今日は曇り。今朝は上空に雲の塊を敷き詰めたような空が広がっていて、雲の隙間から青空が見えている。東の空に昇ってきた朝日は雲に隠れてしまっているが、雲の東の縁がほのかにオレンジ色に染まっていた。今朝の気温は11℃で湿度が低く、北よりの風が吹いている。出勤のために外に出ると、風がヒンヤリと冷たく感じられた。上空の雲は南から北にゆっくりと流れていくのが見える。塵ひとつ無い空気が清々しく感じられた。
今日からビジネスリュックサックをビジネスカバンにして出勤する。先週の金曜日に帰宅してからスーツの背中の生地が傷んでいることに気付いたからである。ビジネスリュックサックの中には職場の端末が入っていたこともあり、かなり重い。ビジネスリュックサックの下側の生地と腰のベルトが当たって、その間にスーツの生地が挟まるようにして擦れてしまったようだ。
カバンを変えると、職場の名札を必ず新しいカバンに入れることを確認する。これが無いと、職場に入れないからである。久しぶりにビジネスカバンを肩にかけると、その重さがずっしりとくる。ビジネスリュックサックは両肩で荷物を支えるが、ビジネスカバンは片方の肩で荷物を支える。結構、重い。
電車に乗って新宿駅に到着すると、改札を抜けて職場に向かった。職場に着いて窓から外を見渡すと、東京の市街地の西側には山々の稜線のシルエットが霞んで見える。東の空の雲の切れ間から朝日が射しこんで、執務室の中が明るくなってきた。
日中は曇り。上空には厚い雲が広がっていて、日射しが無く、スッキリしない空模様となった。昼間の最高気温は16℃で湿度が低く、南よりの風が吹いている。昨日よりも気温が下がって、乾いた風が冷たく感じられた。日射しが無いことも手伝って、空気がヒンヤリと感じられる。日が傾いてくると、雲を透かすようにして薄日が射してきた。
夜、仕事を終えて職場を後にした。新宿駅から中央線快速電車に乗って帰宅の途につく。週明けの月曜日ということもあるが、今日はいろいろとあって疲れた。帰宅する前に少しお休みをしていきたい気分である。そこで、電車が国分寺駅に到着すると、電車を降りて改札を抜けた。駅南口にあるセレオ国分寺2階に昇るエスカレーターに乗ると、カフェ「タリーズコーヒー セレオ国分寺店」に入る。
カウンター席の1つを確保すると、レジに向かった。注文したのは「クッキークリームチーズケーキ」と「チョコリスタ」のトールサイズである。「チョコリスタ」には「ホイップクリーム追加」「エスプレッソショット追加」「チョコソース増量」のカスタマイズをすることにした。
代金はタリーズカードで支払うと、レジのところで「クッキークリームチーズケーキ」の載ったトレーを受け取った。店の奥のカウンターで「チョコリスタ」の載ったトレーを受け取り、更に冷水を注いだ紙コップをもらう。カトラリー等が置かれているコーナーでスプーンとストローをトレーの上に載せ、確保したカウンター席に戻る。
さっそく紙おしぼりで手を拭くと、「チョコリスタ」にストローを挿して飲むことにした。
カスタマイズした「チョコリスタ」はチョコレートのフローズンドリンクの表面にホイップクリームをたっぷりと浮かべてチョコソースをかけてもらい、更にクーベルチュールチョコレートチップをトッピングしてもらっている。まさにチョコレート尽くしのデザートドリンクといった観を呈している。
ストローを思い切り吸い込んだ。エスプレッソショットを追加した「チョコリスタ」は苦みのあるビターな甘さで、贅沢な味わいが美味しい。濃厚なチョコレートのフローズンドリンクの中にはクーベルチュールチョコチップが入っていて、冷たい氷の粒の舌触りに食感のアクセントになっている。
ストローから口を離すと、スプーンでホイップクリームを掬って口に運んだ。チョコソースがかけられたホイップクリームはまるでスイーツのような味わいで美味しい。舌触り滑らかなホイップクリームにクーベルチュールチョコレートチップが食感のアクセントになっている。
ホイップクリームを楽しんだ後で、再びストローで「チョコリスタ」を飲む。ミルキーなホイップクリームにビターな甘さの「チョコリスタ」の組み合わせは至高の美味しさである。チョコリスタの味わいを楽しんだところで、一旦、ストローから口を離す。
続いてケーキを食べることにした。
「クッキークリームチーズケーキ」は薄いココア生地のビスキュイの上にチーズケーキを載せ、ココア風味のクッキーをデコレーションしたケーキである。
ケーキにフォークを入れて口に運んだ。「クッキークリームチーズケーキ」はアメリカのクッキーケーキをモチーフにしたスイーツで、なめらかでクリーミーな口当たりのチーズケーキに香ばしくビターな風味のクッキーが食感と味わいにアクセントを与えている。チーズケーキのコクのある甘さにクッキーのざくざくとした食感が美味しい。
ケーキを食べてしまうと、再び、「チョコリスタ」を飲んだ。ようやく落ち着いたところで、ビジネスカバンの中から文庫本を取り出す。「チョコリスタ」を楽しみながらしばらく本を読んでいると、グラスの中の「チョコリスタ」が空になった。
紙コップに入った冷水をグラスに注ぎ、グラスの中を綺麗に冷水で溶かしながら、少しずつ冷水を飲んで本を読む。グラスの中の水も無くなったところで、短編小説を1つ読み終えた。帰り支度をして席を立つと、食器を返却して店を出る。
国分寺駅の改札に入り、中央線下りホームに降りると、ホームに滑り込んできた電車に乗り込んだ。10分ほど電車に揺られて日野駅に到着すると、電車を降りて改札を抜ける。
暗い夜空には薄い雲が広がっているらしい。西の方角の空の一隅がボンヤリと明るくなっていた。今日の月は三日月である。月が薄く綿を広げたような雲を透かすようにして、光っていると知れた。
夜になってぐっと気温が下がって来た。夜風が冷たく感じられた。