BIBA☆ハンドメイド

手作り&フォト、ポエムにエッセイ・ブログ

いちごのタルト

2008-02-16 18:43:52 | COOKING


優しくなれるフルーツ。
それは、いちごではないでしょうか。
たった一粒あるだけでも、こぼれそうなほど山盛りになっていても、
不思議に、心を、ほわっとさせてくれます。

愛らしい形や、輝くばかりの赤い色が、ハートを連想させるから?
甘酸っぱいかおりが、思い出の揺りかごを、そっと揺らすから?

今日は、そんないちごを、たくさん乗せたタルトを作りました。
昨日のうちに用意しておいた生地を、のばして焼いて・・
クリームは2種類。アーモンド・クリームとカスタード・クリームを作ります。

作業行程が多く、焼いたり、冷やしたりと時間もかかりますが、
完成が近づき、いちごを並べる段階になると、嬉しさでドキドキ。
いちごは、昼どきに買った新鮮な「とちおとめ」
しっかりした甘さと、ほどよい酸味を持つ、バランスの良い品種です。
ツヤ出しのジャムを塗ると、ルビーのようにキラキラになりました。

さっくりのタルト生地に、2層のクリーム、そして、たっぷりのいちご。
贅沢な、贅沢な美味しさです!

春を呼ぶ、いちごのタルト。
優しいときめきを告げる、春の時計。

春はもうすぐ。




レシピ

<材料>(21㎝タルト型分)
・いちご・・・・・・・2パック
・いちごジャム・・・・少々
・リキュール・・・・・少々
・ミントの葉・・・・・数枚

☆タルト生地
・無塩バター・・・・・70g
・卵・・・・・・・・・2分の1個
・砂糖・・・・・・・・40g
・薄力粉・・・・・・・100g
・アーモンド・プードル・・・大さじ1
・粉砂糖・・・・・・・少々

☆アーモンド・クリーム
・無塩バター・・・・・40g
・砂糖・・・・・・・・40g
・卵・・・・・・・・・2分の1個
・アーモンド・プードル・・・40g

☆カスタード・クリーム
・牛乳・・・・・・・・・200cc
・砂糖・・・・・・・・・50g
・卵黄・・・・・・・・・3個分
・小麦粉・・・・・・・・20g
・コーンスターチ・・・・10g
・バニラ・ビーンズ・・・少々


<作り方>
☆タルト生地を作る
1 室温に戻して柔らかくしたバターをボウルに入れ、よく練る。
2 砂糖を数回に分けて加えて、さらによく練る。
3 ほぐした卵を少しづつ入れて混ぜる。
4 薄力粉とアーモンド・プードルを合わせてふるい、3)に入れて、さっくり混ぜる。
5 ひとまとめにしてラップに包み、冷蔵庫で一晩、寝かせる。

☆アーモンド・クリームを作る
1 ボウルに室温に戻したバターを入れ、泡立て器で柔らかく練る。
2 砂糖を2~3回に分けて入れ、白っぽくなるまで混ぜる。

3 卵を少しづつ入れて、よく混ぜ合わせる。
4 アーモンド・プードルを加えて、へらで混ぜる。
5 冷蔵庫で、少し休ませる。

☆タルトを焼く
1 タルト生地を3㎜ぐらいにのばし、タルト型に敷き、底にフォークで空気穴を開ける。
2 さらにアーモンド・クリームを入れ、180~170℃のオーブンで35分ほど焼く

3 あら熱がとれたら型から取りだし、冷ましておく。
*オーブンの温度は適宜に調節します。


☆カスタード・クリームを作る
1 小麦粉とコーンスターチを合わせてふるってボウルに入れ、砂糖も混ぜる。
2 あたためた牛乳を入れて、泡立て器で混ぜる。
3 鍋に移し、2㎝ほどにカットしたバニラビーンズの種と鞘を入れ、中火にかける。
4 泡立て器で混ぜながら、クリーム状になってきたら、バニラビーンズの鞘を取り出し、粉っぽさが消えるまで弱火で煮詰める。
5 もったりしてきたら、一度、火からおろし、卵黄を加える。
6 再び弱火にかけ、混ぜながらよく火をとおす。
7 好みの固さになったら火からおろし、冷めるまで混ぜ続ける。
8 冷蔵庫で冷やしておきます。


