ベルト・バックル修理 革漉き・裁断 伊東金属製作所

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ドルチェアンドガッバーナ ベルト修理

2017-02-23 08:33:38 | ドルガバ修理

D&G ドルガバのベルト修理です。
写真で見積もりした際に、部品点数は揃っているのでこれならご自分で組めめせんか?と回答したのですが、届いてみたら、バネはこのベルトのものではないみたいです。おそらく、バネが無くなってしまったので、ボールペンか何かのバネを代用しようとしたみたいですが、径があっていないのでこれでは入りません。


バックルに合わせて最適径のバネを作ります。
バネを作るには、

入れる穴の内径-バネを作る線材の線径×2>バネを撒く軸の径

軸の径を理論値未満としているのは、巻き方によってちょっと膨らむからです。


修理できました。
付属してきたバネは不要です。


このベルトは表裏の革を貼り合わせて、ミシン入れていないベルトなので、
ベルト穴の付近が剥がれてきています。
これは接着しても人間の皮脂ですぐ剥がれてしまいますし、
全体にミシンを入れなければ直らないので、そうなると結構大規模修理ですし、デザインも変化してしまいますから、今回はそのままです。



こちらは先日紹介した、長崎県のお客様から、グッチのベルト修理と一緒にいただいたドルガバです。


釣り糸、たぶんハリスですね。フロロですかね。
ナイロンだと伸びちゃうので。
それで縛ってあります。


ハリス切断してまずは分解します。
真鍮のパイプを使って直します。


側面から穴を開けて軸を通しました。
バックルの肉があまり残っていないので、ちょっと強度面で心配ですが、
破断したら先端のバックル部分だけ何か探してくるしかないですかね。



こちらは富山県のお客様から、ドルガバのギボシですね。
このバックルは同じ症状が多いですね。


欠陥はベルトの作りに問題があって、穴なんですよね。
穴に切り込みが無いから、折れてしまうんです。


メッキされていると直接取り付けられないので、土台を作ります。


ちなみのデザインはこんな感じのバックルです。


ギボシも作りました。


取り付けて完成です。
毎回そうですが、写真だとバックルが湾曲しているので、
曲がっているように見えてしまうんですよね。
うまく取る方法ないんですかね。

ベルトの修理依頼、見積もり依頼は、メールかLINEで、
画像を添えてお願いいたします。
お電話では画像が見えないので受け付けはいたしません。
ご依頼、見積もりはメール、LINEのみとなります。
それでも電話が来るのはしょうがないのですが、
ただ昼休みは昼寝してるので勘弁してくださいzzz

伊東金属製作所
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