評価:★★★★【4点】
こういうSFスターシップバトルは「スター・ウォーズ」も含め
そんなに好きなジャンルでもないのです。
でも、とりあえずJ.J.エイブラムスだし全米興収もいいし
映像の完成度も高そうだし、何より予告編で海に落下する船が巻き上げる
水しぶきの緻密さ見たさだけという他愛のない好奇心だけでしたが
これが意外にも話が面白く期待以上の出来だったのがよかった。
それと、吹き替えの方をチョイスしたことが正解ということもありそうだ。
◇
西暦2259年。
USSエンタープライズのクルーたちとともに
惑星ニビルを探査中のジェームズ・T・カークは、
副艦長スポックの窮地を救うために
重大な規律違反を犯してしまう。
地球に帰還したカークはその責任を問われ、艦長を解任される。
その頃、ロンドンでは恐るべき陰謀が進行していた。
やがて首謀者ジョン・ハリソンは惑星クロノスに逃亡。
この緊急事態に、
再びUSSエンタープライズの艦長に復帰したカークは、
ジョン・ハリソンを追って
クリンゴン人が支配するクロノスへと向かうのだったが…。
<allcinema>
◇
今回良かった点として、悪玉といわれていたベネディクトくんが
思ってたような凶悪人物でなかったところが大きい。
予告編のイメージは無敵最強最悪人物という勝手な認識をもっていて
こいつ絶対人の皮かぶったエイリアンだよな!
これがまったく違っていて、ワタシ的にいい方向に転んだのだ(笑)
奴が何故指名手配されたのか!理由を聞かされていくうちに
まさかの感情移入なんかしちゃって、自分においおい状態だった。
知的でクールで豪腕で戦いの駆け引きも上手くまさに名雀士のよう。
しかし、ひとつスイッチが入ってしまうと増悪に満ち
狼男のような荒々しい男に豹変していくところは
犯罪者にありがちな狂気な一面を見せる。
やはりというか、さすがエイブラムス監督ですな~。
ストーリーの辻褄合わせがしっかりしてるので
どこも破綻してないところがヒットの鍵なんでしょうね。
込み入ったどんでん返しなどは一切排除し
単純に人間愛のすばらしさを堪能できて映像に酔いしれれば
本作に満足できることでしょう。
予告編で何度も見た未来マンハッタン(?)の海辺にドボンするアレ。
本編でまさかの宇宙船であることがわかる。
そしてなにより、圧巻の映像にただただ息を呑むばかりで
本当は避けたかったが時間の都合でやむなく3Dにしたものの
奥行き感などよく出ていたので納得です。
【今週のツッコミ】
・今回、整備上まともだったエンタープライズ号がごく僅かだった。
ワープするのにあれだけの負荷が船に掛かるのね。
こういう細かい演出も忘れないところ大きいです。
・惑星クロノス人と話すゾーイ・サルダナがネイティリに見えた。
あそこでクロノス人が言葉を噛んだらでこパンチでもするのかな。
・マーカス提督の娘キャロルがエリザベス・バンクスと
リース・ウィザースプーンをシャッフルしたようなキャラだった。
・機関室担当のアントン・イェルチンがさかなくんに見えた(吹替え版)
・マーカス提督の巨大船と対峙するエンタープライズ号みて
やっとの思いで再会果たした親子に見えてしまった。
・あのマーカス提督ってピーター・ウェラーだったのね。
この人見るの『ロボコップ2』(1990)以来だと思う。
・え!クリス・ヘムズワースが出ていたの?!で、どこに?(滝汗)
・冒頭、海から出てくる巨大エンタープライズ号見て
『アビス』(1989)もこれくらいCG技術がある時代だったらな~^^;
・惑星二ビルの原人部族のような奴らもいずれシリーズに絡んでくるのかも。
地面に描いた船が妙に精巧に再現されていたことに一抹の不安が。
・ベネディクトくんって元舞台俳優?
