大型連休を活用して書き溜めた新曲(全9曲)を整理しました。(^。^)
音源もスマホで録音しましたので、後ほどYouTubeにアップしたいと思います。(^-^)
先ずは、歌詞集の方をご覧ください。(^_^)
あ、その前に一句をば。(°▽°)
「我が命救われて編む春の歌」 祖谷馬関
■ニューアルバム『春の歌』〜祖谷馬関〜
「春へのオマージュ」
歩き来た道を
振り返ることもなく
ただひたすらに
君と出会った日
今も確かに覚えてる
あの春の日を
遠く時は流れ
二人、歳を重ねて
蒼き空の下で
風に吹かれては
揺れる藤の花の様に
凛と香しくありたい
「桜桃の花」
桜の花の散ったその後で
毎年必ず
小さな枝先、紅い実を結ぶ
さくらんぼ、風に揺れてる
季節を違えずに、
いのち紡いでゆく
春の日来たりなば、
咲くや自ずから
桜桃の花に、我も学ぶとき
思えばいつも君はそばにいて
毎朝必ず
笑顔を見せたり、時には涙も
それだけで幸せだった
季節は流れても、
愛は変わらないと
信じて過ごしてた、
若さゆえの日々を
桜桃の花の、散る切なさよ
桜桃の花に、我も学ぶとき
「恩返し」
この人生を、懸命に生きる
それは、私にできる一つの
小さな恩返し、、、
育ててくれた父母のために
愛してくれるその人のために
生まれ来た日から、
人は一人で生きてゆけない
誰かの手を借り、
支えられて歩いてゆく
そして、私も誰かのために、
力となれるなら、恩返し
ひと筋の道、ひたすらに辿る
いつかあなたに届けたいもの、
小さな恩返し
旅の途中で、出逢った人に
幼き友や、大切な君に
めぐり逢えたこと、
それを奇跡と呼ぶのならば
必ずどこかで、
別れゆくこと、それも運命
悲しみとせず、幸せをつくる
いのちの限り紡ぐ、恩返し
「遠く離れて」
穏やかな春の海
吹き渡る南風
何事もなかったように
静まる三陸の町、、、
あの時から十二年
同じ日の朝に生まれた
幼い少年の笑顔
けれど、どこか寂しそう
あの頃から、遠く離れて
流された町を思う
あの海から、遠く離れて
残された人を想う
この国の祈りが
どうか届きますように
思い出す春の海
押し寄せた大津波
誰一人忘れないと
誓った三陸の町、、、
その時から十二年
町に少し明るさが
戻ったような気もする
けれど、何か足りないとも
あの頃から、遠く離れて
流された町を思う
あの海から、遠く離れて
残された人を想う
この国の祈りが
どうか届きますように
「夕凪の唄」
茜色した空を
鳥が渡ってゆく
コバルトの海、
行き交う船、
風は止んだ、、、
あの人の生まれた島
遠い記憶の中、、、
夕凪の瀬戸内の夏、
もう一度、逢いたい、、、
想い出の浜、
今もあの日覚えている
さよならの声、
手を振る影、
時は過ぎて、、、
あの人の帰らぬ島
淡く儚き恋、、、
夕凪の瀬戸内の夏、
もう二度と逢えない、、、
「ザ・ヤマネコ」
ヤマネコと呼ばれる
小さなバーの
止まり木にすがれば
想い出の唄、、、
あの頃の愉快な
仲間が集い
あどけない笑顔の
君も隣の椅子にいる
今夜、最初の
シネマは、なぁに?
初めてのライブの
エピソードから
始めよう、、、
今も聞こえる
拍手は、だぁれ?
靴下を脱いでと
貼紙が風に揺れている
ヤマネコと呼ばれた
お店の隅で
ギターを爪弾けば
懐かしい唄、、、
あの恋の行方も
分からないまま
時は遠く過ぎて
今も逢いたい人がいる
今夜、最後の
セリフは、なぁに?
初恋の彼女に
ささやくように
届けよう、、、
あの日、聞こえた
拍手は、何処へ?
注文はいかがと
油の鍋が隠れている
「洛中の夕べ」
夕闇に、微かな風が
花の香りを仄かに運ぶ
古都の春、暮れゆく街に
二人の影が滲んで消えた
東山に淡い月が昇る
鴨川の流れ恋を誘う
あぁ、あの頃、愛した人も
そう、この街が
覚えている、今も、、、
洛中の夕べに
独り涙ぐむ、、、
聖護院、岡崎辺り
花見の客の足取り途絶え
篝火が夜風に揺れて
二人の夢が弾けて飛んだ
疏水の水面には、花筏
黒谷の鐘が時を告げる
あぁ、あの夜、別れた人も
そう、この街に
刻まれている、今も、、、
洛中の夕べに
独り立ち尽くす、、、
「なでしこ病棟」
ある日突然に病を得て
今更に気づいたことがある
命に限りがあること、そして
明日が来る保証はないこと
手術が終わって目が覚めた時
生きていることに感謝をした
涙がこぼれそうになって、ふと
なぜ此処にいるかを考えた
なでしこと呼ばれる病棟の
窓から見える風景は
当たり前に行き交う人々
秋深まり樹々は色付いて
与えられし命
大切に生きて
いつか父母に返す
その時が来るまで
大切に、大切に、、、
あの日のこと覚えている
君に病を打ち明けた時
何も言わずに君は僕の手を
強く握って、泣いてた
手術が決まって、診察室
廊下で二人、息を潜めてた
どうして君と僕が出逢ったか、
此処まで来たかを考えた
なでしこと呼ばれる病棟の
哀しみ積もる人生は
泣き笑い転んだ人々
けれどまた起き上がるだろう
与えられし命
大切に生きて
いつか独り旅に発つ
その時が来るまで
大切に、大切に、、、
「造華会」
西の京、薬師寺の
如来に告げよ、その心
両脇に花飾り
修験の護摩に
法螺貝の音が、、、
東塔の相輪に
西塔の石段に
空に射る弓の矢が
古都に春を呼ぶ、、、
悠久の、時を超え
薬師にすがる、その心
花を添え只管に
如来を呼ぶは
山伏の声、、、
早春の葛城に
朝靄の平城山に
あの人に届くように
願う幸せを、、、
薬師寺の造華会や
独り来た大和路の
夕霞掛かる頃
遠く鐘の音、、、
以上、9曲献上。(^。^)