8番 内なる自己
わたしの身体は、わたしの魂がわたしの身体の内にあるより、わたしの魂の内にあるほうが多い。わたしの身体と魂は、それ自身の内にいるより、神の内にいるほうが多いのです。
魂はその存在を神から直接に受け取ります。それゆえ、神は、魂が自分に対するよりも、魂により近く存在します。それゆえ、神は魂の根底において、その全神性を備えて存在するのです。
魂はふたつの目をもっています。内なる目と外なる目です。魂の内なる目とは存在の内を見て、その存在を直接神から受け取る目です。
魂の外なる目とはすべての被造物に向けられるもので、それらを映像としてとらえ、魂の力で知覚するような目です。
神がわたしを見るとき、そのことによって、わたしに存在を与えられます。わたしが神を見るとき、そのことによってわたしは自分の存在を受け取るのです。魂には理性的な認識する存在があります。それゆえに、神がいるところそこに魂はあり、魂のあるところ、そこに神もいるのです。
どうか、私たちが内なる自分を見つけることができますように…。
教え 10番