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上巻に引き続き読んでみました。
下巻は自分の記憶と対比しながら読み進むことができました。
泥沼化するベトナム戦争,デタントの進展と「新冷戦」への転換,そしてゴルバチョフの登場を経て冷戦が終わるまでが描かれています。
ブックカバーの折り返しには以下のように概要が記載されています。
「キューバミサイル危機後,泥沼化するベトナム戦争が世界に衝撃を与えた。1960年代末から米中ソはデタントへ向かうものの,70年代末には再び対立が強まり,「新冷戦」と呼ばれた。だが,その背後では西側経済の優位と東アジア経済の躍進により,第三世界の国々が社会主義を放棄しつつあった。そしてソ連にゴルバチョフが登場し,冷戦は終焉を迎えるが。戦争と対立が続く現代に,冷戦は何を遺したのか。」
とあります。
上記に「第三世界の国々が社会主義を放棄しつつあった」時代が出てきますが,この先の世界情勢は全く予想が付きませんね。やはり,注目は中国とロシアの存在ということになるのでしょうか。