ポルシェデザインのバックル修理で、ギボシ抜けです。
正面はこのようにPをデザインしたと思われるバックルです。
まずは緩んで抜けたものなのか、引き抜けたものなのか見極めなくてはなりません。
見極めを誤ると、また同じ故障の繰り返しになります。
ネジ山を見る限りは、ちょっと潰れた感じで、引き抜けた疑惑があります。
分解してネジを入れてみて確認します。
やはりちょっと緩いようです。
がたつきがあります。
引き抜けたと考えると、同じサイズでは強度が足りずまた引き抜ける可能性があるのと、
いまのネジ山はすでに潰れかけているので、オーバーサイズで切り直します。
バックル側のネジ山が整ったところで、ギボシを製作して取り付けます。
真鍮材削り出しにニッケルメッキを施しています。
今回切り直したネジのサイズはM3.5というサイズで、元々のネジはM3でした。
M3はJISの1欄なのですが、M3.5はJISの2欄にあります。
1欄、2欄というのは、わかりやすく言えばどれだけよく使われているものなのかというもので、3欄まであります。
当然1欄であれば、ネジもそれを作る工具も入手しやすく、2欄、3欄となると入手しにくくなります。
かといって、1欄のM4では1ミリも大きいので、オーバーサイズ過ぎます。
バックル修理の場合、M3.5というサイズは割と重宝するので、メジャーなサイズではありませんが揃えているのです。
修理完了です。
作業受付はメールかLINEでのみ受け付けます。
画像が無いとどのようなベルトなのか、どういった作業なのかわかりませんので、お電話でのお問い合わせはお断りしています。
かならず作業対象の現品の画像を添えてご連絡ください。
お電話いただいても、メールかLINEで写真を送ってくださいと返答するだけになります。
値段が気になる方は、弊社ホームページをご覧になってみてください。
バックル部分の修理
ベルトの革部分の修理
こちらに事例と価格を記載していますので、ご自分のものと同じ症状があれば参考になるかと思います。
ブログだと年数経過して価格改定したり、消費税の税率が変わったりで更新しきれないので、ブログには価格を掲載しておりません。
持込は完全予約制です。
留守がちですので、突然いらっしゃってもいないときが多いです。
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よろしくお願いします。
伊東金属製作所
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