『泣くこと』

先日、被災地にいる友人の手伝いで、
子供たちと遊んできました。

私の受け持ちは３０人くらい。

みんなすごくいい子で、いい子すぎて、苦しかった。



友人や、友人の家族、友人の職場のひとが、
こんな時なのに、すごくよくしてくれて、申し訳なかった。

友人が
「何もしない方がストレスがたまるから、おじさんおばさんの言う通りに受けて」
と言ったので、

遠慮なくみなさんのお布団に一緒に入って、
ごはんをいただいて、お話してきました。

そこで、大人のみなさんが言っていたのは、
悲しくても泣けなくなってしまったと・・・・・・。

泣きたいけど、涙が出ない・・・と。

私は、何もできなくて、
トイレで、オイオイ泣きました。



２日目、子供たちに、「今日は、いい子じゃなくてもいい日～」と言って、
音楽をかけたら、ひとりふたり、口ずさんだり、からだをくねらせたりしてきました。

「めちゃめちゃ踊り～」と言って、私もからだをくねくねさせて踊ったら、
子供たちが飛びついてきました。

トレーナーをひっぱる子や、おしりに蹴りをいれる子。

ゼエゼエいいながら、走り回って、数時間走り回って、
みんな疲れて、大の字になって寝ました。

それから、みんなでお話しました。



子供たちにたまっているストレスは、私が考える以上のものでした。

どうしたらいいのか、すごく難しい問題だけど、

できるだけ、抱きしめてあげたいし、

めちゃくちゃ踊りをしたり、歌ったりして、大きな声で笑えたらいいなぁと思いました。



大人たちには、思いきり泣けて笑えるＤＶＤを持っていって、

泣いてもらいたいです。