なぜ１８歳を成人にする必要があるの?

平成２２年４月から１８歳を成人とすることについて１３日の参院本会議で成立しました。
安倍さんは，成人年齢を引き下げの狙いを「若者の自立を促し，社会の活性化につなげる」としています。
また，上川法相は「１８，１９歳の積極的な社会参加を促し，社会に活力をもたらす」と述べています。
しかし，成人を１８歳にするとそんなことが達成できるのだろうか。
いかにも浅はかな考えです。
マスコミはデメリットを強調しているけど，確かにメリットが思い浮かびません。
安倍さんはもう一つの理由として，他の先進国の多くが１８歳だという。
しかし，現在の日本の１８歳の若者を見た時に果たして大人と言えるでしょうか。
戦前の１８歳はしっかりしていました。
しかし，戦後の昭和ボケが続いた結果，親も学校も社会も子供の教育を間違ってしまったのです。
それは民主主義をはき違えた団塊の世代以降の責任とも言えます。
権利は主張するけど義務を果たさない。
ルールを守らなくても，それが個性だという詭弁を主張する。

友人の中学校教師からこんなことを聞きました。
生徒がシャツの下に柄の入ったTシャツを着てきました。
それを注意したところ，親が学校に乗り込んできました。
シャツは白の無地としている校則を説明したところ，それは子供の個性を奪うものだとまくしたてたそうです。

学校がなぜ校則でこのことを決めたのか。
それを子供に教えるのが親の役目です。
そもそも学生服の白のシャツの下に柄のTシャツを着ること自体センスがないよね。
親がまともな教育が出来ない今，１８歳を成人とすることなど時期尚早と言わざるを得ません。

前述のような子供が社会に出て来るので会社も困っています。
研修で学生気分を抜くところから始めなければならないんです。
もし，この法案を押し通すのであれば，１８歳になったら自衛隊に入隊することを義務として，大人としての常識をたたき込んでからにしたらどうだろうか。
ある自治体では新入職員の最初の研修に自衛隊への体験入隊を行っていると聞きました。
皆さんも新入社員の教育に苦労されていませんか?