![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/1f/b3f820ddb26b549844652433c93470a4.jpg)
評価:★★★★☆【4.5点】
極限という言葉が最も当てはまる映画。
◇
1823年、アメリカ北西部。
狩猟の旅を続けている一団が未開の大地を進んでいく。
ヘンリー隊長をリーダーとするその集団には、
ガイド役を務めるベテラン・ハンターのヒュー・グラスと
その息子ホーク、グラスを慕う若者ジム・ブリジャーや
反対にグラスに敵意を抱く荒くれハンターの
ジョン・フィッツジェラルドなどが一緒に旅をしていた。
ある時、一行は先住民の襲撃を受け、多くの犠牲者を出す事態に。
混乱の中、グラスたち生き残った者たちは
船を捨て陸路で逃走することに。
そんな中、グラスがハイイログマに襲われ、
瀕死の重傷を負ってしまう。
ヘンリー隊長は旅の負担になるとグラスを諦め、
ブリジャーとフィッツジェラルドに彼の最期を看取り
丁重に埋葬するよう命じるのだったが…。
<allcinema>
◇
最愛無二の家族だった息子を目の前で殺され
ただ見ていることしかできなかったヒュー・グラス。
その怒りと復讐心のみで瀕死の状態にも拘らず追い詰めていく。
裏切った男に対しディカプリオ渾身の怒れる演技は
彼の得意としている分野であり、今回それの集大成な気がした。
極寒の未開の地で凍った川に入ったり
生魚をそのまま食いちぎったり、動物の死体の中で暖を取る。
この映画って、全てが本物志向で行われているから
演じる側も相当な覚悟が必要されるのは目に見えてわかる。
しかし、本当によくやってくれました。
役者魂炸裂!ってやつですね(笑)
【今週のツッコミ】
・アレハンドロ・G・イリャリトゥ監督ってメキシコの黒澤明か。
自然光のみ使用することで1日数時間しか最適な撮影ができない。
そのため9か月もの撮影期間が必要とされたらしい。
近代映画なら大作映画でも3ヵ月、低予算映画なら1ヵ月が相場。
・おそらく人工光でも行けるんだろうけど
自分に課した挑戦を曲げたくなかったんだろう。
ある意味、自己チュー(おい)
・本作の素晴らしさは主人公の荒い吐息と鼓動を
音楽で表現させたことで主人公の苦痛がダイレクトに伝わってくる。
チョイとエンニオ・モリコーネ風味を思い出す。
・極寒の川の中、逃げるクルーの中のひとりに
鼻水の長さが十数センチの親父がいたがアレこそ自然でいい(え)
・本物志向は特殊メイクもこれまた凄い!
今や簡単に部分CGとかできるし折れた足首や切断した指など
いとも簡単に表現できちゃうのね。
・灰色熊との死闘、崖から馬と落下これらってどうやって撮ったの。
どちらにせよ、怒りのパワーがなかったら怪我の痛みだけで
1本の映画が撮れそうだ。『127時間』みたいに^^;
・復讐心に特化した主人公はもちろん、裏切り者のトムハも
これまた素晴らしい演技だった。
これ見たらアカデミー助演男優賞は絶対彼のモノでしょ。
・余談ですけど、短縮名のトムヒも判るけども
トムクとかはないんですね(笑)また、トム・ハンクスはどうなるの?
トムべもいるし、いったい誰が言い出したんだろう(オモロ~)^^
---------------------------------------------------------
監督:アレハンドロ・G・イニャリトゥ
脚本:マーク・L・スミス/アレハンドロ・G・イニャリトゥ/
音楽:坂本龍一/カーステン・ニコライ/
出演:レオナルド・ディカプリオ/トム・ハーディ/ドーナル・グリーソン/
ウィル・ポールター/フォレスト・グッドラッグ/
『レヴェナント:蘇えりし者』
極限という言葉が最も当てはまる映画。
◇
1823年、アメリカ北西部。
狩猟の旅を続けている一団が未開の大地を進んでいく。
ヘンリー隊長をリーダーとするその集団には、
ガイド役を務めるベテラン・ハンターのヒュー・グラスと
その息子ホーク、グラスを慕う若者ジム・ブリジャーや
反対にグラスに敵意を抱く荒くれハンターの
ジョン・フィッツジェラルドなどが一緒に旅をしていた。
ある時、一行は先住民の襲撃を受け、多くの犠牲者を出す事態に。
混乱の中、グラスたち生き残った者たちは
船を捨て陸路で逃走することに。
そんな中、グラスがハイイログマに襲われ、
瀕死の重傷を負ってしまう。
ヘンリー隊長は旅の負担になるとグラスを諦め、
ブリジャーとフィッツジェラルドに彼の最期を看取り
丁重に埋葬するよう命じるのだったが…。
<allcinema>
◇
最愛無二の家族だった息子を目の前で殺され
ただ見ていることしかできなかったヒュー・グラス。
その怒りと復讐心のみで瀕死の状態にも拘らず追い詰めていく。
裏切った男に対しディカプリオ渾身の怒れる演技は
彼の得意としている分野であり、今回それの集大成な気がした。
極寒の未開の地で凍った川に入ったり
生魚をそのまま食いちぎったり、動物の死体の中で暖を取る。
この映画って、全てが本物志向で行われているから
演じる側も相当な覚悟が必要されるのは目に見えてわかる。
しかし、本当によくやってくれました。
役者魂炸裂!ってやつですね(笑)
【今週のツッコミ】
・アレハンドロ・G・イリャリトゥ監督ってメキシコの黒澤明か。
自然光のみ使用することで1日数時間しか最適な撮影ができない。
そのため9か月もの撮影期間が必要とされたらしい。
近代映画なら大作映画でも3ヵ月、低予算映画なら1ヵ月が相場。
・おそらく人工光でも行けるんだろうけど
自分に課した挑戦を曲げたくなかったんだろう。
ある意味、自己チュー(おい)
・本作の素晴らしさは主人公の荒い吐息と鼓動を
音楽で表現させたことで主人公の苦痛がダイレクトに伝わってくる。
チョイとエンニオ・モリコーネ風味を思い出す。
・極寒の川の中、逃げるクルーの中のひとりに
鼻水の長さが十数センチの親父がいたがアレこそ自然でいい(え)
・本物志向は特殊メイクもこれまた凄い!
