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標高1,300m
春はまだ、ここまでは完全に追ってこない
ひんやりとした空気
木々がようやく若葉を思い出そうとする中で
自分の心を悟られまいと、鏡面のように静謐を装う湖
遠くへ向かおうとする水切りの石も、
釣り人が長い竿を放る鋭い音も、
深い淵に吸い込まれてしまうから
ときおり横切るモーターボートの立てる波だけが、
ただひとつの動揺
でも、その波紋も湖は忘れてゆき、また光をまぶした沈黙が戻る
桟橋にノスタルジックな感傷を残して・・・
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山鳥の鳴く林越しに、湖を眺めながらのお散歩です。
岸辺では時を忘れて佇みます。
かつての避暑地で優雅な気分に。