☆仕上げ
・タルトの縁に粉砂糖を振りかける。
・タルトの中にカスタード・クリームを絞り出して、伸ばす。
・いちごは軽く洗って水気をふき、へたをカットしてから並べる。
・いちごジャムをリキュールでのばし、刷毛を使っていちごに塗る。
・ミントの葉を飾って出来上がり。



*冷蔵庫でよく冷やします。

トリュフ

2008-02-14 16:37:47 | COOKING


今日はSt.バレンタイン・デー。

天使は立ち止まり、
小鳥たちは愛の在処を、教えるためにさえずり、
アポロンは口づけを残し、
ヴィーナスは蜜よりも甘いことばをささやく。

陽の光は、金の粉をまじえながら振りそそぎ、
夜には星が、その役目を受け継ぐ・・・・


さあ、トリュフが出来上がりました。
ラム酒を少し訊かせたガナッシュを、丁寧にコーティングすれば、
手作りだって、こんなに可愛いチョコが出来るんです。

ポイントはチョコの溶かし方。熱すぎない温度で、ゆっくり、ゆっくり。
温度を下げるときも、またゆっくり。
適温になったら、ささっとコーティング。乾いたらもう1度。
必ず2度がけしましょう。

カカオが60%ほど含むチョコや、乳脂肪分の多い生クリーム、純ココアなどを使って、味にもこだわりました。
とっても美味しいです☆

せっかく作ったのだから、可愛いプレゼント・ボックスに入れて、ラッピングにも懲りたいですね。



レシピ

<材料>(12個分)
☆ガナュシュ用
・板チョコ・ブラック・・・・・120g(カカオを含むもの)
・生クリーム・・・・・・・・・70cc(乳脂肪分35%)
・ラム酒・・・・・・・・・・・小さじ1(量は好みで)

☆コーティング用
・板チョコ・ブラック・・・・・70g
・板チョコ・ホワイト・・・・・50g
・純ココア・・・・・・・・・・適量
・粉砂糖・・・・・・・・・・・適量
・プチカールチョコ・・・・・・少々
・砂糖菓子の薔薇の蕾・・・・・2個

・プレゼント用のボックス・キット


<作り方>
☆ガナッシュを作る
・板チョコを細かく刻み、ボウルに入れる。
・生クリームを鍋に入れ、沸騰直前になったら、刻んだチョコに少しづつ加えて混ぜる。・ラム酒も入れてよく混ぜる。
・少し固まって扱いやすくなるまで、暫く冷蔵庫で冷やす。

・スプーンですくって丸める。
・冷蔵庫で一晩、冷やす。

☆コーティング
・ブラックの板チョコを刻んで、小さなボウルに入れ、40~50℃くらいで湯煎して溶かす。
・ボウルの底を冷水で冷やしながら、チョコの温度を下げる。(30℃くらい)
・丸めて冷やしたガナッシュを入れ、フォークの先で手早くころがすようにして、引き上げる。
・固まったら、再び溶かしたチョコにくぐらせる。


○乾く前にプチカールチョコを乗せてアクセントに。
○チョコを2度がけしたあと、たっぷりのココアの上をフォークでころがせば、おしゃれなココアがけに。

・ホワイトの板チョコも溶かして、前記と同様に2度がけする。
・乾く前に砂糖菓子の薔薇の蕾を乗せる。

○ホワイトチョコの2度がけ後、粉砂糖をまぶして仕上げてもステキ。


*よく冷蔵庫で冷やしてから、プレゼント・ボックスに詰めます。

なすとトマトソースのパスタ

2008-02-12 15:24:00 | COOKING

昨日のお昼はパスタ。
シンプルなトマトソースを作りました。

オリーブオイルとにんにくの強い香りが漂ってくると、
とたんに情熱的な雰囲気に様変わり。
濃い赤色のトマトは、しぼりたての太陽のしずく。
ふつふつと煮詰めれば、鍋の中には、もう一つの太陽がにっこりと現れます。

