寒い季節になると、恋しくなるのが「関東煮」(かんとだき)。(^。^)
おでんのルーツと言われる、昆布だしで煮込んだ具材に甘味噌をつけて食べる「煮込み田楽」と区別して、「関東煮」と呼んだ、との説が有力です。(^_^)
関東のおでんとの違いは、関東が濃い口しょうゆによるやや塩辛い味付けなのに対して、関東煮は、薄口しょうゆがベースで少し甘め。上方料理の技法で、関西人が好む味付けにしたとされています。(^-^)
タネに、タコ、クジラの舌(さえずり)、皮(コロ)、牛すじなど、関西独自の具材がありますね。( ^_^)/~~~
逆に、関東では人気タネの、ちくわぶ、はんぺんはあまり見かけないと思います。(^。^)
大阪には、関東煮の老舗「たこ梅」さんや、森繁久弥さんに関西煮と命名された「常夜燈」さんがあります。(^-^)
歳時記では、冬の季語に「おでん」がありますので、きっと「関東煮」も許されるでしょう。m(._.)m
寒い冬の食卓、、、若い頃の母が「今日は、かんとだきやでぇ!、ぬくぬくやから、早よ食べやぁ!」
思えば、ハリのある元気な声でしたね。(^。^)
また、「ぬくぬく」も、熱々ではない微妙なニュアンスがあり、優しい言葉だと思います。( ^_^)/~~~
懐かしい関東煮の出汁の香り、、、久しぶりに、熱燗で鯨のコロをいただきたい気持ちの一句。
「関東煮ぬくぬく食べや母の声」 祖谷馬関