評価:★★★[3/5]
チョン・ジヒョンはやっぱり良いね!
◇
400年以上にわたって続く人類とオニとの戦い。
そして、ベトナム戦争が混迷を深める1970年、
オニの前に一人の少女が現われる。
日本刀だけを武器に、
たった一人でオニ退治を続ける16歳の少女サヤ。
彼女の目的は全てのオニの起源である“オニゲン”を倒すこと。
それは、殺された父の仇討ちだった。
オニの殲滅を目的に創設された秘密組織の手引きで、
オニの活動が活発化しているアメリカ空軍関東基地内の
高校に潜入したサヤ。彼女はそこで、同級生のアリスを
オニの襲撃から救い出す。やがて2人は行動を共にするようになるが…。
<aiicinema>
◇
冒頭の地下鉄でオニを退治するサヤのシーンが
なかなかイケてるのである。
車両に乗っているサヤと20メートルほど離れた位置に座る
ひとりの中年男がいる。
処刑人・サヤはこの男をマークしていた。
男は新聞を読んでいる振りをしながら
逃走する機会を伺っている。
男は緊張からか、ひとすじの汗が額に流れていた。
次の瞬間、男は満を持して逃走を図る。
同時にサヤも男を追い車両内を走りだす。
追い詰められた男は反撃に出るも、サヤの一撃で
頭部を真っ二つにされ絶命する。
そして、サヤの背後で動いている秘密組織により
死体はクリーニングという形で跡形もなく処理されるが
その男はオニではなかったという報告が入る。
ここで、組織の一部からはサヤの限界説すら浮上するのだが・・
この導入部の映像には台詞は一切ありませんが
たったこれだけで、この作品に於ける世界観が
見事に伝わってくるのです。
◇
東京の関東基地に駐屯している米軍の将軍の娘・アリスが
通うアメリカン・スクールに映像は飛ぶ。
1970年ということで、学校に通う生徒らの
70年代のファッションがなかなかお洒落に見える^^
その学校に転校生としてサヤが入ることになる。
サヤのセーラー服をクラスのメンバーは「なに?あの格好」
「海軍と間違ってるんじゃないの?」とか「なんでジャップがここに?」
なんてことを囁かれても、まったく動じないサヤがクールでグッド!
このアメリカン・スクールでのアリスとサヤの
出会いは、展開的に見て少々こじつけな感じもしますが
あまり突っ込んではいけないんでしょうね。
その後のストーリー展開にも説明不足な映像と台詞により
せっかくの面白い題材(オリジナル世界観)が半減している印象だ。
アクションシーンを追加したいために、オリジナル脚本を
大幅に膨らませたらしいですが、もっと辻褄合わせをしないと・・
そして、裏を取ってどの方向から突っ込まれても
説明が付くような脚本にしないと厳しいんじゃないかな~。
サヤを演じたチョン・ジヒョンが良かっただけに
人間ドラマをせめてもう少し詰めて行ってほしかったです。
脚本に2~3年の歳月をかけるくらいの意気込みで
ベタであってもいいので、この世界観にもっと
感情移入できたら楽しかった予感がするだけに残念でした。
◇
サヤ=チョン・ジヒョンは抜群のキャストだと思う。
日本の女優でサヤを演じられるのはと考えた場合
即答できるのは、もはやこの人しかいません。
そうです、綾瀬はるかさん。
サヤの武器である日本刀。
これを取り出すときのアクションが良い!!!
背中に背負う黒筒の底を後ろ蹴り筒の底をでポンと蹴り
日本刀が筒から飛び出すなんて
このアイディアはとても素晴らしくカッコいいのである。
これも、オリジナルと同じなんでしょうかね。
オリジナルのデジタル・アニメの方は知らないので
サヤのキャラクターも比較はできないのが辛い^^
おまけ)
・小雪さんとの最後の戦いは意外とあっさりと決着。
だが、馬乗りされた小雪さんの口から恐ろしい事実が・・
・倉田保明さんの殺陣&カンフーは未だに健在だった。
フィルムの早回しに頼らずに、あのスピード感は凄い!
・絶叫がこんなに似合う女優は他に居ないですよね。
チョン・ジヒョン様。
・あのクリーチャーはなんとかならなかったのか?
造形じゃなくて、動きの方^^;
やはり、ILM、ドリーム・ワークス、ピクサーなど
大手のプロダクションじゃないと安心感がないね^^
----------------------------------------------------------
監督:クリス・ナオン
脚本:クリス・チョウ
撮影:プーン・ハンサン
音楽:クリント・マンセル
出演:チョン・ジヒョン/アリソン・ミラー/小雪/倉田保昭
『ラスト・ブラッド』
チョン・ジヒョンはやっぱり良いね!
