この本と出合った時に,はじめに頭に浮かんだのが女性騎手の藤田菜七子さんでした。
もしや彼女が主人公ではないかと。
しかし,彼女が登場したのはこの本が刊行された翌年です。
ということは藤田さんの活躍を予言したような小説だったんです。
それも加わってさらにこの作品が話題を呼んだのでしょう。
ここまで現実とリンクするとは著者も予想していなかったそうですが,藤田さんもこの作品を絶賛しているそうです。
物語は主人公の芦原瑞穂(18歳)が地方競馬界にデビューするところから始まります。
しかし,彼女を受け入れた厩舎は「藻屑の漂流先」と揶揄される寂れた弱小厩舎。
さらに調教師,厩務員たちは人生をあきらめきったポンコツ集団。
当然のことながら強い競走馬も持てず,偏見,セクハラ,嫌がらせを受けながらでも頑張っていた矢先に出合った一頭の馬。
そこからの物語が展開していきます。
続編として「蒼のファンファーレ」も読まないと完結しませんよ。
競馬に興味がない方にもおすすめの一冊です。
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