「明けぼのや白魚白きこと一寸」 芭蕉
これは、言わずと知れた名句ですよね。
「あけぼのや、しらうお、しろきこと、いっすん」と読むそうです。(^-^)
しかし、「野ざらし紀行」に収められていたとは、、、知らなんだ。m(__)m
紀行には「草の枕に寝あきて、まだほのぐらきうちに濱のかたに出て」と句の前書きがあり、「草の枕」とは旅寝のこと。(^_^)
初案は「雪薄し白魚しろきこと一寸」だったそうですが、推敲の後、現在のものに改案された、とのこと。( ; _ ; )/~~~
早々と目が覚めてしまったので、明け方に河口付近に出てみると、白々と夜が明けていく、というイメージ。
「明ぼの」、「白魚」、「白きこと」と、白一色の句ですね。(^。^)
句意として、「薄明の浜に出てみると、打ちあがった一寸ばかりの白魚の死骸を見かけた」との解説も見受けられますが、馬関的には、そういう事象のみならず、「明け方の白魚」が何かの象徴のように思えてなりません。(^-^)
句意として、「薄明の浜に出てみると、打ちあがった一寸ばかりの白魚の死骸を見かけた」との解説も見受けられますが、馬関的には、そういう事象のみならず、「明け方の白魚」が何かの象徴のように思えてなりません。(^-^)
白い情景、、、これが生か死か、、、白黒で言えば、普通は、黒が死、、、しかし、葬儀やお悔やみは白黒の幕ですね。m(__)m
そうか!、、、芭蕉翁は、明け方の海に「生と死」を想起して、其処に小さな白魚を置いてみたのか!(◎_◎;)
自身の生命や存在を「一寸の白魚」に見立てたのかも?( ; _ ; )/~~~
にゃるへそ!🐈⬛
と、まあ、勝手な妄想ですが、「白統一」のカラーコーディネートに、ある種の「謎かけ」を感じた次第です。(^。^)
「ダヴィンチコード」ならぬ、「芭蕉コード」、、、たった十七文字の俳句の世界で、あーだこーだと推理してみるのも、おもしろいですね。( ^_^)/~~~
名句への返句も畏れ多き梅雨、、、いや、ちと早い、、、返句は次のとおり。!(◎_◎;)
「梅熟す円き背中や祖母の庭」 祖谷馬関