トマトと相性の良いなすは、香ばしく炒めて。
今の時期は生バジルの葉が見つけにくく、乾燥バジルを使用しました。
簡単で手軽に作れるトマトソースは、アレンジもいろいろできるので重宝です。


今日のお天気は、一転して雨模様。
街は、しっとりと息づいています。
この間まで、雪のシートを広げていた道は水たまりになり、
くるくると回る傘が行き交います。

さあ、何か温かいものでも作りましょうか。





レシピ
<材料>(2人分)
・トマト水煮缶・・・・・1缶(400g)
・タマネギ・・・・・・・4分の1個
・オリーブオイル・・・・大さじ1
・にんにく・・・・・・・1片
・塩・・・・・・・・・・少々
・こしょう・・・・・・・少々
・乾燥バジル・・・・・・少々

・パスタ・・・・・・・・適量
・なす・・・・・・・・・1本
・粉チーズ・・・・・・・好みで

<作り方>
・タマネギはみじん切り、にんにくは薄くスライスする。
・鍋にオリーブオイルを熱し、タマネギとにんにくを入れて7~8分ほど炒める。
・トマトの水煮を加えて、弱火で30~40分くらい煮る。
・塩、こしょう、バジルを入れて、軽く煮る。

・なすは斜め切りにしてオリーブオイルで炒める。

・パスタは、たっぷりの湯に塩を入れて茹でる。
・パスタにソースをたっぷりからめる。

*生バジルの葉があれば添えましょう。

ほうれん草とベーコンのキッシュ

2008-02-09 14:06:50 | COOKING


サクサクのパイ生地の中に、たっぷりのフィリングといったら・・・・
そう、フランスのお総菜、キッシュです。
せっかくですから、パイ生地から手作りしてみました。

パイ生地って、とても不思議。バターと小麦粉を合わせるだけなのに、オーブンで焼けば、たちまち幸福のコンツェルトを奏で始めます。
こんな素敵な発見をしたのは誰?
お菓子のノーベル賞を、差し上げたくなります。

おいしそうな現実は、まだまだ続きます。
好きな具を入れたフィリングを注いで、再びオーブンへ。


マエストロがタクトを振り下ろせば、今日も出来上がりましたよ。
あつあつをカットして手にとれば、確かな重み。
パイ生地は、レシピに従って4mmに伸ばして焼きましたが、ちょっと厚いかな?
でも、サックリ感はでてるし、フィリングとの味も期待どおりです。
牛乳と生クリームを半々に入れてあり、チーズも少なめなので、しつこくないハーモニー。
ベーコンの香ばしさに、つい、もう一切れ・・・

そして、おいしさは続いていきます。




レシピ
<材料>(21㎝タルト型)
☆パイ生地(パート・シュクレ)
・強力粉・・・・・・・100g
・薄力粉・・・・・・・100g
・バター・・・・・・・90g
・冷水・・・・・・・・40~50cc

☆フィリング
・牛乳・・・・・・・100cc
・生クリーム・・・・100cc
・卵・・・・・・・・2個
・チーズ・・・・・・20g(パルメザンorグリュイエール)
・ベーコン・・・・・80g
・ほうれん草・・・・2束
・タマネギ・・・・・半個
・塩・・・・・・・・少々
・こしょう・・・・・少々

<作り方>
☆タルト生地(パート・シュクレ)を作る
・ボウルに、振るった強力粉と薄力粉を入れる。
・よく冷やしたバターを2㎝角に切り、粉の中に入れ、指先でつまむようにして細かくしていく。
・さらさらの状態になったら、冷水を少しづつ加えて混ぜる。
・耳たぶ程度の柔らかさになったら、ひとまとめにしてラップに包み、冷蔵庫で2~3時間、寝かせる。
・めん棒で4mmの厚さにのばす。(2mmでいいような気がします)
・タルト型に敷き、余分な生地をカットする。
・冷蔵庫に30分ほど入れておきます。

