「私たちは何者なのか」
本の帯に記されているキャッチコピーですが、読み進めるに連れ、その真意がひしひしと伝わって来ます。(^_^)
万世一系の天皇制が続く我が国の歴史について、要点を押さえつつ、簡潔に綴られる著述は、常に先達への敬意をもって進められます。m(_ _)m
例えば、鎌倉時代に我が国を襲った国難、「元寇」については、俗に言われる「神風論」よりも、鎌倉武士たちの勇敢な闘いぶりを高く評価しています。(^。^)
モンゴル帝国を築いたチンギスハンの孫、フビライハンから、元への従属を求められた執権「北条時宗」は、まだ青年でしたが、フビライからの国書を突き返し、使節団を斬首しました。(^-^)
国難に対して、外敵から我が国を守るため、九州地方の防備を固めます。
鎌倉武士たちを送り込み、文永・弘安の二度にわたる元の襲来に対抗しました。(^_^)
二度目の弘安の役こそ、大型台風によって停泊中の元軍船舶が木っ端微塵となりましたが、それまでの鎌倉武士の闘いぶりがあったからこそ、そのような結果になったと解説されています。( ; _ ; )/~~~
現在に至るまで、一度も植民地になったことがない日本、、、この「元寇」をよくぞ退けたものですね。(^。^)
まさしく日本通史の決定版と言える珠玉の一冊、、、読み進めるのが楽しみです。(^-^)
「蒙古より従属求む国書あり
若武者の意気国を助る」
by 祖谷馬関