評価★★★☆【3.5点】(12)
アカデミー賞に絡んでいたからこちらもシネコン上映。
◆
1980年代初頭のイギリスの海辺の町。
地元の映画館、エンパイア劇場で働くヒラリーは、
過去に辛い経験をし、今も心に問題を抱えていた。
そんなある日、
夢を諦めた黒人青年スティーブンが映画館で働き始めることに。
上司のドナルドと不倫の関係にあったヒラリーだったが、
いつしか若いスティーブンとの距離が縮まっていく。
しかし、不況と社会不安の中で、不寛容な世間の荒波が2人に
容赦なく襲い掛かってくるのだったが…。
<allcinema>
◆
日常的に心が埋め尽くされないまま時が過ぎていく中で
ある日、黒人青年がアルバイトとして劇場にやってくる。
その日から微かにトキメキのような感情が芽生えるヒラリー。
傍から見れば母親と息子くらいの年齢差はあるけれど
黒人青年も彼女を異性という感覚で受け入れていく。
(まさか熟女フェチってことじゃないよね)
また、1980年初頭という時代背景もあるが
まだまだ人種差別が横行する中、青年は何度も痛い目に合う。
そんな彼をヒラリーはいつしか心のよりどころとしていく。
いや~、これ年齢差のある異色カップルなんだけど
密かに情事を重ねていく過程がぜんぜんイヤらしくなく
むしろ光を巧みに使った背景と重なって神秘的にさえ映る。
静かに育んでいく愛の形として最終的にどうなるのか
自分の精神的な病を受け入れつつ将来ある青年を
このまま自分の元に置いておくというのも悪くないが
さすがにもしこれが自分(が青年)だったらと思うと
ちょっと考えますね(無人島でふたりだけなら行けそう)
でも、ヒラリーって案外肉食女子なので。。。
作品全体を俯瞰した場合、悩めるヒラリーに終始してるから
見てるこちらがダメージ受けるけど、あの青年の存在が
一筋の光として観客に希望を与えてくれたことはグッド!
にしても、支配人をバッサリ切り捨てたところだけは
本作唯一の痛快シーンとして記憶に残るだろう。
◆
【今週のツッコミ】
・こういった単館係映画ってアカデミー賞に絡むと
「イニシェリン島」と同じくシネコンで上映されますね。
・逆に言ったらアカデミー賞ノミネート前だったら
シネコンで上映されることは無いってことになりそうだ。
・あんなにキレイな奥さんいるのに、浮気男はホントに病気。
・ヒロインを演じたオリヴィア・コールマンは本当に上手い。
繊細な感情表現を目の表情だけで完結できる名女優。
・見た目より実年齢の方がウンと若かったことにビックリ!
まだ49歳になったばかりって。。。
ヒラリーはもうすぐ還暦になるのかと想像してたわ。
・海外の女優で同じ年齢ならヒラリー・スワンクや
エイミー・アダムス、エリザベス・バンクス辺りは
まだまだ現役感がありますが、あ、シャーリーズ・セロン!
2歳年下ですがどうでしょう。オリヴィア老けすぎ(役柄?)
・エンパイア劇場が予想以上に綺麗で大きかった(一応シネコン)
鑑賞前は田舎の錆びれた小劇場だとばかり。
・劇場の従業員全員いい奴ばっかり。特にメガネくん
・映写技師のトビー・ジョーンズの後釜は青年だとばかり。
ココ「ニュー・シネマ・パラダイス」っぽくて微笑ましい。
・あの看護師がまさかの!そういや伏線ありましたね。
鳩って靴下で包むと羽根折れ治るんですねφ(..)メモメモ
--------------------------------------------------------------------------------
監督:サム・メンデス
脚本:サム・メンデス
音楽:トレント・レズナー、アッティカス・ロス
出演:オリヴィア・コールマン、マイケル・ウォード、トム・ブルック
『エンパイア・オブ・ライト』
アカデミー賞に絡んでいたからこちらもシネコン上映。
◆
1980年代初頭のイギリスの海辺の町。
地元の映画館、エンパイア劇場で働くヒラリーは、
過去に辛い経験をし、今も心に問題を抱えていた。
そんなある日、
夢を諦めた黒人青年スティーブンが映画館で働き始めることに。
上司のドナルドと不倫の関係にあったヒラリーだったが、
いつしか若いスティーブンとの距離が縮まっていく。
しかし、不況と社会不安の中で、不寛容な世間の荒波が2人に
容赦なく襲い掛かってくるのだったが…。
<allcinema>
◆
日常的に心が埋め尽くされないまま時が過ぎていく中で
ある日、黒人青年がアルバイトとして劇場にやってくる。
その日から微かにトキメキのような感情が芽生えるヒラリー。
傍から見れば母親と息子くらいの年齢差はあるけれど
黒人青年も彼女を異性という感覚で受け入れていく。
(まさか熟女フェチってことじゃないよね)
また、1980年初頭という時代背景もあるが
まだまだ人種差別が横行する中、青年は何度も痛い目に合う。
そんな彼をヒラリーはいつしか心のよりどころとしていく。
いや~、これ年齢差のある異色カップルなんだけど
密かに情事を重ねていく過程がぜんぜんイヤらしくなく
むしろ光を巧みに使った背景と重なって神秘的にさえ映る。
静かに育んでいく愛の形として最終的にどうなるのか
自分の精神的な病を受け入れつつ将来ある青年を
このまま自分の元に置いておくというのも悪くないが
さすがにもしこれが自分(が青年)だったらと思うと
ちょっと考えますね(無人島でふたりだけなら行けそう)
でも、ヒラリーって案外肉食女子なので。。。
作品全体を俯瞰した場合、悩めるヒラリーに終始してるから
見てるこちらがダメージ受けるけど、あの青年の存在が
一筋の光として観客に希望を与えてくれたことはグッド!