・生地の底にフォークで空気穴を開け、アルミホイルを底辺分だけ敷いて、おもしを乗せる(米や豆でもよい)
・180℃のオーブンで、から焼きする。
途中でおもしとアルミホイルを除き、全体に軽い焼き色がつくまで、時間はだいたい30~40分ぐらい焼く。温度は適宜に調節。

☆フィリングを作る
・タマネギは薄切りにして、バター少々で、しんなりするくらいに炒める。
・ほうれん草は、さっと茹でて、よく水をきり適宜に切る。
・ベーコンは1×2 ㎝ぐらいに切って、バターでかるく炒める。
・ボウルに牛乳、生クリーム、卵を入れ、泡立たないようによく混ぜる。チーズ、塩、こしょうも加える。

・から焼きした型にタマネギ、ほうれん草、ベーコンを入れ、卵の液を流し込む。

・180℃のオーブンで焼く。焦がさないように温度を調節したり、アルミホイルを被せたりしながら40分ほど、じっくりと焼く。

*フィリングにナツメグ少々を、入れましょう。

ムース・オ・ショコラ 2

2008-02-07 20:34:36 | COOKING


チョコレートを湯煎するとき、お湯の温度は40~50℃くらい。
時間をかけて、ゆっくりと溶かしていくと、ヴァイオリンの音色のように満ちてくる、なんと素晴らしい香り!
特別な甘さに誘われて、瞳と羽を輝かせながら集まってくるのは、昼下がりの妖精たち。
なあに? 私が何を作っているか気になるの?

そうして私は、今度は卵の白身を泡立て始めます。
テーブルの上には、溶かしたチョコや、生クリームの入ったボウル、
それに計量カップにスプーンが乗っていて、なんとなく、映画「ショコラ」を思い起こします。
あの扉から、J.Dが入って来たら完璧でしょうか?


さて、今回のムースはゼラチンを使わないレシピです。
カカオの量が多いチョコをふんだんに使い、ラム酒を入れたので大人向けです。
ふわっとしていながらも、ねっとり滑らか。濃厚で、とてもリッチな味わい!

冷蔵庫で2~3時間、冷やせば食べられますが、まだラム酒の香りが強いので、1日たってからのほうがよいでしょう。
風味が熟成されて、感動の美味しさに出会えます。



レシピ

<材料>(グラス4個分)
・板チョコレート(ブラック)・・・120g(カカオを含む)
・卵(黄身と白身に分ける)・・・・2個
・砂糖・・・・・・・・・・・・・・・・50g
・生クリーム・・・・・・・・・・・70g
・ラム酒(製菓用)・・・・・・・・小さじ1 (量は好みで)

・生クリーム・・・・・適量
・ココア・・・・・・・少々
・板チョコレート・・・少々


<作り方>
・チョコレートを刻んで湯煎で溶かす。
・生クリームを7分だてにして、冷蔵庫で冷やしておく。
・卵黄に分量の砂糖の半分を砂糖を入れ、白っぽく、もったりするまで混ぜる。
・卵白に残りの砂糖を入れて泡立て、しっかりしたメレンゲを作る。

・卵黄に溶かしたチョコを入れて、よく混ぜ合わせ、ラム酒を加える。
・生クリームも加えて混ぜる。
・メレンゲの半量を入れて混ぜてから、残りも入れて、ふわっと混ぜ合わせる。
・グラスに入れて、冷蔵庫で数時間ほど冷やす。(翌日のほうが、さらに美味しい)

☆砂糖を加えてホイップした、甘い生クリームを乗せ、ココアを振るいかけます。
 板チョコを小さくカットして飾ってみました。


ムース・オ・ショコラ

2008-02-05 16:26:14 | COOKING


チョコレートのスイーツ作りの魅力。
それはなんといっても、誰もが憧れるチョコレートを、完全に自分の支配下にできることでしょう。
細かく刻んで溶かしてしまえば、もう、こっちのもの。思い通りに、自在に扱えるのです。

今日は、ムースになってもらいましょう。
卵黄に卵白、生クリームを、それぞれホイップして混ぜ合わせれば、もうボウルはフワフワがいっぱい。
あとは、よおーく冷やすだけです。

