去年の暮れから、3人の親しい人の犬達が天国に行ってしまいました。
12月に亡くなったのは、近所で一番親しくしているSさんちの黒柴のリュウ。
アレルギー皮膚炎で、数年前から毛が抜けて、最後は目も見えず、立ってるのもやっとでした。
それでもトイレは絶対に外だったので、飼い主さんは夜中の2時だろうが、寒くて凍える夜だろうが、一晩に何度起こされても外に連れ出していました。そんな介護が何年続いたでしょうか。最後は眠るように逝きました。15才でした。
Sさんは裁縫が得意で、リュウのはもちろん、シュシュの服もこれまで何枚作ってくれたでしょうか。数十枚‥数えきれないほどです。
これは最近作ってくれた服です。
「なぁんか犬の服作りたいんだよね。もうリュウいないから、シュシュの服作らせて」って。
リュウの服を作る予定だった生地で作ってくれたのもありました。
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11月の始め、私の一番古い犬友達のクニコさんから突然「ララが急性白血病で、余命1ヶ月の宣告を受けた」とラインが送られてきました。
まだ8歳のララ。私でさえ気が動転して頭が真っ白になりました。
それから何度か様子を伺いにララを見舞いましたが、いつもと変わらないように見えて、本当にそんなに悪いのかと信じられない気持ちでした。
神様は少しだけ猶予ををくれましたが2月10日に旅立ちました。
今までクニコさんちの歴代のゴールデン3頭は、息を引き取ってすぐ会いに行ってお別れができたのに、ララの時は急ぎの仕事をしていてどうしても会いに行けませんでした。
クニコさんの家にはいつも犬がいて、それが当たり前だったので、犬がいない家に行くのがとっても悲しくて怖くて、それもあってその後もずっと行けませんでした。
で、やっと、やっと先週行く事が出来ました。
亡くなってすぐに、「ララの使ってた物、貰ってくれない?」と言われていて、それもいただいて帰りました。
この大型犬の介護用ハーネスは、うちのほたる→クニコさんちのハニー→ララ→そしてニコルが使うかも、で戻ってきました。
犬のいない生活に少しは慣れた?と聞いたら、「ついつい天気予報を気にする癖が取れないわね。雨だと散歩できなくてどうしようって考えちゃう」と。そして「悲しいのも淋しいのも考えたらキリがないほど深いけど、今までララと仲良しだった犬達が、ララがいなくなってもしっぽ振って駈け寄って来てくれるのよ。それがすごく嬉しくて、ララが残してくれた幸せだなぁって、つくづくありがとうって気持ちになるわね」とご主人と目を合わせて笑っていました。
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そしてこのブログにも時々コメントを入れてくれるメイママさんちのメイちゃんが先月の26日に旅立ちました。
メイちゃんはシュシュと同じジャックラッセルテリアで、犬種で検索していてメイちゃんのブログに出会ったのでした。
メイママさんとは好きなものや共通点も多くて、時々コメントを入れているうちに親しくなり、6年前にうちが夫の実家鳥取に帰省した際、隣の県だったメイちゃん一家がわざわざ鳥取に会いに来てくれたのでした。
その時メイパパさんが運転する車の、後部座席の私たち夫婦の膝の上に、メイちゃんはとってもおとなしく座っていました。
うちのシュシュとは大違い。初めて会ったのに人懐っこくて、なんて可愛いんだろうって思いました。それからはメイママさんのブログに登場するメイちゃんを、まるで近所の子のように身近に感じていたのでした。
17歳で旅立ったメイちゃん。私の知る限りでは一番の高齢です。旅立つ日の最後のブログの写真は、今までと全く変わらず、おめめぱっちりの可愛いお顔でした。
メイちゃんとメイママさんは同じ誕生日で、それだけでも奇跡なのに、旅立ちの日も誕生日と同じ5月26日。その日が終わる少し前の午後11時に逝ったそうです。
誕生日をずっとずっとママと一緒に祝ってきたメイちゃんは、最後も一緒に祝って17年間のありがとうを言って旅立ったとしか私には思えません。
とってもとっても素敵な物語を読み終えたような気がして、メイちゃんが逝ってしまったことは悲しいんだけど、心の奥に何か暖かいものを感じています。
私たちを繋いでくれたメイちゃん。本当にありがとうね。
そして、メイちゃんちからも、フードやおやつ、そしてオムツなど、使ってくださいと一昨日荷物が届きました。
ああ、これみんな食べさせるつもりだったんだなぁ。って思うと切ないです。
旅立つ前の数日、食べなくなったメイちゃんに何とか食べさせようと工夫してたブログの記事が思い出されます。
そして荷物の中には、関東地方では販売されなくなったカールが入っていました。
ありがとう! メイママさん、とってもお茶目です。
みんなとってもとっても愛されて、そして家族をたくさん幸せにして、最高の生涯でした。
安らかに眠ってね。
私もメイパパも昼休憩のときに拝見して
職場のデスクのところで涙が止まらなかったです。
シュシュ母さんの優しい言葉が嬉しいです。
メイがここに居ないことが、まだまだ信じられないですが、
「たくさんの幸せをありがとう」と感謝したいです。
永遠の17歳のメイが、虹の橋のたもとで私たちを待っていてくれることを信じています。
メイのものを、たくさん貰って頂いてありがとうございました。
これからもどうぞよろしくお願いします!
シュシュが喜んで食べています。
人間の子供だったら、幼稚園に行き、学校に行き、親の知らない時間や友達が増えていきますが、犬は家に来た時から別れるまで、ずっーと家族だけを見つめ続けてくれます。
時々「お前は何のために生まれて来たんだい?」って犬に聞いたりします。
本当に私たちを幸せにしてくれるためだけにこの世に生を受けたかのようです。
17年間一緒にいた習慣はたやすく忘れられるものではないと思います。
私も以前犬を失った時は、ゴハンの時間、散歩の時間…無意識に身体か動いちゃったり名前を呼んでしまったり。
その度に「そうか。もういないのか」と、喪失感でいっぱいになりました。
今まで普通だった毎日が、本当はかけがえのない幸せな日々だったと、失ってからあらためて感じるものですね。
バトンを渡されたココちゃんも、きっとメイパパさんとメイママさんをたくさん幸せにしてくれるはず。
メイちゃん同様、たくさんたくさん愛してあげてね。
PS.
ブログでもうメイちゃんに会えないので、私もメイちゃんロスです。😢