評価:★★★★【4点】
ハリウッドを代表する女性3大スターの競演は見もの。
できれば、もう少し大胆に脚色してほしかった。
◆
2016年、FOXニュースのベテラン女性キャスター、
グレッチェン・カールソンは、
人気番組の担当を降ろされたのを機に、
長年セクハラを繰り返してきた
ロジャー・エイルズCEOを訴える準備を進める。
一方、看板キャスターのメーガン・ケリーは、
女性蔑視が目に余るドナルド・トランプ大統領候補への
対決姿勢を鮮明にしていく。
そんな中、メインキャスターの座を狙う野心あふれる
若手ケイラ・ポスピシルは、
ついにロジャーとの面接のチャンスを得るが…。
<allcinema>
◆
鑑賞後、まだ最近のスキャンダル事件ということで
さかのぼって確認したくなる衝動に駆られてしまった。
実話をもとに多少の脚色は加えているものの
現実として裏で行われていたトップによるパワハラ、セクハラは
もはや犯罪レベル(強姦、輪姦)であり到底許せるものではない。
新人が大抜擢された番組があるなら、まずはこういうことを
疑ってしまうようになる。
彼を独裁者と位置づけするなら、ヒトラーよりも醜くく
歩行器を必要とする脂ぎったコレステロールの塊のような老人だ。
エロ爺というのは彼のためにあるのだろう。
ということで、標的はこのエロ爺ひとりであるため
ワタシの期待するキャスター同士の足の引っ張り合いはない。
餌食になったキャスターと、そうでないキャスターとの確執
つまり同じキャスターでも敵味方に分裂する構図をイメージしていた。
そこチョット残念ではあるが、実際に起こった事件なので
大きく改変することは、本人親族ご存命だけにさすがに難しいかな。
◆
【今週のツッコミ】
・今や、こういう社会派ドラマにトランプ大統領は欠かせない。
いい意味でも悪い意味でも注目度が上がってしまう。
・FOXニュースにコンプライアンス相談窓口があったとしても
ここではほとんど機能しないだろうね~。
・新人キャスター役のマーゴット・ロビーの大腿部に
息が荒くなるのはロジャー爺さんだけではない(←おい)
・本作、アカデミー賞に3部門ノミネートされており
みごとメイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞している。
製作にも関わったシャーリーズから直のオファーをうけたカズ・ヒロ氏
これで『ウィンストン・チャーチル』に続き2度目のオスカー。
・この特殊メイク技術を御大映画に是非とも使ってほしい。
・にしても、CEOの秘書がいちばん怖かった^^;
・損害賠償額、退職金それぞれが数十億円ってサラリーマンの
生涯給与何十人分だよ。桁が違いすぎる。
・予告編のエレベーター内の3人の立ち位置と「暑いわね」の
このセリフから過度な期待を持ってしまったのは否めない。
ニコールとシャーリーズがつかみ合いの喧嘩して
マーゴットが怯えた子羊のようになる的な妄想やめようよ。
◆----------------------------------
監督:ジェイ・ローチ
脚本:チャールズ・ランドルフ
音楽:セオドア・シャピロ
出演:シャーリーズ・セロン/ニコール・キッドマン/マーゴット・ロビー
『スキャンダル』
ハリウッドを代表する女性3大スターの競演は見もの。
できれば、もう少し大胆に脚色してほしかった。
◆
2016年、FOXニュースのベテラン女性キャスター、
グレッチェン・カールソンは、
人気番組の担当を降ろされたのを機に、
長年セクハラを繰り返してきた
ロジャー・エイルズCEOを訴える準備を進める。
一方、看板キャスターのメーガン・ケリーは、
女性蔑視が目に余るドナルド・トランプ大統領候補への
対決姿勢を鮮明にしていく。
そんな中、メインキャスターの座を狙う野心あふれる
若手ケイラ・ポスピシルは、
ついにロジャーとの面接のチャンスを得るが…。
<allcinema>
◆
鑑賞後、まだ最近のスキャンダル事件ということで
さかのぼって確認したくなる衝動に駆られてしまった。
実話をもとに多少の脚色は加えているものの