そして数時間後に出会うのは・・・・
ふわぷるの軽い舌触り。口の中で、シュワッと拡がるショコラの夢・・・・
チョコレートのコクがしっかり残されていて、抜群に美味しいです。
ブラック・チョコですが、砂糖や生クリームが入るので苦くありません。
出来上がったムースをフルーツと一緒にお皿に盛りつけても素敵です。

ムース・オ・ショコラはいろいろなレシピがあって、今回は、ゼラチンを使ったレシピで作ってみました。
次は別のレシピで☆


レシピ

<材料>(グラス4個分)
・板チョコレート(ブラック)・・100g
・生クリーム・・・・・・・・・150cc
・卵黄・・・・・・・・・・・・2個分
・卵白・・・・・・・・・・・・2個分
・砂糖・・・・・・・・・・・・40g
・ゼラチン・・・・・・・・・・10g

☆飾り用
・イチゴ・・・・・・・・・・・4個
・オレンジ・・・・・・・・・・4分の1個
・粉砂糖・・・・・・・・・・・少々
・ビオラの花・・・・・・・・・4枚
・板チョコレート・・・・・・・少々


<作り方>
1 チョコレートは刻んで、湯煎で溶かす。
2 ゼラチンは水でふやかしてから、湯煎で溶かす。
3 生クリームを七分立てにする。(角の先が少し垂れるくらい)*冷蔵庫に入れておきます。

4 卵黄に砂糖20gを加え、白っぽく、もったりするまで混ぜる。
5 4 )に、チョコレートとゼラチンを入れて混ぜ合わせる。
6 卵白に砂糖20gを加えて泡立て、しっかりしたメレンゲを作る。
7 5)に、生クリームを入れて混ぜ、さらにメレンゲも混ぜる。
8 グラスに入れて、冷蔵庫で3時間程、冷やし固める。

*グラスのまま頂いてもOK

☆盛りつけ
・お皿に、湯煎で溶かしたチョコレートで線を描く。
・イチゴは縦半分に切り、お皿に盛ってから粉砂糖を振る。
・オレンジは輪切りにして、さらに6等分に切って盛りつけ。
・チョコの線が固まったら、スプーンでくり抜いたムースを乗せ、
 さらに細くカットしたチョコを乗せる。
・ビオラの花を添えて出来上がり。


恵方巻き

2008-02-03 18:23:39 | COOKING

何かの予感で目を覚ますと、時計は朝の5時を回ったところ。
起き出して外を見れば、暗がりの中、すっぽりと雪に包まれた景色が現れました。
しきりに降っているのは、角砂糖を削ったような、小さな白い雪。
雪は、その微かな重さを、風の気まぐれに任せながら舞い、ミルクティー色の空から、地面に白い層を作るために、一心に降りてきます。
寒さも忘れて、このまま空が白みだすまで眺めてみたくなるほど、それは静かで美しいリズムを、ただ繰り返していました。



節分の行事。
玄関に飾る魔よけの干しイワシ。甘酒はちょっと苦手なのでパス。
日が暮れると始める豆まき。年の数だけ、競いながら、あるいは誤魔化しながら食べる福豆。

そして、数年ほど前からは、関西地方が起源の、恵方巻きを食べる風習が登場。ここ関東にも、すっかり根付いてきたようです。
その年の吉方向を向いて、願いをこめ太巻き1本を食べる・・・。

でも、太巻きって、かぶりつくのも一大事でしょうし、まるごと1本も食べ切れそうにありません。
また、食べ方も「目をつぶって食べる」「人に見られてはならない」から「家族全員で食べる」など多々あり、本当にユニークです。

さて、手作りの恵方巻き。
かんぴょうと、しいたけは 昨日の晩に煮ておきました。朝、すし飯を作って、卵を焼きます。
しかし、なんといっても太巻き寿司は、具を巻くのにコツがいります。なんとか中央にまとまってくれたでしょうか?

