
ご理解、ご協力よろしくお願いします。



伊東金属製作所
info@itokinzoku.co.jp
東京都足立区足立2-34-2
LINE ID:itokinzoku


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ルイヴィトン リバーシブル... | トップ | カジュアルベルト修理 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

トレンチバックル」カテゴリの最新記事