現実として裏で行われていたトップによるパワハラ、セクハラは
もはや犯罪レベル(強姦、輪姦)であり到底許せるものではない。
新人が大抜擢された番組があるなら、まずはこういうことを
疑ってしまうようになる。
彼を独裁者と位置づけするなら、ヒトラーよりも醜くく
歩行器を必要とする脂ぎったコレステロールの塊のような老人だ。
エロ爺というのは彼のためにあるのだろう。
ということで、標的はこのエロ爺ひとりであるため
ワタシの期待するキャスター同士の足の引っ張り合いはない。
餌食になったキャスターと、そうでないキャスターとの確執
つまり同じキャスターでも敵味方に分裂する構図をイメージしていた。
そこチョット残念ではあるが、実際に起こった事件なので
大きく改変することは、本人親族ご存命だけにさすがに難しいかな。
◆
【今週のツッコミ】
・今や、こういう社会派ドラマにトランプ大統領は欠かせない。
いい意味でも悪い意味でも注目度が上がってしまう。
・FOXニュースにコンプライアンス相談窓口があったとしても
ここではほとんど機能しないだろうね~。
・新人キャスター役のマーゴット・ロビーの大腿部に
息が荒くなるのはロジャー爺さんだけではない(←おい)
・本作、アカデミー賞に3部門ノミネートされており
みごとメイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞している。
製作にも関わったシャーリーズから直のオファーをうけたカズ・ヒロ氏
これで『ウィンストン・チャーチル』に続き2度目のオスカー。
・この特殊メイク技術を御大映画に是非とも使ってほしい。
・にしても、CEOの秘書がいちばん怖かった^^;
・損害賠償額、退職金それぞれが数十億円ってサラリーマンの
生涯給与何十人分だよ。桁が違いすぎる。
・予告編のエレベーター内の3人の立ち位置と「暑いわね」の
このセリフから過度な期待を持ってしまったのは否めない。
ニコールとシャーリーズがつかみ合いの喧嘩して
マーゴットが怯えた子羊のようになる的な妄想やめようよ。
◆----------------------------------
監督:ジェイ・ローチ
脚本:チャールズ・ランドルフ
音楽:セオドア・シャピロ
出演:シャーリーズ・セロン/ニコール・キッドマン/マーゴット・ロビー
『スキャンダル』
スキャンダル、というのはあくまで爺さん(失礼!)側発信ですよねぇ。そして確かに、一人こういう爺さんが捕まって成す実がバレると、実は他のキャスターもそうやって成り上がっているのでは…?と疑われてしまうのもねぇ…そういうスキャンダルとは無縁で働きたい女性にとっては嫌なことですよね。
あ、とても真面目に書いてしまいました。
なにか引っかかるものがあるかもしれませんが
(ラッシュ電乗ってるのに人生で一度も痴漢にあった経験がないのと似てるかも)
このようなことが起きると美形キャスターは全員そういう目で見られるのが世の常ですな(笑)
これって実力で上がっていった女性にとっては相当悔しいことでしょう。
権力振りかざしてやりたい放題のエロ爺は訴訟されなかったら棺桶に入るまで続いていたでしょうね。
BSで放送していたカズヒロのドキュメンタリー見ました。
シャーリーズが彼にメイクして欲しいと懇願したそうですね。
そしてカズヒロが現代美術家とは全く知りませんでしたがスゴい才能です。
さてさて映画は見ごたえありました。
シャーリーズを筆頭にニコール&マルゴーもナイスでした。
そうそうニコールとシャーリーズのつかみ合いの喧嘩見たかったです。
リスゴーはエロおやじ似合ってました。
世界トップスターから直に懇願されるなんて凄いですね。
へ~!現代美術家ですか、いずれ美術家として後世に語り継がれていきそう^^
主要3人の立ち位置もイメージ通りですんなり受け入れられました。
これもしも、その二人がつかみ合いしたら『アトミック・ブロンド』の実力でシャーリーズの勝ちですかね~(笑)
心理的な駆け引きならニコールだったりして
どちらにしても、マーゴットは二人が傷ついているすきにご褒美独り占めしそう(ってハーレイ・クイーンかよ)^^;