台詞を言うとき口の開き具合がとてもオーバーだったような。。。
・人間の感情を初めて知ったスポックは実は可也の熱血漢だった。
・72体のなかにオルガ・キュリレンコはいなかったのか(笑)
・200年先の時代も推進力に火を使うのね。
それとスターシップ同士のバトルも超電磁砲(レールガン)っぽいし
今とそんなに変わらないというか映像的に最も派手にみえるからか。
初期の「スターウォーズ」の光線銃って最近見ないね~(爆)
--------------------------------------------------------
監督:J.J.エイブラムス
脚本:ロベルト・オーチー/アレックス・カーツマン/デイモン・リンデロフ
撮影:ダン・ミンデル
音楽:マイケル・ジアッキノ
出演:クリス・パイン/ザカリー・クイント/ゾーイ・サルダナ/
ベネディクト・カンバーバッチ/ジョン・チョー/サイモン・ペッグ/
カール・アーバン/ブルース・グリーンウッド/クリス・ヘムズワース
『スター・トレック イントゥ・ダークネス』
こういうSFスターシップバトルは「スター・ウォーズ」も含め
そんなに好きなジャンルでもないのです。
でも、とりあえずJ.J.エイブラムスだし全米興収もいいし
映像の完成度も高そうだし、何より予告編で海に落下する船が巻き上げる
水しぶきの緻密さ見たさだけという他愛のない好奇心だけでしたが
これが意外にも話が面白く期待以上の出来だったのがよかった。
それと、吹き替えの方をチョイスしたことが正解ということもありそうだ。
◇
西暦2259年。
USSエンタープライズのクルーたちとともに
惑星ニビルを探査中のジェームズ・T・カークは、
副艦長スポックの窮地を救うために
重大な規律違反を犯してしまう。
地球に帰還したカークはその責任を問われ、艦長を解任される。
その頃、ロンドンでは恐るべき陰謀が進行していた。
やがて首謀者ジョン・ハリソンは惑星クロノスに逃亡。
この緊急事態に、
再びUSSエンタープライズの艦長に復帰したカークは、
ジョン・ハリソンを追って
クリンゴン人が支配するクロノスへと向かうのだったが…。
<allcinema>
◇
今回良かった点として、悪玉といわれていたベネディクトくんが
思ってたような凶悪人物でなかったところが大きい。
予告編のイメージは無敵最強最悪人物という勝手な認識をもっていて
こいつ絶対人の皮かぶったエイリアンだよな!
これがまったく違っていて、ワタシ的にいい方向に転んだのだ(笑)
奴が何故指名手配されたのか!理由を聞かされていくうちに
まさかの感情移入なんかしちゃって、自分においおい状態だった。
知的でクールで豪腕で戦いの駆け引きも上手くまさに名雀士のよう。
しかし、ひとつスイッチが入ってしまうと増悪に満ち
狼男のような荒々しい男に豹変していくところは
犯罪者にありがちな狂気な一面を見せる。
やはりというか、さすがエイブラムス監督ですな~。
ストーリーの辻褄合わせがしっかりしてるので
どこも破綻してないところがヒットの鍵なんでしょうね。
込み入ったどんでん返しなどは一切排除し
単純に人間愛のすばらしさを堪能できて映像に酔いしれれば
本作に満足できることでしょう。
予告編で何度も見た未来マンハッタン(?)の海辺にドボンするアレ。
本編でまさかの宇宙船であることがわかる。
そしてなにより、圧巻の映像にただただ息を呑むばかりで
本当は避けたかったが時間の都合でやむなく3Dにしたものの
奥行き感などよく出ていたので納得です。
【今週のツッコミ】
・今回、整備上まともだったエンタープライズ号がごく僅かだった。
ワープするのにあれだけの負荷が船に掛かるのね。
こういう細かい演出も忘れないところ大きいです。
・惑星クロノス人と話すゾーイ・サルダナがネイティリに見えた。
あそこでクロノス人が言葉を噛んだらでこパンチでもするのかな。
・マーカス提督の娘キャロルがエリザベス・バンクスと
リース・ウィザースプーンをシャッフルしたようなキャラだった。
・機関室担当のアントン・イェルチンがさかなくんに見えた(吹替え版)
・マーカス提督の巨大船と対峙するエンタープライズ号みて
やっとの思いで再会果たした親子に見えてしまった。
・あのマーカス提督ってピーター・ウェラーだったのね。
この人見るの『ロボコップ2』(1990)以来だと思う。
・え!クリス・ヘムズワースが出ていたの?!で、どこに?(滝汗)
・冒頭、海から出てくる巨大エンタープライズ号見て
『アビス』(1989)もこれくらいCG技術がある時代だったらな~^^;
・惑星二ビルの原人部族のような奴らもいずれシリーズに絡んでくるのかも。
地面に描いた船が妙に精巧に再現されていたことに一抹の不安が。
・ベネディクトくんって元舞台俳優?
