『tokotoko』

Fortune comes in at the merry gate.

『最近読んだ本』

2011-12-14 | 
今日は、
まぁまぁ寒いだろうと、
昨日の夕方、天気に詳しいスタッフAさんが、
予報してたけど、

とんでも寒い

というわけで、たくさん着こんでいるので、
からだがこんなかんじ。

『ゆきだるま』と、呼ばれています





1冊目は、小手鞠るいさんの『ふたり』



主人公のふたり(ひかると透)が、
相手に向かって交互に語るという形をとった恋愛小説です。

章のタイトルが、ジャズナンバーになっています。

二人が口をきくきっかけになったのも、ジャズ。
友人のお店でもジャズが流れています。

2部になると、
少し雰囲気が変わって、

透は、日記のような語り方になり、
ひかるは、手紙を書いているような、
何かに向かって話しかけるような語り方になります。



そして・・・
終わり方が、悲しいです。
きれいな書き方だけれど、寂しい。



それから・・・
『透の出てくる過去が好き。もちろん「現在」も、好きだけど。』
詩的な文章が、余韻として残りました



2冊目は、青木由香さんの、
奇怪ねー台湾』です



父の仕事関係のひとで、
台湾人の張さんという人がいて、

張さんのことを、
父はきっと大好きで

私たち家族は
父から聞く張さんが大好きで、

張さんがもってくるお土産に、
喜んだり驚いたり

張さん経由で、
台湾が大好きです

だから、興味深く読ませてもらいました。



文中より

先の心配をせず、豪快に、自由に、勢いよく、
新しいことに取り組むのが台湾人。

先見の明を持って、過去のデータをもとに、
緻密な調査と万全な準備で、
しっかり予防線を張ったうえで先に進むのが日本人。

さらに失敗に慣れっこで、テキトーに取り繕うのが台湾人。
やる前に、失敗を恐れて疲れちゃうのが日本人。

・・・・・・・・・・・・

後ろに

台湾の人達がとる奇怪な行動は、
・・・・ルールはそっちのけです。

”素直さ”とか”人情味”とか、”単純さ”が生み出している行動。

だから飲み物の氷を拒否しても、
台湾なら満タンのジュースがしらっと出てきます。

たいしてお歳を召していない人に
シルバーシートを競うように譲り合ったりするのも、
普通によくよくあるんです。

こんなことがしょっちゅう起こるので、
いい気分が伝染して、
みんながおせっかいやお裾分けをし続ける。



『台湾に来たら、気が楽になります。
 皆さん遊びに来てください』とのことです



台湾に行くぞ~と、思いました。