今や簡単に部分CGとかできるし折れた足首や切断した指など
いとも簡単に表現できちゃうのね。
・灰色熊との死闘、崖から馬と落下これらってどうやって撮ったの。
どちらにせよ、怒りのパワーがなかったら怪我の痛みだけで
1本の映画が撮れそうだ。『127時間』みたいに^^;
・復讐心に特化した主人公はもちろん、裏切り者のトムハも
これまた素晴らしい演技だった。
これ見たらアカデミー助演男優賞は絶対彼のモノでしょ。
・余談ですけど、短縮名のトムヒも判るけども
トムクとかはないんですね(笑)また、トム・ハンクスはどうなるの?
トムべもいるし、いったい誰が言い出したんだろう(オモロ~)^^
---------------------------------------------------------
監督:アレハンドロ・G・イニャリトゥ
脚本:マーク・L・スミス/アレハンドロ・G・イニャリトゥ/
音楽:坂本龍一/カーステン・ニコライ/
出演:レオナルド・ディカプリオ/トム・ハーディ/ドーナル・グリーソン/
ウィル・ポールター/フォレスト・グッドラッグ/
『レヴェナント:蘇えりし者』
トムヘ募集中だそうです
本当、CGだとは思いつつも撮影どうやって取ったんだろ、って思いますよね。
なんでも究極の”段取り”が存在したらしいです。
大変そう…。
コメントらん不定期ですが
お気軽におこしくださいませ。
へ~!英国俳優限定だったんですね。
だからハンクス、クルーズとか何でもありではなかったんだ(笑)
下の方にべレンジャーがあったのに笑いました。
>なんでも究極の”段取り”が存在したらしいです。
それが見たいのでメイキング映像付きのDVD買っちゃおうかな(笑)
また遊びに伺いますね。
どちらかというと苦手な監督ですが、この作品は好かった!
トムハ^^;レオのリクエストに応えて、既に決まっていた作品を降りての出演だったとか。
ほんと、助演男優賞あげたいくらいでした
ワタシも過去作品を眺めた場合、これといった映画はないですね^^;
2年連続オスカー獲ったということで偉大な監督と思い込んでるのかもしれませんね(笑)
>既に決まっていた作品を降りての出演だったとか。
それは知らなかったです!
へ~、トムハが降りた作品がなんだったのかすごく気になる~(爆)
ワタシ、今回の彼の演技でファンになりましたよ。
本作、レオよりもトムハ!(笑)
これでもかと言うサバイバルに、目が離せなかったです。
タイタニックの撮影で、「レオは猫のように水を嫌がる」と
キャメロン監督に言われていたのに・・・。
雪の川の水の中で裸になったり、生の魚を食べていたり、撮影も壮絶って感じ。
(タイタニックの撮影プールは温水であの白い息はCGだったそうだし)
レオの主演男優賞、おめでとう!なんですが
トムハ(!)の存在感があってこそ、
たしかに、彼の助演男優賞も、欲しかったですね。
ただ、全体的に、観終わって、とても疲れました。
映画全編自然光にこだわったということで
確かに自然で綺麗に見えましたがIMAXではさらに綺麗だったんでしょうね。
へ~!レオは猫並みの水嫌いでしたか。
そうそう、極寒のなかよくあれだけ川の中に入ったものですよね。
撮影がかなり大変だったみたいですけど
演じる俳優も相当なものだと思いましたよ^^;
魚を生で食すって、ワタシは絶対無理です(嘔吐するわ)^^;
トムハってレオよりも若いんですね。
なのにあの存在感は強烈でした。
ワタシはずっと見て居たかったくらい楽しかったです(笑)
ってくらいの渾身の演技でした!
観てるこっちも全身が痛くなりましたわ(苦笑
最終的にクリント・イーストウッド監督に寄り添うしかないかもね(笑)
まあでも、この演技なら誰が見ても納得の受賞でしたね。
寒さより痛みの方が勝った映画でした(笑)