味は結構良くできました!丁寧に味付けした具の、コンビネーションも丁度いい感じです。
おいしさで完結すると、本当に嬉しいものです。


レシピ
<材料>
・米・・・・・・・・3合
・昆布・・・・・・・5㎝角1枚

○合わせ酢
・酢・・・・・・・・60cc
・砂糖・・・・・・・35g
・塩・・・・・・・・小さじ1


・卵・・・・・・・・3個
・砂糖・・・・・・・大さじ2
・酒・・・・・・・・大さじ1
・醤油・・・・・・・小さじ1

・かんぴょう・・・・・・25g(無漂白のもの)
・砂糖・・・・・・・・・大さじ2
・しょうゆ・・・・・・・大さじ4
・酒・・・・・・・・・・大さじ1

・干ししいたけ・・・・・3枚
・砂糖・・・・・・・・・大さじ2
・酒・・・・・・・・・・大さじ1.5
・しょうゆ・・・・・・・大さじ1
・しいたけのもどし汁・・150cc

・桜でんぶ・・・・・・・少々
・キュウリ・・・・・・・1本

・海苔・・・・・・・・・2枚

<作り方>
☆かんぴょう
・かんぴょうは塩でもみ洗い。水につけて戻した後、やわらかくなるまで煮る。
・一度、湯を捨て、ひたひたの水と砂糖、しょうゆ、酒を入れて煮る。
・水がなくなるまで、よく煮含ませる。

☆しいたけ
・干ししいたけは軽く洗い、水につけて戻してから薄切り。
・水150ccと調味料、しいたけを入れて、煮汁がなくなるまで煮る。

☆卵焼き
・卵3個を溶きほぐし、調味料を加えて焼き、適当な大きさに切る。

・キュウリも適宜に切る。

☆すし飯
・合わせ酢をさっと煮立てておく。
・米を研いで洗い、昆布を入れて炊く。
・熱いうちに合わせ酢を全体に振りかけ、切るようにして混ぜて冷ます。
・巻きすに海苔を敷き、すし飯を広げ、具を中央に乗せて巻く。

*具はあまり乗せすぎないほうが巻きやすい。
*かんぴょうは、近隣のかんぴょう農家から、入ってきたものを見つけました。
無漂白で柔らかく、味も良いです。地元の食材を大切にしたいと感じました。

ヒレカツサンド

2008-02-02 13:37:09 | COOKING
のち
昨日がヒレカツでしたので、安易ながらも今日はヒレカツサンドを作りました。
大きめに揚げておいたヒレカツで作るサンドイッチは、冷めても柔らかいので、お弁当にも活躍できます。
たくさん挟むキャベツは、葉脈まで甘いものを。
写真に撮ると解りにくいのですが、ソースもたっぷりかかっています。
中身を挟んだらラップをかけ、ちょっと重しをするとサンドイッチがおちつきます。
私は単行本を載せて3~5分。
カットのときは、包丁やナイフを温めて。

シンプルなのに断然おいしい、和洋のミックス加減。
レトロで飽きが来ない味です。
オレンジジュースは果汁100%を合わせて、そして2杯目は、熱いコーヒーがいいでしょう。
まったりと過ごす、週末のブランチでした。



レシピ
<材料>
・ヒレカツ・・・・・・・1枚
・食パン(6つ切り)・・・2枚
・キャベツ・・・・・・・2枚
・サニーレタス・・・・・1枚
・バター・・・・・・・・少々
・からし・・・・・・・・少々
・とんかつソース・・・・適量
・ケチャップ・・・・・・少々

・トマト・・・・・・・・2個
・ピクルス・・・・・・・小1本
・パセリ

<作り方>
・ヒレカツの作り方は2月1 日の日記参照。
・バターは室温に戻し、よく練っておく。
・キャベツは千切りにする。
・軽くトーストした食パンに、バターとからしを塗る。
・とんかつソースとケチャップをブレンドして、ヒレカツにたっぷり塗る。
・食パンにサニーレタスを敷き、キャベツ、ヒレカツを乗せて挟む。

・トマト、ピクルス、パセリを添えます。

ヒレカツ

2008-02-01 23:11:43 | COOKING

今日から2月。
花屋の店先では、もう、チューリップの鉢植えが並んでいます。
色とりどりに咲く花は、やんわりと注ぐ日差しと、ピンと張った空気に、少し戸惑っているのではないでしょうか。
あるいは、隣で先々月から、伸び伸びと花開くプリムラたちに、驚かれていることでしょう。

