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Blog☆HiloⅡ

迷走する東京オリ・パラはどこに向かっているのか

ボート・カヌー,バレーボールなどの会場がようやく決まったと思ったら今度はゴルフ会場でごたごたが始まりました。
すでに2013年に「霞ヶ関カンツリー倶楽部」に決定していたものが,再び変更の議論の対象となっている。
当初の「若洲ゴルフリンクス」に戻したらどうか,という提案だ。
きっかけは森会長の仕事始めのあいさつだ。
この人は一体何を考えているんだろうね。
個人的には「若洲ゴルフリンクス」の方がいいと思います。
しかし,なぜ「霞ヶ関カンツリー倶楽部」に決定したのか,その説明が出てきていません。
「霞ヶ関カンツリー倶楽部」の地元川越市ではすでに機運を盛り上げるためのイベントも始まっているというのにね。
そしてもう一つ。
ボート・カヌー会場に決定した「海の森水上競技場」。
会場となる埋立地の帰属をめぐって江東区と大田区のバトルが続いています。
この争いはオリ・パラとは関係なく40年以上も前から続いているものですが,今回は「レガシー」のブランド力をどちらが握るかという損得勘定が大きな問題となっているんです。
まあこちらについては,どちらも特別区なんだから東京都知事の一声で決定させればいいのだけど。

2020年に向けて全く盛り上がらないオリ・パラ。
ボクは今からでもやめてほしいと思うのだけど,先日パラリンピアンの講演を聞く機会があって,少し見方が変わりました。
土田和歌子さんという車椅子マラソンの選手をご存知ですか?
ホノマラで連続10回の優勝を続けている選手です
選手の2020へ向けた思いを聞いたとき思ったんです。
東京で派手に開催する必要は無いと思う。
しかし,福島や熊本の復興を共に考えていけるようなオリ・パラなら賛成できる。
そして,東京一極集中からの脱出の一歩になればもっと嬉しい。

トップの写真は1964年の東京オリンピックのポスターです。
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