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二部では飯沼勲が清顕の生まれ代わりとして,物語は本多を中心に展開するのだけど、三部では清顕は本多の輪廻転生の研究対象という程度となります。
いったいこの作品の主人公は誰なのか?
そう思って読み進めていったのですが、三部を読み終えて気付いたのは、なんと主人公は著者の三島由紀夫に思えてきました。
いや、四部を読めばまた変化があるんだろうか。
四部も先入観を持たずに読んでみたいと思います。
さて、三部で中心となるのは本多です。
一流の弁護士として富を築き、商社の弁護のため仕事で訪れたバンコクで清顕の生まれ変わりのジン ジャンと出逢います。
本多は弁護士としての仕事を終えインドへの旅に出ます。
作品の中で彼はこの旅について「人生にとって何かきわめて重要きわめて本質的なものを見た」と述べています。
それが輪廻転生の神秘ということなのでしょう。
バンコクからの帰国後に第二次世界大戦が始まりますが、戦時中にも輪廻転生の研究を行っています。
戦時中の苦労が書かれていないということは,そういう生活を送ることができたということなのでしょう。
戦後には御殿場の広大な敷地に別荘を建築します。
この別荘をめぐって,上流社会?の乱れた交流や本多の隠れた性癖が生々しく描かれます。
さらにはそこにタイのお姫様ジン ジャンも加わることになります。
ここまでくるとちょっとやりすぎかなというようにも思えてきます。
そして三部の締めくくりにはジン ジャンの双子のお姉さんが登場して四部に続きます。
さて、この後はどんな展開になるのでしょうか。
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