季節をいくらでも先取りできる今。このチューリップは、華やかな春の予告編です。

お花を楽しんだあとは、さあ作りましょう。ヒレカツです。
私の中ではトンカツ=ヒレ。揚げ物にするなら、柔らかくて、びっしりの赤身のヒレ肉が好みです。もちろん、カツ丼も、カツサンドもヒレを使います。

肉は、ある程度のかたまりを買ってきて、好きな大きさにカットします。
あとは衣を付けて揚げるだけ。揚げ油の温度調節さえ気をつければ、美味しくできます。
ソースも、とんかつソース+ケチャップなどを好みでブレンド。とんかつソース+すりゴマも、なかなかです。
揚げたての熱いうちに食べましょう。

レシピ

<材料>(2~3人分)
・豚ヒレ肉・・・・・・・300g
・酒(白ワインでも)・・・少々
・塩・・・・・・・・・・少々
・こしょう・・・・・・・少々
・卵・・・・・・・・・・1個
・小麦粉 ・・・・・・・・適量
・パン粉・・・・・・・・適量

・揚げ油(サラダ油)・・・適量

・キャベツ・・・・・・・4分の1 個
・レタス・・・・・・・・数枚(エンダイブやサニーレタスなど)
・きゅうり・・・・・・・1本
・パセリ・・・・・・・・数本
・ラディッシュ・・・・・3個
・レモン・・・・・・・・1個

・とんかつソース
・ケチャップ
・からし・・など

<作り方>
・キャベツは洗って千切りにしたあと、冷水を入れたボウルに放つ。
・ラディッシュも飾り切りにして、冷水へ。
・キャベツ、ラディッシュがシャキッとしたら、ザルにあげ、よく水気をきる。
・きゅうりは斜めの薄切りにする。

・豚ヒレ肉を、約2㎝の厚さに斜めに切る。
・かるくたたいて1.5㎝の厚さにし、塩、こしょう、酒を振りかけ15 分ほどおく。
・小麦粉、とき卵、パン粉の順に衣を付ける。

・揚げ油を熱する。
・パン粉を数粒、落としてみて、中程まで沈んでからパッと上がるくらいが目安。
・適温になったら、衣のついたヒレ肉をそっと入れて、両面をカラッと揚げる。
・網にとって、油を切ります。

・キャベツ、ラディッシュ、レタス、きゅうり、くし切りにしたレモン、パセリと共に、ヒレカツを盛りつける。

*好みのソースでいただきます。

きんかんのシロップ煮

2008-01-31 16:23:27 | COOKING

昨日の関東地方の暖かさはサプライズ?
予報では、今日からまた、寒気が続くとのことです。

木枯らしが、長く長く口笛を吹いたって、
耳たぶが氷結しそうな冷え込みだって、
これがあれば大丈夫。きんかんのシロップ煮です。

きんかんは、ビタミンCを始め栄養が豊富なので、風邪の予防に最適。
シロップ煮は喉もケアするので、この時期はよく作ります。
作り方は本当に簡単。
軽く下茹でしてから一晩水にさらすと、にがみが消え、美味しく仕上がります。

太陽の愛情を、たっぷり受けて育った小さな柑橘類は、
見るからに愛らしく、
金色に輝く蜜は、甘く芳醇。

果実は、健康の良きアドバイザー。
きんかんのシロップ煮で、あと少し、寒い季節を乗り越えましょう。



レシピ

<材料>
・きんかん・・・・・・30個
・砂糖・・・・・・・・100g

<作り方>
・きんかんを洗って、包丁で縦に6カ所の切り込みを入れる。
・鍋にたっぷりの湯を沸かして、きんかんを入れ、中火で5~6分ほど茹でる。
 この時点で、切り込みから竹串で種を取り出してもよい。
・一晩、水にさらしておく。


・鍋に水400ccと砂糖を入れ、火にかける。
・砂糖が溶けたら、きんかんを入れて弱火で煮詰める。
・煮汁が少なくなり、シロップ状になれば出来上がり。

*ゆっくり、気長に煮ましょう。