J@Dの備忘録(食べ歩き編)

おっさんの備忘録 食べ歩き編(2022年~)

今日のランチ(期間限定ランチ@九州 熱中屋 新宿西口駅前LIVE)

2022年01月12日 | 食べ歩き(肉料理)


今日は晴れ。今朝は上空に暗く澄んだ空が広がっていた。今朝の気温は-2℃で、冷たい西よりの風が吹いている。昨日降った雨で濡れた路面が凍っていて、街灯の光を受けて煌めいているように見える。氷上を吹く風のごとく、冷たい空気が肌を刺すように感じられた。
今日は通常出勤のため、早朝に家を出た。玄関の扉を開けると、冷蔵紺の扉を開けたかのような冷気が室内に流れ込んできた。凍った路面は所々が滑りやすくなっていて、注意深く歩きながら駅に向かう。辺りはしんと静まり返っていて、駅の近くまで来てようやく、電車の走る音が聞こえてきた。

電車に乗って新宿に向かう。心なしか、電車の車内は空いている。電車が駅に着く毎に冷気が車内に流れ込んできて、まどろんでいた頭から眠気が吹き飛ぶような感覚を受けた。車内から見える風景は夜の闇に包まれていて、どこを走っているのかもわからない。やがて電車は新宿駅に到着した。
駅から職場に向かう途中で、次第に空が薄明るくなってきた。職場に到着すると、西の窓から東京の市街地を見下ろす。日の出前の明るくなった東の空の薄明りを受けて、ほんのりと東京の街が明るくなってきた。その先には山々の稜線のシルエットが見えて、冠雪した富士山が薄赤く染まっている。やがて、東の空に朝日が昇ってくると、空が明るくなってきた。

今日は一旦職場に出勤したものの、午前中に外出の予定があって、2時間ほど職場で仕事をした後、職場を出た。新宿に帰ってきたのはちょうどお昼時である。職場に戻る前に、お昼を食べていくことにした。
前にランチを食べた居酒屋「庄屋 新宿IDS店」のあるビルの1階に居酒屋「九州 熱中屋 新宿西口駅前LIVE」がある。今日はこの店に入ることにした。


店に入ると左手にアルコール噴霧器と検温器を兼ねた装置が設置されている。検温を済ませ、手指の消毒を終えると店の奥に進む。ちなみに店はこのビルと1階と5階に分かれているが、ランチ営業は1階のみのようである。店内は入口からみて左手に厨房があり、その前にカウンター席が8席直線状に配されている他、その周囲を囲むように4人掛けのテーブル席が5卓配されている。
店主にカウンター席に座るように言われて、席に座ると、店主に「ランチメニューは1種類だが、それで良いか」と聞かれた。卓上に置かれたメニューは「期間限定ランチ」と書かれている。唐揚げ・明太子食べ放題、ご飯・汁物おかわり自由と書かれており、ご飯を大盛で注文することにした。


卓上にはメニューの他、重ねられたコップが置かれており、その脇に冷水のポットが置かれている。コップを1つ手に取ると、ポットから冷水を注いで一杯飲み干した。再び、冷水を注いで卓上に置く。卓上にはその他に、高菜、明太子、かっぱ漬けの入った容器が置かれている他、伏せられた状態で重ねられた小皿と醤油、七味、箸、楊枝、紙おしぼりが置かれている。
まもなく料理が一式載せられたトレーが運ばれてきた。トレーの上には唐揚げとご飯、味噌汁が載せられている。


小皿を1つ取り、卓上のかっぱ漬けの入った容器の蓋を取った。


カッパ漬けを小皿の上に適量取って、トレーの上に載せる。

箸と紙おしぼりを1つずつ取ると、紙おしぼりで手指を拭った。箸を取り、まずは味噌汁を飲む。
味噌汁はワカメの味噌汁である。


空腹ということもあって、胃袋に味噌汁のダシが染み渡るように美味しい。ワカメが味噌汁にボリューム感を与えていて、優しい味わいである。
続いて唐揚げでご飯を食べることにした。唐揚げは長方形の皿に6個載せられていて、その脇に千切りキャベツが盛られており、マヨネーズが添えられている。


