オーガニックコットンってなに？

オーガニックコットン，名前はよく耳にするけど。
直接肌に触れるタオルがオーガニックなら安心？
オーガニックで育てた綿花から作られた肌着なら肌にいいのかな？
オーガニックという言葉の響きだけで体に優しそう。
そんな風に思っていませんか。
しかし実際はそうではないんです。
オーガニックコットンと一般的なコットンの肌へのやさしさの違いはありません。
実は「肌にいいかどうか」はオーガニックコットンでも普通のコットンでも同じなんです。
コットン製品は、有機栽培でもそうでなくても肌にやさしいんです。
では、あえてオーガニックコットンを使用する理由は何でしょうか？
オーガニックコットンを使用する理由は、「自然環境や栽培に携わる人にやさしい素材だから」なんです。
普通のコットン栽培では、害虫駆除、落葉剤など、たくさんの化学肥料と農薬が使われています。
つまり、綿花栽培をすると土壌や水質への環境負担がとても大きいのです。
一方、オーガニックコットンは農薬と化学肥料を使わずに栽培するため、土壌や水質汚染が少なくなります。
普通のコットンよりもオーガニックコットンの方が環境や身体への悪影響が少なく、地球にも自分の身体にも良い素材だということですね。
もう一つ，オーガニックコットンの栽培基準には、農薬や化学肥料を使わないことだけでなく、労働者の安全や健康・児童労働に関する規約も含まれています。
オーガニックコットンの積極的な使用は、綿花栽培に携わる人々を守ることにもつながるということなんです。
だから野菜のオーガニックとはちょっと違うんです。
ボクはかつてオーガニックで野菜を作っていました。
しかし今は減農で作っています。
必要最小限の農薬を使うことがベストだと気付いたからです。
人間だって病気になれば薬を飲むでしょう。
野菜だって同じことです。
だからオーガニックコットンにはこだわりません。
必要最低限の農薬や化学肥料で育てたコットン。
そして労働者の安全や健康・児童労働についてしっかり管理して作られたコットン。
そうした製品があれば購入したいと思います。
下着メーカーで有名なGUNZEさんがオーガニックコットンについて詳しく書いています。