にしても、支配人をバッサリ切り捨てたところだけは
本作唯一の痛快シーンとして記憶に残るだろう。
◆
【今週のツッコミ】
・こういった単館係映画ってアカデミー賞に絡むと
「イニシェリン島」と同じくシネコンで上映されますね。
・逆に言ったらアカデミー賞ノミネート前だったら
シネコンで上映されることは無いってことになりそうだ。
・あんなにキレイな奥さんいるのに、浮気男はホントに病気。
・ヒロインを演じたオリヴィア・コールマンは本当に上手い。
繊細な感情表現を目の表情だけで完結できる名女優。
・見た目より実年齢の方がウンと若かったことにビックリ!
まだ49歳になったばかりって。。。
ヒラリーはもうすぐ還暦になるのかと想像してたわ。
・海外の女優で同じ年齢ならヒラリー・スワンクや
エイミー・アダムス、エリザベス・バンクス辺りは
まだまだ現役感がありますが、あ、シャーリーズ・セロン!
2歳年下ですがどうでしょう。オリヴィア老けすぎ(役柄?)
・エンパイア劇場が予想以上に綺麗で大きかった(一応シネコン)
鑑賞前は田舎の錆びれた小劇場だとばかり。
・劇場の従業員全員いい奴ばっかり。特にメガネくん
・映写技師のトビー・ジョーンズの後釜は青年だとばかり。
ココ「ニュー・シネマ・パラダイス」っぽくて微笑ましい。
・あの看護師がまさかの!そういや伏線ありましたね。
鳩って靴下で包むと羽根折れ治るんですねφ(..)メモメモ
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監督:サム・メンデス
脚本:サム・メンデス
音楽:トレント・レズナー、アッティカス・ロス
出演:オリヴィア・コールマン、マイケル・ウォード、トム・ブルック
『エンパイア・オブ・ライト』
オリヴィアは「マーガレット・サッチャー〜」で
メリル・ストリープの娘役。あの時は可愛かったです。
でもちょっと年齢より老けてるかも?
エイミー・アダムスの若さは驚異的です!
あの看護師さんよりヒラリーの方が
年上って感じでした。
40年前のイングランドの海沿いの町とストーリーが
しっくりきて良かったです。
メリル・ストリープの娘役
そうですそうです!この映画に出てましたね。
娘役でしたか~、今思えばサッチャーの旧友と言ってもいいくらい(←おいこら)
ワタシが印象に残っている「女王陛下のお気に入り」でもすでに還暦近しかと思ったほどでした。
スティーブンの母親よりも年上に見えましたよね(笑)
あの鳩の部屋見て、ついついリノベーションしたい衝動にかられましたが
エンパイア劇場自体は本当に間接照明が綺麗で重厚に感じました。
オリヴィアって49歳だったの!?
てっきり、自分よりも年上だと思ってました…
「女王陛下のお気に入り」といい、こうした訳アリ女性の役が本当に上手いですよね。
鳩の靴下治療は、覚えておいても役に立ちそうにないですがw
ワタシが思うに、彼女がそう見えるのは多分あの体形によって老けてしまうんだなと思いました。
もう少しだけスリムになったらスティーブンだって建築やらずに映写技師になっていたかもしれません(ホントか)
>鳩の靴下治療
これ靴下が破れたときに鳩入れて縫うとやり易いですよね(←そっちかい)