最初に千切りキャベツを食べようとしたのだが、唐揚げに目が吸い付いて離れなくなった。そこで、まずは唐揚げを1つ食べてみることにする。
大盛のご飯はお椀に盛られている。


ご飯の上に唐揚げを載せた。


唐揚げにかぶりつく。一口大の唐揚げは衣がカリッとしていて、中はジューシーな味わいで美味しい。何もつけずに食べたのだが、後を引く美味しさである。1個だけ食べるつもりが、次から次に箸が伸び、あっという間に6個の唐揚げが無くなってしまった。
ここで我に返ると、皿の上に載せられた千切りキャベツを添えられたマヨネーズで食べた。キャベツの千切りを片付けると、かっぱ漬けでご飯を食べる。パリパリとした食感のかっぱ漬けは良い箸休めである。


かっぱ漬けを片付けてしまうと、唐揚げをお替りすることにした。お替りの仕方はカウンターに貼られている。


唐揚げを2個とマヨネーズを空になった皿に載せてもらった。


今度は唐揚げにマヨネーズをたっぷりの載せて食べる。マヨネーズをつけた唐揚げは、マヨネーズの酸味がサッパリとして美味しい。カリッとした衣の塩味にマヨネーズの甘味が加わって、ご飯も進む。2個の唐揚げで、お椀に残ったご飯を片付けた。
ここで、ご飯と味噌汁をお替り。2杯目のご飯は並盛にしてもらった。


次は明太子でご飯を食べる。明太子の容器の中には小さめの明太子を半分に切ったものが入っていて、スプーンが添えられている。


明太子をご飯の上にたっぷりと載せた。明太子でご飯をかき込む。


言うまでもなく美味い。プチプチとしたタラコの食感にピリッとした辛さがご飯に絡む。
明太子が無くなると、今度は高菜でご飯を食べる。高菜の容器には刻んだ辛子高菜がたっぷりと入っていて、箸が添えられている。


辛子高菜をご飯の上に適量載せて、ご飯をかき込んだ。ピリッとした辛みとシャキシャキした高菜の食感がアクセントになって、ご飯があっという間に減っていった。
辛子高菜が無くなると、再び明太子をご飯の上に載せて、残りのご飯を片付けた。

ここで、唐揚げを2個、追加で皿にのせてもらった。


もうご飯はいらないが、唐揚げだけを純粋に楽しみたいと思ったのである。唐揚げにたっぷりと残ったマヨネーズを絡ませると、唐揚げを口に放り込んだ。唐揚げの衣と中に詰まった鶏肉にマヨネーズが適度に絡んで美味しい。
唐揚げを堪能した後、味噌汁を飲む。


熱々の味噌汁は満腹になった胃袋を労わるかのように染み込んでいく。最後にコップに残ったお冷やを飲み干して完食。
身支度をすると、卓上に載せられた伝票を持って、店の入口脇のレジに進んだ。支払いは現金またはクレジットカードとなっている。クレジットカードで代金を支払うと店を出た。薄暗い店内から外に出ると、日射しの眩しさに目がクラクラとする。

日中は快晴で、上空には雲ひとつ無い澄んだ青空が広がった。昼間の最高気温は9℃で湿度が低く、北よりの風が吹いている。燦々と降り注ぐ日射しの温もりが感じられるものの、乾いた冷たい風が吹いていて、体感的にはかなり寒い1日となった。
午後はデスクワークで、仕事にひと区切りが着く頃には既に、窓の外は日が沈んで暗くなっていた。仕事に区切りをつけると、帰り支度をして職場を出た。

風が冷たく、寒中らしい寒さである。ダウンコートを着ていても、凍えるように寒かった。新宿駅から電車に乗って帰宅の途につく。
電車は比較的混んでいたが、途中、阿佐ヶ谷駅で座ることができた。席に座ると、途端に瞼が重くなってくる。襲ってくる眠気に身をゆだねて、しばらくすると、電車は多摩川を渡るところだった。

電車が日野駅に到着すると、電車を降りて改札を抜けた。駅西口のロータリー前で信号を待ちながら空を見上げると、上空には雲ひとつ無い澄んだ暗い空が広がっている。南の空高くに半月が浮かんでいて、煌々とした光を放っている。月の近くには星が瞬いていた。

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