
( 撮影会@葛西臨海公園 より続く )
午前中、正確に言うと昼過ぎまでずっと水族館内を写真を撮りながら歩き回っていたが、午後になってさすがに疲れた。お昼も食べていなかったが、特にお腹も空いていない。ただ、足が棒のようになって、とにかくどこか座って冷たいものでも食べたい気分である。
海鳥の生態コーナーを通り過ぎると、正面にレストラン「シーウィンド」がある。ここで少し休憩を兼ねてお茶をすることにした。
ちなみに店のメニューは入口左手に掲げられている。
意を決して店内に入った。店内は家族連れの客でかなり混んでいたが、ちょうど入り口近くのテーブルが空きそうだったので、声をかけてテーブルを確保させてもらった。入口からみて右手に進んでいくと、厨房がある。
この店はカフェテリア方式を取っていて、厨房に設けられた窓口で料理を注文し、最後に代金を清算する。厨房の右手、すなわち手前に定食コーナーがあり、中央に麺・スイーツコーナー、左手にドリンクコーナーがある。トレーをもって中央の窓口に向かうと、料理を注文した。
注文したのは「ぺんぎんのあしあと(ワッフルプレート(チョコバナナ))」である。料理は後から運んでもらえるとのことで、札をもらって先に進んだ。更にドリンクコーナーでアイスコーヒーを注文してレジに進む。レジで代金を払うと、レジの先にあるカラトリーのコーナーで紙ナプキンを1枚取り、更にガムシロップとミルクを1個ずつ取った。カラトリーのコーナーの脇には冷水器が設置されていて、その脇に紙コップディスペンサーがある。紙コップを1つ取ると、冷水器で冷水を注ぎトレーの上に置いた。それから確保したテーブル席にトレーを運ぶ。
しばらくして料理が運ばれてきた。料理にはナイフとフォーク、紙おしぼりが添えられている。2人で食べると思ったのか、ナイフとフォークは2組ある。1組はその場で返却した。
まずは紙おしぼりで手を拭き、お冷で少し喉を潤すと、アイスコーヒーを飲むことにする。アイスコーヒーは程よい苦みがあって、スッキリとして美味しい。
いよいよ「ぺんぎんのあしあと」を食べる。「ぺんぎんのあしあと」はフルーツを載せたチョコソース掛けのワッフルである。大きな皿の上には焼きたてのワッフルが5片ほど載せられていて、その上にカットオレンジが4片とカットバナナが5片ほどワッフルの上に載せられている。ワッフルの脇にはバニラアイスとホイップクリームが添えられていて、それらの上からチョコソースがたっぷりとかけられている。
皿の縁にはペンギンの足跡をデザインしたココアの粉がトッピングされていて、ペンギンが皿の縁を歩いて行ったかのようである。紙製のペンギンのピックを差したバニラアイスは既に溶け始めていて、溶けたアイスが広がってきている。あまり猶予はない。
最初にペンギンのピックを外してアイスを食べる。冷たいアイスは濃厚なミルク味が美味しい。ねっとりとした舌触りで、火照った体にしみ入るようである。溶けたバニラアイスをワッフルで拭き取り、更にその上にホイップクリームをたっぷりと載せて口に運んだ。ミルキーなホイップクリームと溶けたアイスがワッフルを包み込むようにして口の中に入ってくる。ワッフルのしっとりとした歯応えにチョコソースのビターな甘さが加わり、バナナやオレンジのフルーティーな甘さと食感がアクセントになっていて美味しい。
皿の縁のペンギンのあしあとをかたどったココア粉は見ていて可愛いらしいが、これも迷わずワッフルで拭き取るようにして口に運んだ。ココアのコクのある甘さがアクセントになってまた違った美味しさである。ひたすらにワッフルで皿の上に垂れたチョコソースやホイップクリーム、アイス、ココア粉を拭きとっては口に運ぶ。夢中で食べていると、皿の上のワッフルが綺麗になくなってしまった。スプーンで残ったクリームを掬って口にはこぶと、スプーンを置いた。
ワッフルを食べた後は、再びコーヒーを飲む。甘味が欲しくて、ガムシロップとミルクを注ぎ、ストローでかき混ぜて冷たいアイスコーヒーを楽しんだ。周囲のテーブルは家族連れでにぎわっていて、テーブルを1人で占領しているのが申し訳ないくらいだが仕方ない。せめて足の疲れを癒していきたいところだ。アイスコーヒーを飲みながら、カメラバッグの中から読み物を取り出した。しばらくはアイスコーヒーを楽しみながら、活字を読み進める。アイスコーヒーが無くなると、お冷を飲みながら記事を読んだ。
少し目が疲れたところで腕時計を見ると、入店してから小一時間ほどが経過していることに気付いた。少し足の疲れも癒えたように感じられたので、荷物を全てカメラバッグに放り込むと、食器を載せたトレーを返却口に運んで店を出た。
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