日本通史と名乗ってはいますが、単なる歴史ものではなく、日本人、我々とは何者なのか、を深く考えた渾身の作品だと思います。(^-^)
先回、元寇に対する鎌倉武士の勇敢な闘いのくだりをお伝えしましたが、侵略者から我が国を守った史実を、日本民族の価値観や行動原理から紐解いている点が特筆に値すると思います。(^_^)
同様に、江戸末期の鎖国廃止から明治維新に至る時期の、欧米列強国に対する恐怖と、それを富国強兵によって乗り切った結果、日清・日露戦争に勝利し、列強の仲間入りをしたとのことです。( ; _ ; )/~~~
そんな一度も植民地になったことのない国が、軍部の暴走の果てに、無謀な大東亜戦争を起こし、夥しい犠牲を払って敗戦に追い込まれたのです。m(_ _)m
無条件降伏を求めるポツダム宣言を受諾するにあたり、皇居地下の防空壕で昭和天皇を中心とした御前会議が開かれたそうです。(^。^)
その席で、御聖断を求められた陛下は、「日本民族を守るために降伏する。自分の身はどうなっても構わない」とおっしゃいました。(^-^)
陛下のこの御信念は、後に、GHQのマッカーサー元帥を感服させることになり、日本の国体の保持、すなわち天皇を象徴とした新憲法が出来たのです。(^_^)
翻って、昨今、どうにも理解し難い独りよがりな事件が相次いでいます。
戦後の奇跡的な復興を遂げた先人達の功績、、、平和な時代に安穏と胡座をかいてきたツケが回って来た印象が拭えません。( ; _ ; )/~~~
「我が国を我が国と呼ぶ国民の
如何ばかりかと嘆くこの冬」
by 祖谷馬関