貴船神社、、、全国の貴船神社(約450社)の総本社で、御祭神が澄んだ水の神様の「高龗神」 (たかおかみのかみ)であることから、濁らず、貴船(きふね)と呼ばれます。m(._.)m
貴船神社の参拝は「三社詣」と呼ばれ、貴船山の麓にある本宮、奥宮、結社を参ります。(^。^)
「本宮」は、創建の地である奥宮が洪水で流損したため、1055年、現在の地に本宮が移されました。
以来、御造替(ごぞうたい)が行われ、現在の本宮は平成の御造営事業により、基礎からすべてを一新し建て替えられました。
社殿前の石垣からこんこんと溢れる御神水は貴船山の湧き水で、霊泉に浮かべると文字が浮かぶ「水占みくじ」が有名です。(^-^)
「結社」は、貴船神社の中社として、縁結びで有名な社です。
平安時代、女流歌人であった「和泉式部」が夫の心変わりに思い悩んだ際に参拝し、歌を捧げた祈ったところその願いが見事に叶い、以来「恋の宮」と称されています。(^_^)
「奥宮」は、貴船神社創建の地であり、森に囲まれた神聖な場所です。御鎮座伝説に伝わる「玉依姫命」が乗った黃船は、人目に触れぬように石で包み囲んだと伝えられ、今も苔むして奥宮本殿の側に祀られています。 本殿の真下には「龍穴」と呼ばれる大きな穴が空いており、その上に社が創建されました。
龍穴は人目を忌むべき神聖なものから、誰も見ることが許されておらず、貴船神社の龍穴は日本三大龍穴のひとつとされています。( ; _ ; )/~~~
昭和の作庭家の第一人者・重森三玲氏が昭和40年に、古代の人々が神祭りをおこなった神聖な祭場「天津盤境」(あまついわさか)をイメージして造った石庭があり、すべてを貴船石で石組されており、庭全体が船の形になっています。
神武天皇の母神様・玉依姫命が、浪速の津から水源の地を求めて黄色の船に乗ってこの地に来られたとの神社創建の伝承に因んでいます。その黄船は今も奥宮に「船形石」として残っています。(^-^)
貴船神社には、御神木のカツラが京都市の天然記念物に指定されています。( ^_^)/~~~
「黄舟かな姫の願ひを結う社
桂の葉蔭木洩れ陽に揺れ」
by 祖谷馬関