◇
400年以上にわたって続く人類とオニとの戦い。
そして、ベトナム戦争が混迷を深める1970年、
オニの前に一人の少女が現われる。
日本刀だけを武器に、
たった一人でオニ退治を続ける16歳の少女サヤ。
彼女の目的は全てのオニの起源である“オニゲン”を倒すこと。
それは、殺された父の仇討ちだった。
オニの殲滅を目的に創設された秘密組織の手引きで、
オニの活動が活発化しているアメリカ空軍関東基地内の
高校に潜入したサヤ。彼女はそこで、同級生のアリスを
オニの襲撃から救い出す。やがて2人は行動を共にするようになるが…。
<aiicinema>
◇
冒頭の地下鉄でオニを退治するサヤのシーンが
なかなかイケてるのである。
車両に乗っているサヤと20メートルほど離れた位置に座る
ひとりの中年男がいる。
処刑人・サヤはこの男をマークしていた。
男は新聞を読んでいる振りをしながら
逃走する機会を伺っている。
男は緊張からか、ひとすじの汗が額に流れていた。
次の瞬間、男は満を持して逃走を図る。
同時にサヤも男を追い車両内を走りだす。
追い詰められた男は反撃に出るも、サヤの一撃で
頭部を真っ二つにされ絶命する。
そして、サヤの背後で動いている秘密組織により
死体はクリーニングという形で跡形もなく処理されるが
その男はオニではなかったという報告が入る。
ここで、組織の一部からはサヤの限界説すら浮上するのだが・・
この導入部の映像には台詞は一切ありませんが
たったこれだけで、この作品に於ける世界観が
見事に伝わってくるのです。
◇
東京の関東基地に駐屯している米軍の将軍の娘・アリスが
通うアメリカン・スクールに映像は飛ぶ。
1970年ということで、学校に通う生徒らの
70年代のファッションがなかなかお洒落に見える^^
その学校に転校生としてサヤが入ることになる。
サヤのセーラー服をクラスのメンバーは「なに?あの格好」
「海軍と間違ってるんじゃないの?」とか「なんでジャップがここに?」
なんてことを囁かれても、まったく動じないサヤがクールでグッド!
このアメリカン・スクールでのアリスとサヤの
出会いは、展開的に見て少々こじつけな感じもしますが
あまり突っ込んではいけないんでしょうね。
その後のストーリー展開にも説明不足な映像と台詞により
せっかくの面白い題材(オリジナル世界観)が半減している印象だ。
アクションシーンを追加したいために、オリジナル脚本を
大幅に膨らませたらしいですが、もっと辻褄合わせをしないと・・
そして、裏を取ってどの方向から突っ込まれても
説明が付くような脚本にしないと厳しいんじゃないかな~。
サヤを演じたチョン・ジヒョンが良かっただけに
人間ドラマをせめてもう少し詰めて行ってほしかったです。
脚本に2~3年の歳月をかけるくらいの意気込みで
ベタであってもいいので、この世界観にもっと
感情移入できたら楽しかった予感がするだけに残念でした。
◇
サヤ=チョン・ジヒョンは抜群のキャストだと思う。
日本の女優でサヤを演じられるのはと考えた場合
即答できるのは、もはやこの人しかいません。
そうです、綾瀬はるかさん。
サヤの武器である日本刀。
これを取り出すときのアクションが良い!!!
背中に背負う黒筒の底を後ろ蹴り筒の底をでポンと蹴り
日本刀が筒から飛び出すなんて
このアイディアはとても素晴らしくカッコいいのである。
これも、オリジナルと同じなんでしょうかね。
オリジナルのデジタル・アニメの方は知らないので
サヤのキャラクターも比較はできないのが辛い^^
おまけ)
・小雪さんとの最後の戦いは意外とあっさりと決着。
だが、馬乗りされた小雪さんの口から恐ろしい事実が・・
・倉田保明さんの殺陣&カンフーは未だに健在だった。
フィルムの早回しに頼らずに、あのスピード感は凄い!
・絶叫がこんなに似合う女優は他に居ないですよね。
チョン・ジヒョン様。
・あのクリーチャーはなんとかならなかったのか?
造形じゃなくて、動きの方^^;
やはり、ILM、ドリーム・ワークス、ピクサーなど
大手のプロダクションじゃないと安心感がないね^^
----------------------------------------------------------
監督:クリス・ナオン
脚本:クリス・チョウ
撮影:プーン・ハンサン
音楽:クリント・マンセル
出演:チョン・ジヒョン/アリソン・ミラー/小雪/倉田保昭
『ラスト・ブラッド』
んでさらに縮めた(=^_^=)あだ名が「オニゲンさん」・・
本作、しょっぱなに「脳天から竹割り」されたおっさんのご家族のことを思うと、哀しくてなりませぇん・・(×_×)
そういえば、本作で「オニゲン」の名の由来は説明なかったです^^;
>本作、しょっぱなに「脳天から竹割り」されたおっさんのご家族のことを思うと、哀しくてなりませぇん・・(×_×)
「脳天から竹割」・・ジャイアント・お馬場の必殺技のひとつですね^^
車内に横たわる左右が微妙にズレぎみのお顔は直視出来ませんでした^^;
ミスター・オクレ似のおっちゃんに合掌!!!
説明不足もココまで来ると呆れてしまいますよね^^
サヤが転入してきた日に、アリスが殺されかけるなんて都合よすぎでしたし^^;
アクションを盛り込み過ぎて、肝心のドラマ部分が手抜きされた感じですよね。
チョン・ジヒョンのこれまでのイメージを
払拭した感じがしました。小雪の妖艶さも
際立っていたし・・・
しかし、ラストのバトルは少し盛り上がりに
かけたかな。
今度、訪れた際には、
【評価ポイント】~と
ブログの記事の最後に、☆5つがあり
クリックすることで5段階評価ができます。
もし、見た映画があったらぽちっとお願いします!!
確かに初めてのアクションにしては、ビックリするくらい動けてましたよね。
チョン・ジヒョンはこれで女性戦士役としても
オファーが来ることでしょう。
小雪さんの妖艶さもなかなか魅力がありました。
でも、余りにアッサリと終わりすぎたかなという印象でしたね。