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三国志の時代からさかのぼること三百年,後漢を建国して中国統一を果たした光武帝に最も信頼された武将である呉漢の生涯を描いた小説です。
上巻のブックカバーには以下の記載があります。
「ただの小石が、黄金に変わることがあるだろうか―。貧家に生まれ、一生、地を耕して生きて行くと思っていた呉漢は、天下統一を目指す劉秀とめぐりあい、その将となるが…。後漢を建国し、中国統一を果たした光武帝に最も信頼された武将の生涯を描く」
下巻では,王莽の圧政に叛旗を翻した多くの武将と長く続いた戦いのなかで,呉漢は光武帝・劉秀のゆるぎない信頼を得て,天下の平定と光武帝のためにすべてを捧げた武将の戦いを描きます。
中国の歴史小説はとても面白いのだけど,国が広く地名もややこしいのでなかなか頭に入りきらず苦労します。
さらに巻頭に地図が載っているのだけど,本文に出てくる地名が網羅されていません。
また,呉漢がいつの間にか兵法を身に着けている。
それはちょっと不自然ではないだろうか。