2008年。希望に満ちた新しい年の始まり。
今年もよい年でありますように。
さて、毎年のおせち料理も、幾つかは手作りしています。イクラや蒲鉾など作れそうにないものは買ってきますが、レシピがあるものならば、結構チャレンジしています。
独身時代からの慣習ですのでキャリアは長く、1年に一度、おせちの料理本を開くと、身が引き締まります。
今回、自分で作ったものは、黒豆、栗きんとん、昆布巻き2種(身欠き鰊、鱈子)、紅白なます、松前漬け、田作り、もちろんお雑煮も。う~ん、例年より少ない種類ですね。
でも、ひとつひとつ丁寧に作りましたし、なかなか美味しく出来たと思います。
○黒豆
何カ所かのスーパーや直売所を周り、材料を吟味。北海道十勝産の、黒々と美しい豆を購入しました。
8日の夜に、豆2カップと砂糖1カップ、たっぷりの水に浸けておき、翌日、朝から煮始め開始。豆が柔らかくなってきたら、醤油を少々と、砂糖を何度かに分けて加えます。豆が顔を出さないように水を足しながら煮ると、仕上がりがふっくらに。約3時間半煮て完成。
○栗きんとん
瓶入りの栗の甘露煮とサツマイモで作ります。 サツマイモは茨城の旭村産・紅アズマ。ひと袋600gで300円と、お手頃なのに品が良いものです。
サツマイモをクチナシの実と共に煮て、裏ごし後、砂糖を加えて練るだけですが、甘い匂いに包まれての作業は楽しいものです。
きんとんはサツマイモの味に左右されるようです。
紅アズマで作れば、やはり美味しくなります。
○昆布巻き
28日の夜に、乾燥昆布を水に浸け、身欠き鰊を米のとぎ汁に浸けて置きます。
翌日に目撃する、ウネウネと波打つ昆布がユーモラス。昆布をカットして、身欠き鰊を巻き、ぬるま湯で戻した干瓢で結びます。私は鱈子バージョンも作っています。
最初は水と酒と酢で煮て、昆布が柔らかくなったら砂糖、醤油を順次加えます。
大抵は、黒豆と昆布巻きを同時に煮るので、二口コンロは数時間、塞がったままです。
○松前漬け
カットされているイカと昆布に、水、酒、みりん、を加えて混ぜるだけ。1日ほど経つとネバネバして食べられるようになります。刻んだ人参と数の子を加えるのが好みです。
○紅白なます
包丁さばきが問われる、大根のかつら剥き。薄く、そして長く。
ひたすら大根と人参を細い千切りにしていくのは、結構、労力が必要です。今回も頑張りました。
だし汁に酢、砂糖を加え、煮立てた後、冷ましてから浸け込みます。盛りつけるときは、柚釜に。
柚は実家の庭で、なっていたものを使いました。
○田作り
ごまめを煎るのは根気が要ります。20~30分は、焦がさぬようにシャカシャカと煎らなければなりません。
その間はとても魚臭いのですが、みりんと醤油で味付けすれば、とたんに良い香りに。白ゴマをまぶして出来上がり。
○お雑煮
鶏肉、ごぼう、大根、人参、里芋、長ねぎ、が基本の醤油仕立てで、ほうれん草や高野豆腐を加えることも。31日の夜に作っておきます。
餅は、直売所に実演に来ていた、会津の杵つき餅です。
最近の妙にダラーと伸びる餅と違って、こしが強く、深い旨味があります。
彩りには三つ葉とイクラを。
こうしてみると、やっぱり、もっと作ればよかったなと思います。
前回は、菊花かぶ、酢ばす蓮根。。etc。。なども作ったはずです。次は念入りに計画を立てて、取りかかることにしましょう。