早口の囀りの中に多種多様な鳥の鳴き声を組み込んで複雑に鳴く力を持っている、それ故に「百舌鳥」と言われています。(^-^)
秋になると雄も雌も別々に一羽で縄張りを持ち、「キィー、キィ、キッ、キッ、キチキチ・・・」などと甲高い声で鳴いて、縄張りを主張します。
「百舌鳥の高鳴き七十五日」と言われ、この鳴き声が聞こえてから75日後に霜が降りるそうです。 実際に過去の記録で調べてみると、30日から60日ぐらいで初霜の観測があるようです。(^_^)
百舌鳥には太くて鋭い嘴があり、バッタなどの昆虫、トカゲやカエル、小鳥などの小動物を捕まえて食べる捕食者ですが、「はやにえ」と呼ばれる、他の鳥にはない特殊な行動が特徴的です。( ; _ ; )/~~~
「はやにえ」とは、捕えた獲物をその場で食べないで、木の棘や有棘鉄線に突きさしておく習性を言い、百舌鳥がこのような干物を作ることは古くから人びとの関心をひいて来ましたが、詳しい理由は分かっていないそうです。(≧∇≦)
百舌鳥は、大阪府を代表する県鳥ならぬ府鳥になっており、大阪府庁のマスコットキャラクターは百舌鳥を擬人化した「もずやん」であり、同時に「広報担当副知事」でもあるそうです。( ^_^)/~~~
大寒の時候、北風が吹き付け、疳高い風の音、、、恰も百舌鳥の高鳴きが谺(こだま)しているように聞こえる、、、そんな情景を夢想する一句。
「寒風や吹く音百舌鳥の谺かな」 祖谷馬関