台詞を言うとき口の開き具合がとてもオーバーだったような。。。
・人間の感情を初めて知ったスポックは実は可也の熱血漢だった。
・72体のなかにオルガ・キュリレンコはいなかったのか(笑)
・200年先の時代も推進力に火を使うのね。
それとスターシップ同士のバトルも超電磁砲(レールガン)っぽいし
今とそんなに変わらないというか映像的に最も派手にみえるからか。
初期の「スターウォーズ」の光線銃って最近見ないね~(爆)
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監督:J.J.エイブラムス
脚本:ロベルト・オーチー/アレックス・カーツマン/デイモン・リンデロフ
撮影:ダン・ミンデル
音楽:マイケル・ジアッキノ
出演:クリス・パイン/ザカリー・クイント/ゾーイ・サルダナ/
ベネディクト・カンバーバッチ/ジョン・チョー/サイモン・ペッグ/
カール・アーバン/ブルース・グリーンウッド/クリス・ヘムズワース
『スター・トレック イントゥ・ダークネス』
キャラに対する思い入れがないのが残念な自分だったのですが、
それでも重圧な映像は満足でした。
これなら次のスター・ウォーズ監督も納得でした。
ワタシもTVシリーズはほとんど未見です。
あのエンタープライズ号よりも、どちらかというとサンダーバード派(爆)
映像は進化の一途をたどってますよね。
そうそう、スターウォーズ監督に抜擢されて
活躍の場をどんどん広げていきそうなエイブラムスに注目ですね。
疑問残るけど、そんなこといちいち気にさせないハイスピードな映画でしたね。
8月も後半になって、やっと勢いついてきたかな。
これで鉄の男が当たりだったら、再見が増えそうです(笑)
アントンくん『T4』からキャラそんなに変わってないですよね(笑)
この子の草食イメージは嘗てのジョシュ・ハッチャーソンみたいです。
8月のハリウッド大作祭りは残り1本となりましたが
思えば、これだけ1ヶ月間に集中する年もめずらしいですよね。
その分、枯れた月が出てきちゃうんですよね^^;
鉄男大丈夫かな~。ハードルは中の中くらいにしておきます(爆)
スーパーマンなどは白黒30分(CMこみ)で今見るとちゃっちいだろうなぁ。
ベネディクトくんはシャーロック・ホームズを演じて女性に大人気(NHKBSで放送されたにもかかわらず)だそうです。
お~!そんなに鑑賞していたのですか!
スタトレにはかなり精通してますね^^
そうですね、初期はモノクロでしたよね(笑)
スーパーマン辺りなら見てました。
来日したベネディクトくんって結構お茶目でしたよね(笑)
あの髪形は彼のお気に入りなんでしょうか。
ワタシはアレでジェシー・アイゼンバーグと兄弟役やったら意外と面白いんじゃないかと思いましたよ(笑)
キャロルは、リース・ウィザースプーンに見えた私です
(笑)
3Dでご覧になって正解ですよ~。
久しぶりに3Dで観た甲斐があった作品でしたもん。
>理由を聞かされていくうちに
まさかの感情移入なんかしちゃって
そうそう!私も~(笑)これだから、人間ってやつは~
(怒)って思ったら、名雀士(笑)も人間でした~
このところ映像は、いいけどストーリーがなあ~っていうものが多かったのですが、久々にストーリーにも
満足した作品でした!
(後で、ホワイトハウスダウンにもお邪魔いたしま~す)
キャロルの悲鳴のシーンが、どこかドヤ顔に見えたのですが
あんなことされたんじゃワザとらしい悲鳴も納得です(笑)
この映画でべネ君は一気に知名度上げましたね。
ワタシは今回のような役柄がこのひとを一層引き立てるんじゃないかと思ってます。
来日したときの髪形やひょうきんなところだけみると、、、う~んイマイチ^^;
この映画、しっかりドラマしてましたね。
SF映画でこれだけ感情移入できたのも久しぶりでした(笑)
「ホワイトハウス・ダウン」待ってます~(笑)