ヒルデガルト・フォン・ビンゲン(1098-1179)
中世ドイツのベネディクト会系女子修道院長であり神秘家、作曲家。史上4人目の女性の教会博士。 神秘家であり、40歳頃に「生ける光の影」の幻視体験をし、女預言者とみなされた。Wikipedia
生ける光
「子供の頃から」と彼女は語った。
私はいつも、私の魂の中に光を見るのです。それは外的な眼で見るのでもなければ、心の中の考えによって見るのでもありません。外的な五官は、この視覚には関係がないのです。
…私が感じる光は
場所的なものではなくて、太陽を運ぶ雲よりもずっと明るいのです。私はそこに、高さも広さも、あるいは長さも区別することができません。
私がそういうヴィジョンの中で見たり学んだりすることは、いつまでも私の記憶の中に残っています。私は見、聞き、そして同時に知るのですが、私は、私の知ることをいわば瞬間のうちに学んでしまうのです。
・・・この光の中には、全くどんな形もみつけることはできません。もっともその中に、ときどき、私が生ける光と名づけた別の光を認めることはあります。
・・・私がこの光をみることに恍惚としているあいだ、あらゆる悲しみと苦悩は、私の記憶から消え去っているのです。
彼女の描いたマンダラ
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